子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は親子の成長、夢の育みを応援します!

新米ママ必見!0歳~1歳赤ちゃんのお祝い行事まとめ

掲載日: 2016年7月15日更新日: 2016年7月15日宇都宮 薫

赤ちゃんが産まれると、お七夜、お宮参り、お食い初め、初節句など、1歳になるまでにたくさんのお祝い行事がありますよね。でも、行事が持っている本来の意味や、お祝いの席に何を用意したらいいのかなど、よくわからないという人も多いのでは? そこで今回は、誕生から1歳の誕生日までに行う、お祝い行事をまとめました。

1歳まではお祝い行事がたくさん!

お七夜(生後7日目)

赤ちゃんが生まれて7日目に、誕生を祝い、健やかな成長と健康を願う行事です。両家の家族や親族を招き、赤ちゃんの名前を半紙などに書いて披露します。現代ほど医療が発達していなかった時代は、赤ちゃんの死亡率も高かったため、7日間を無事に過ごして初めて誕生のお祝いをしたといわれています。

赤飯や鯛などのお祝い膳などを用意するのが習わしですが、出産直後はママの体調も万全ではないので、出前のお寿司やケータリングで済ませることも多いようです。形式にとらわれず、無理のない範囲で行いましょう

お宮参り(生後1カ月頃)

赤ちゃんが生まれて初めて神社にお参りする行事です。パパ、ママや祖父母と一緒に地元の産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈願します。地域によって異なりますが、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目に行うのが一般的です。

現在では日にちにこだわらず、ママと赤ちゃんの体調や天候を考慮して行うことが多いようです。

神社ではお祓いを受けて祝詞をあげてもらいましょう。祈祷料の設定がない場合は、5,000円〜1万円くらいを包むのが目安です。

お宮参りの記念に写真館で家族写真を撮るのもおすすめです。お宮参りで赤ちゃんが羽織る「祝い着」は、写真館でレンタルしてくれる場合もあるのでチェックしてみましょう。

お食い初め(生後100日頃)

生後100日ごろに、赤ちゃんが一生食べ物に困らないように祈願するお祝いです。祝い膳を用意して、赤ちゃんに食べさせる真似をします。祝い膳の内容は、尾頭付きの鯛、赤飯、お吸い物、煮物、香の物など。

また、丈夫な歯が生えてくることを願って「歯固めの石」を用意します。石は、お宮参りの際などに神社で小石を拾い、儀式が終わったらお返しすることが多いようです。歯固めの石にお箸を当ててから、願いを込めて、そのお箸を赤ちゃんの歯ぐきにやさしく触れましょう

初正月

赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお正月を盛大にお祝いします。無病息災の願いを込めて、男の子には破魔弓を、女の子には羽子板を贈ります。もともとは母方の祖父母が用意していましたが、現在では父方の祖父母と折半したり、両親が購入したりすることも多いようです。破魔弓や羽子板は12月中旬から1月中旬まで飾るのが一般的です。

次は初節句や誕生日のお祝いの仕方を紹介します。


初節句

赤ちゃんが初めて迎える節句です。健やかな成長と厄除けを願い、女の子は3月3日の桃の節句、男の子は5月5日の端午の節句にお祝いします。初節句が生後間もない場合は、お祝いを翌年にまわす場合も多いようです。

<桃の節句(3月3日)>
雛人形を飾って女の子の健やかな成長を願います。雛人形には、災いを身代わりになって引き受けてくれるお守りの意味合いがあります。お祝いの献立は、ちらし寿司やハマグリのお吸い物など。ひなあられや白酒、桃の花を供えてお祝いします。

<端午の節句(5月5日)>
兜飾りや武者人形、鯉のぼりを飾って男の子の健やかな成長を願います。邪気を払う薬草とされる菖蒲の葉を湯船に入れて浸かる風習も。菖蒲は「勝負」「尚武」とかけた縁起物としての意味合いがあります。柏餅やちまきなどを食べてお祝いします。

誕生日(1歳)

1歳まで無事に成長したことを盛大にお祝いします。部屋をかわいく飾り付け、ケーキや赤ちゃんの好きな食べ物を用意してあげましょう。1歳の記念に、手形や足形を残すのもおすすめです。このときには「一升餅」や「選び取り」を行う家庭も。

<一升餅でお祝いする>
1歳の誕生日に、約2kgの一升餅を風呂敷などに包み、赤ちゃんに背負わせて歩かせる風習があります。「一升」と「一生」をかけて、「一生食べ物に困らないように」との願いが込められています。また、「誕生日前から早く歩き出すと将来早く家を離れるようになる」との考えから、お餅を背負えずに転んでしまったほうが縁起がいいとする地域もあります。無理強いはせず、赤ちゃんを見守ってあげましょう。

<選び取り>
お祝いで行う行事のひとつに、赤ちゃんの将来を占う「選び取り」があります。家庭にあるさまざまな品物を床に並べて置き、赤ちゃんが最初に手に取るもので、将来の職業や才能を占います

筆(芸術や物書きの才能)、電卓(計算が得意になる)、お金(お金に困らない)、くし(おしゃれになる)、ボール(運動神経抜群)、辞書(成績優秀)、スプーン(食べ物に困らない)など、並べる品物に決まりはありませんが、それぞれの品物の意味を決めて準備しましょう。カードに品物の絵を描いて選ばせる方法で行う家庭も多いようです。

最新トレンド!生後6カ月を祝う「ハーフバースデー」

最近では、1歳の半分、生後6カ月でハーフバースデーのお祝いをする人も増えています。ハーフバースデーの様子をブログにアップしている芸能人ママも多く、ここ数年で徐々に浸透してきたようです。

6カ月といえば、離乳食を食べ始めたり、おもちゃで遊ぶようになったりと、大きな変化が出てくる頃。この時期にしか見られない表情を思い出に残すためにも、バルーンやガーランドなどでお部屋を賑やかに飾ってたくさん写真を撮っておきましょう。離乳食ケーキを手作りしてお祝いする人も多いですよ。

今回紹介したお祝い行事は、「必ずしもやらなくてはいけないもの」ではありません。とはいえ、赤ちゃんだけでなく、毎日がんばっているママやパパへのご褒美としても、家族みんなで楽しくお祝いできるといいですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • RSS
  • follow us in feedly
  • チェック

ライター紹介

宇都宮 薫

編集プロダクション勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、単行本(ビジネス書・実用書)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは、出産、育児、健康、おでかけ、芸能、グルメなど。まち歩きとバイクが好き。

ライターの最新記事

あなたにオススメの記事