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子ども用自転車の正しい選び方! 練習のコツも紹介

掲載日: 2017年2月23日更新日: 2017年2月23日飯田友美

3歳から4歳くらいになると、自転車を欲しがる子が増えてきます。「周りにも自転車に乗っている子が増えてきたし、そろそろうちでも…」と、考えているパパやママも多いのではないでしょうか? そこで今回は、自転車販売のチェーン店ダイシャリン杉並今川店さんに、正しい自転車選びのポイントを伺いました。

自転車デビューに大切なことは?

子どもがはじめて自転車に乗るときは、乗り始める時期や自転車のサイズなど、わからないことが多いですよね。では、自転車デビューをするうえで大切なことはどんなことなのでしょう。

まず大切なのは、本人にやる気があるかどうかですね。子どもが自分で『乗りたい』 と言い出したときが、スタートするタイミングです。」

ちなみに、はじめて子どもに自転車を購入する年齢は、3歳後半から4歳くらいが多いそう。今は1、2歳から乗れるキックバイク(ストライダーなど)もあるので、それで蹴る練習をしてから自転車に移行していくのもいいとのことです。

【参考】自転車習得の近道?だけじゃない! ランニングバイクの魅力とは

「購入する自転車も親の好みを押し付けたりするのはよくないですね。子どものやる気が出るように、本人が気に入ったものを買ってあげたほうがいいですよ。」

幼児用の自転車にも、さまざまな色やデザインがあります。パパやママの好みもあると思いますが、乗るのは子ども。自分の好きなものなら楽しく乗れるはずなので、できるだけ子どもの意見を尊重してあげたいですね。


年齢? 身長? 適性サイズの自転車の選び方

次は、自転車の選び方についてです。自転車の適性サイズはどうやって見極めるのでしょうか。

「この時期は、自転車の大きさそのものというよりも、ペダルをこぐ力がついているかどうかが大事です。補助輪つきの幼児用自転車は、足が地面に届かなくても大丈夫。足がペダルに届いて、しっかりとこげるものを選びましょう。」

補助輪つきの自転車の場合は、少し大きめのサイズを選ぶといいそうです。転倒する危険が少ないことや補助輪が外れるころにちょうど成長して足が地面に着くようになるのが理由です。

基本的には、自転車は年齢ではなく身長で選びます。目安として、身長○○センチは○○インチという表などがありますが、それはあくまでも目安なのだそう。メーカーによっても大きさはさまざまで、サドルの位置やハンドルの形などによっても差が出てくるとのことです。

サイズは実際に乗ってみて選ぶのが一番です。長く乗れるようにと大きめのものを選びたいところだと思いますが、たとえ大きめのものを買ったとしても、乗れる期間はせいぜい1年延びるか延びないかです。安全面も考えると、体にぴったりと合うサイズのものを選んでほしいですね。」

最近では、インターネットでも簡単に自転車を買えますが、子ども用の場合はできるだけ自転車屋さんに行って、体に合うかを実際に確認したほうがいいそうです。また、自転車屋さんは自転車選びのプロですから、いろいろなことを教えてもらえます。ぜひ、お店に足を運んでみてください。

補助輪なし自転車への買い替え時期は?

はじめての自転車を3歳から4歳ごろに買ったとして、次の買い替え時期はいつでしょう。

1度目の買い替え時期としては、小学校1年生から2年生くらいでしょうか。小学生になると1人で少し遠いところへ出かけるなど、自転車の使用条件も変わってきますよね。体も大きくなり力もついてきますから、それに合ったものを選ぶようにするといいでしょう。」

補助付きの幼児用自転車と違って、補助なしの場合は安全のためにも足がしっかりと地面に着くことが大切です。また、体の小さい子にはハンドルやサドルも低めのものがいいようです。


安全に乗るために必須! ヘルメットの選び方

自転車が決まったら、次にそろえたいのが「ヘルメット」。頭のサイズに合ったものを選びますが、今は内側で大きさを調整できるものが多いとのこと。ヘルメットには、大きく分けて「ハードシェルタイプ」と「ソフトシェル」タイプがあります。それぞれの特長は下記の通り。

ハードシェル…外側がかたく丈夫なので、子どもが投げたり落としたりしても痛みにくい
ソフトシェル…軽い素材を使っているので、小さな子でも持ち運びしやすい

安全性はどちらも同じだそう。子どもと相談しながら、好みの色や形のものを選んでみてはどうでしょうか。

ヘルメットも自転車と同様に、できるだけ長く使いたいと思うかもしれませんが、基本的に『消耗品』だと思ってください。内側の緩衝材の寿命は3年ほどです。きょうだいなどで使いまわさず、その子に合ったものを選んであげてください。」

2017年現在、中学生まではヘルメットの着用が努力義務となっています。安全のためにも嫌がらないように、子どもの好みを聞いてあげるといいですね

自転車屋さんに聞いた自転車練習のコツ

最後に、補助輪を外して練習したいと思ったときの練習方法を聞いてみました。

まずはペダルを外して、地面を蹴ってバランス感覚をつかむ練習をするといいですね。そして、慣れてきたらペダルをつけます。子どもが転ぶのを怖がるようでしたら、プロテクターなどを使ってもいいと思います。」

【参照】2〜3時間で乗れる子どもも!補助輪なし自転車練習のコツ

「もしうまくいかずに挫折してしまったときは、子どもの性格に合わせた親の後押しが必要です。おだててうまくいく子なら、たくさんほめて励ましてあげたり、反対に突き放したほうが頑張れる子には、わざと突き放してみたり、いろいろと試してみてください。」

自転車の練習は、できれば早いうちに始めたほうが、大きくなってから練習するより、親も子も楽とのことです。

とはいえ、自転車に乗り始める時期や選ぶポイントは子ども次第。それぞれにタイミングや好みがあるので、子どもの気持ちに寄り添うことが大切ですね。そして練習するときは、あらかじめ安全な場所を探しておくことも忘れずに。親子で楽しく安全な自転車デビューを迎えましょう!

お話を聞いたのは…

  • サイクルプラザダイシャリン杉並今川店

    宮城・秋田・福島・岩手・埼玉・東京・神奈川に店舗を持つ自転車販売チェーン店。電
    動自転車、折りたたみ自転車、子供用自転車、通勤自転車はもちろん、趣味やスポーツ
    で自転車に乗っている人向けの自転車もあります。自転車のことなら何でもご相談くだ
    さい。スタッフ一同、ご来店お待ちしております!

  • 「ダイシャリン」公式ホームページ
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ライター紹介

飯田友美

出版社、編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライターに。好きなものは猫とパンダ、趣味はライブに行くこと、お芝居を観ること。杉並区在住。2児の母。

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