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ベビーマッサージを家で行う際のポイントや注意点とは?

掲載日: 2015年1月30日更新日: 2018年1月22日竹下沙弥香

最近ベビーマッサージのレッスンを受けたり、市販本やDVDを参考にしながらおうちでマッサージを行うパパ・ママも増えているよう。でも、生まれたばかりの赤ちゃんに自分1人でマッサージをするのはなんだか怖いという声も。そこで、『ベビーマッサージ協会』所属講師で、ご自身も子育て中のパパである加藤学さんに、ベビーマッサージを自宅で行う際のポイントや注意点などを伺いました。

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そもそも「ベビーマッサージ」とは?

ベビーマッサージは、ママやパパが赤ちゃんに触れて行う親子のスキンシップ方法のひとつ。赤ちゃんの体を優しくなでたりさすったり、肌と肌のふれあいを通じて赤ちゃんとコミュニケーションを取ることを目的としたものです。一般的にベビーマッサージには、赤ちゃんの便秘解消や、夜泣きの軽減、そして表情が豊かになるといった効果があるといわれています。

「赤ちゃんは大好きなパパやママに触れてもらうことで安心感を得られ、しっかりと愛着形成をすることができますし、ママ・パパも赤ちゃんに触れることで安らぎを感じてリラックスできるのもベビーマッサージの大きな魅力ですね」

ベビーマッサージは生後2カ月からハイハイ期がおすすめ

ベビーマッサージというと、ねんね期の赤ちゃんと行うものという印象があるのですが、おすすめの月齢などはあるのでしょうか?

「赤ちゃんが動き回ってしまうと、床に寝かせてマッサージするのが難しくなるので、生後2カ月からハイハイ期、大体1歳までの赤ちゃんに特におすすめしています。1歳を過ぎたからやっちゃダメ、という意味ではなく、愛着・信頼形成に最も効果的なのが、この生後2ヶ月〜1歳の期間だということです」

自宅でベビーマッサージを行うのに必要なものは?

ベビーマッサージは特別な準備はほとんどなく、自宅にもともとあるものを使って簡単に行うことができるのも、人気が高い理由です。

【ベビーマッサージに必要なもの】
・気温22〜23度くらいの温かい部屋
・布団や座布団など赤ちゃんが居心地よく寝ころがれる場所
・赤ちゃんを包んであげられるサイズのバスタオル
・もしあればオイル(天然由来の成分)

「基本的にベビーマッサージは、赤ちゃんを裸にして、オイルを塗って行います。オイルは皮膚に対する摩擦を軽減させ、保湿効果を高めるものです。もし市販のオイルを使用する場合は、天然由来のものが望ましいです。また、使用前に必ず毎回パッチテスト(※)を行ってください」

※パッチテストとは
パッチテストは太股内側のあたりか 腕の付け根辺りに10円玉ぐらいの大きさでオイルを塗ります。赤くなったりせず、異常がない場合のみ使用するようにしましょう。お子様の体調や季節の変わり目などにより、その都度結果が変わる場合があります。もし赤くなった場合は、やさしくこすらずにぬるま湯で流して下さい。そして、そのオイルは使わず、違うオイルを試してみてください。


ベビーマッサージを行う際のポイント&注意点

「赤ちゃんを裸にするのは、ママやパパの手のひらから体温を直接感じて、赤ちゃんが安心感を得られるからですが、赤ちゃんが嫌がるようであれば、無理せず着衣のままでも大丈夫です。ベビーマッサージで一番大切なのは、赤ちゃんがマッサージを楽しめること。そのために、大切なポイントが2つあります」と加藤さん。

ベビーマッサージのポイント1:親子ともにリラックスした状態で

「まずは親自身もリラックスしていることが大切」と加藤さん。親がリラックスしていると、それが赤ちゃんにも伝わって安心するそうです。

また、赤ちゃんのリラックスを促すためには、ベビーマッサージの手順にそって行うよりも、赤ちゃんと目を合わせて優しく声をかけてあげることが大切とのこと。『これからマッサージするよ』、『お洋服脱ごうね』、『足をマッサージするよ』など、赤ちゃんに前もって次にやる動作を教えてあげて、安心させてあげるといいそうです。

「もしマッサージ中に赤ちゃんが泣き出してしまったときには、すぐにその場で中断して、抱っこで落ち着かせてあげてから、再開します。無理に行うと、マッサージ自体を嫌いになってしまう恐れがあるので、気をつけたいですね」

なるほど、すべてを赤ちゃん主体で行い、親子の間に絶対の信頼が生まれるからこそ、マッサージの効果が高まるものなのですね。

ベビーマッサージのポイント2:赤ちゃんがごきげんな日中のタイミングで

マッサージをするのに最適なタイミングは、授乳や食事を済ませて赤ちゃんがご機嫌でリラックスしているときとのこと。「夕方や夜はどうしても疲れや眠気からグズつく赤ちゃんが多いので、日中しっかり目が覚めているときがおすすめです。

マッサージの頻度はご両親に負担がない範囲で、週2〜3回程度がいいのではないでしょうか。もしベビーマッサージのレッスンを受けたとしても、それを一度にまとめてやる必要はなく、オムツ交換のときに足だけやったり、お風呂に入りながらなど、生活の中で気づいたときに少しずつやってもOKです

このように、自宅で簡単にできるベビーマッサージですが、絶対に守らなければならない注意点もあります。

NGポイント:新生児のうつぶせの体勢と予防接種後は避けて

首がすわっていない赤ちゃんを、うつぶせの体勢でマッサージするのは、窒息の恐れがあるので絶対にNGです。また、予防接種後48時間は、赤ちゃんの体の異変があるかもしれないので、マッサージも避けるようにしましょう」

このように自宅でカンタンに出来るベビーマッサージですが、いざやろうとすると億劫に感じてしまうことも。そういう場合にはお風呂上がりなどに、おなかをくるくるマッサージしたり、手足をさすったりするだけでも赤ちゃんはリラックスするそう。まずはそういった簡単なマッサージから始めるのもよさそうです。

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お話を聞いたのは…

  • ベビーマッサージ協会

    2003年、「青少年の健全な育成を目的」とし設立。2009年、東京都「心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)」正会員として活動を始め、東京都で初めて「ベビーマッサージ」が認知された。ベビーマッサージの世界的開祖である英国人の理学療法士、ピーター・ウォーカー氏の来日講座を年3回開催し、発達を促すベビーマッサージの講師養成を実施。全国1,200名の公認講師が在籍している。

  • ベビーマッサージ協会
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ライター紹介

竹下沙弥香

ダイビング雑誌編集や、某大手通信会社のWEBマガジン編集を経て、ひょんなことから「いこーよ」編集部にジョイン。プライベートでは、3歳&7歳の娘の母。「思い立ったら即行動」がモットーで、猪突猛進どこまでも突っ走る、元気だけが取り柄の熱いヤツ☆  Don't worry!Be HAPPY. IT'S MY LIFE!!

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