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1歳の息子にバカウケ!高速と低速で『手遊び』【パパ連載】

掲載日: 2017年1月17日更新日: 2017年1月18日西條一法

パパが1歳〜2歳の子どもとスキンシップを取りたいときに、覚えておくと便利なのが「手遊び」です。ところが最初は大ウケだった手遊びも、子どもが慣れてくるとあまり反応しなくなってしまうものですよね。そんなときに役立つ簡単なテクニックとポイントを、動画つきで紹介します!

大変だ!いつもの手遊びが通用しないぞ!

みなさん、こんにちは。「いこーよ」編集部の西條です。児童館のお遊戯会に参加すると毎回脱走する、1歳6カ月の息子がいます。テレビでほかの子どもが踊っているのを見たり、リズム遊びをしたりするのは好きなんですけどねえ。きっと大人数の前が苦手なのかな?

そんな1歳にしてシャイな息子を寝かしつけるときに「きゅうりができた」や「ぞうきん遊び」などの「手遊び」をしています。足をゆらゆらさせたり、ツンツンしたりするのが親子のいいスキンシップになるのと、子どもが笑い疲れて寝やすくなってくれるのがありがたいです。

あと、普段から音楽に合わせて動くことに慣れて、お遊戯会でも踊ってくれるようになるといいなあと(笑)。

でも最近、いつもの手遊びをしても子どもの反応が鈍くなってきました。どうやら、1歳児の世界にも流行りすたりがあるようです。とはいえ、寝かしつけは毎晩続くわけで「きゅうりができた」と「ぞうきん遊び」をそうそう簡単に「一発屋」にしてしまうわけにはいきません。何より、新たな手遊びを覚える時間がこちらにはない…

そこで編み出したのが「高速」と「低速」で手遊びをアレンジする方法です。

高速&低速手遊びで動きや歌に「緩急」をつける

リズムや動きのスピードを変える、という発想はとくに新しいものではありません。サッカーのドリブルや、野球の投球、テニスのラリーなどではボールの速度を変えたり、ボールの回転を変えたりする「緩急」が重要なのは有名ですよね。

それが1歳児に、かつ手遊びで通用するのかは、やってみるまでわかりませんでしたけど(笑)。というわけで、「きゅうりができた」でやってみた動画がこちらです。

ちなみに「きゅうりができた」は子どもを寝かせて両足を持つところからスタートし、ツンツンと刺激したり体をさすったりしてスキンシップをする手遊びです。

「きゅうりができた」をくわしく見る。

動画の序盤は通常のスピードで「きゅうりができた」をやっています。息子は、最初はニッコリしてくれているものの、後半は完全に飽きています。最初のニッコリも、よくよく見ると動画を撮影してくれている妻に向けたものなんですよね…。これはマズイです。

ところが、その後に続く高速バージョンでは、最初の足を振る場面でこの表情! 低速バージョンでは「塩振ってぱっぱぱ」のところで声を出して笑ってくれています。1歳の息子にも思っていた以上に「緩急」がおもしろかったようです! 次からは、実際にやってみて見つけた高速と低速バージョンのポイントを紹介しますね。


高速バージョンのポイント:歌は自分の限界の速さで、動きはキビキビと!

高速バージョンをするときのポイントは、自分のできる範囲で歌を速く歌うこと。速すぎて言葉が流れてしまうようではいけません。「手遊びの歌」と子どもが聴いてもハッキリわかるレベルで、かつ最速を目指してください。音程を高くすると、やっている自分としても高速な感じが出て楽しいです。

動画はダイジェストなので写っていませんが「両手を合わせてパチン!」のところもなるべく速く言いながらやると、子どもが笑ってくれるポイントになります。

歌に合わせて動きも早く、キビキビと動くといい感じ。「ぱっぱぱ」や「きゅっきゅきゅ」のところでは、歌と同じリズムで突っついたり、脇をさすったりしてあげましょう

<高速でやるときのポイント>

  • 歌をできる限り速くし、通常時との違いをハッキリ出す
  • 音程を少し高めにすると歌いやすい
  • 動きはキビキビと、メリハリをつけるとよい

今度は「低速」でやってみたときのポイントです。


「低速」は「タメ」を作るのがポイント

「低速バージョン」では、スローの再生映像のようにゆっくりと、声も低くしています。そのせいで妻に「何回見ても声がキモイ」と言われます(笑)。でも、子どもがウケてくれればそれでいいんです

「低速」の場合、動きに「タメ」を作るといい感じです。最初の「きゅうりができた」で足を左右に振りきったときにちょっと止めて、「塩振ってぱっぱぱ」のところは、手だけ先に出して、ゆっくり下に降ろしています。

ジェットコースターが最初の坂を登り切って落ちる前にある一瞬の間、のような「くるのがわかっているけど、なかなかこない」のがおもしろいようです。指を見せながらゆっくり降ろすと、突かれたときに大喜びします。喜ぶポイントは子どもによって違うと思いますので、ツボを見つけたらそこをもっと大胆にやるといい感じです。

<低速でやるときのポイント>

  • 声はいつもよりも低くしてギャップを出す
  • 動きはゆっくりと、タメを作るイメージ
  • 「ぱっぱぱ」のところは、先に手を見せながらゆっくり降ろす

パパが楽しんでやると、子どもにも伝わりやすい

高速と低速の手遊びが子どもにウケるということに気がついてからは、通常→高速→低速の順に3回やっていました。高速から低速になったときのギャップもまた、ウチの息子にはおもしろいようです。

ほかには高速バージョン中にいきなり低速にしたり、子どものウケが悪いところは急にスピードを上げたりするなど、リズムをところどころで変えると、楽しいリアクションを返してくれます

それから手遊びをするときは、僕自身も全力で楽しんでやるようにしています。毎日やっていると、つい惰性でやってしまいがちなんですけど、そういうときってやっぱり子どものウケがよくないんです。「スゴイ楽しい遊びをこれからするぞー!」という気持ちで、テンションを上げてやるのが、ひょっとしたら一番ウケてくれるコツなのかも!

「きゅうりができた」などの手遊びは簡単に覚えられます。ちなみに僕の場合は、妻が児童館などで習ってきたものを見て覚えました。赤ちゃんや幼児との遊び方がよくわからないという新米パパは、今回の動画でぜひ「きゅうりができた」を覚えて、慣れてきたら高速や低速にもチャレンジしてみてくださいね!

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ライター紹介

西條一法

39歳のときに子どもが生まれて育児の楽しさを知り、40歳にして某ゲーム雑誌から「いこーよ」編集部に電撃移籍した。「きかんしゃトーマス」で感動して泣く41歳。最近のマイブームは、子どもに絵本を読むことと、体力が続く限り一緒に遊ぶこと。お風呂と寝かしつけも担当しているが、最近は息子より先に自分が寝てしまう。

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