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【てぃ先生に聞く】「人見知り」「一人遊び」は治すべき?

掲載日: 2017年5月25日更新日: 2017年5月25日金子 陽子

Twitterや書籍が話題のイケメン保育士・てぃ先生の連載企画! 全国のパパママから寄せられた子育ての悩みにズバリお答えいただきます。連載第3回は「子ども同士のトラブル」や「人見知り」などをテーマに2回にわけて解説。今回は、後編として「人見知り」や「一人遊び」を心配する質問に心強いアドバイスです!

前編【子ども同士のトラブル解決法 コツも紹介!】もあわせてチェック!

人見知りも個性 外で頑張っている我が子を褒めてあげて

質問1
幼稚園に通う娘二人が、人見知りです。お友だちと遊ぶのにも、自分からは誘えず仲間に入れてもらうのを待っている感じです。入園当初は仕方ないと思っていましたが、2年経っても変わりません。
基本的に幼稚園に行くのが嫌で、休日や長期休みがあると喜んでいます。このまま受け身でお友だちができるのか、小学校に上がっても嫌々通ってしまうのではないかと心配です。
(A・Aさん/6歳女の子、4歳女の子、0歳男の子のママ)

てぃ先生からのアドバイス

子どもが100人いたら100人全員が「自分から遊びに誘う」なんてことはありません。ママとしては「積極的に誘える子」になってほしいのかもしれませんが、人見知りもその子の個性。僕はそのままでもいいと思います! もしどうしてもということであれば、ご家庭の中でママが積極的に子どもを誘って、お見本になってあげることから始めましょう。

休日や長期休みを喜ぶのは自然なことですし、とても良いことだと思います。大人だって休日はうれしいですよね。子どもも普段は保育園や幼稚園で頑張っているのですから、お家でゆっくりできたり、平日はなかなか遊べないママやパパとコミュニケーションがとれるのは、とてもうれしいはずです。休日に思いっきり甘えさせたり、褒めたりしながら平日とのバランスをとると良いかも!

何かと心配になるかと思いますが、深刻に考え過ぎず、園や学校での楽しみを一緒に見つけてあげてくださいね。


幼児期の「一人遊び」は楽しく有意義な時間

質問2
「私、今日はひとりで遊んだの」と話すことがありますが、お迎えに行くと、みんなと仲良く遊んでいます。大事なサインを見逃さないようにと、つい神経質になってしまいます。お友だちとの様子を探るには、どうすれば良いでしょうか? 担任の先生に聞くべきでしょうか?
(とるこさん/4歳女の子、1歳男の子のママ)

てぃ先生からのアドバイス

4歳だったら、まだ一人遊びも楽しい時期。それ自体、まったく悪いことではありません! 本人が満足そうに言っているなら、「何して遊んだの?」と聞いてあげるだけでOK。どうしても気になるなら先生に様子を探ってもらってもいいですが、お迎えの時はお友だちと遊んでいるようですし、大丈夫なのではないかなと思います。

問題は、「可哀想なの、私」というニュアンスで言っている場合。ママの気を引こうとしているのかもしれません。下のお子さんがまだ手のかかる時期ですし、お姉ちゃんからすると愛情が足りていないのかも。園での過ごし方よりもご家庭での様子をケアしたほうが近道かもしれませんね。

親の理想を子どもに押し付けないこと

最後に、てぃ先生から「親に足りない部分を子どもに求めているとしたら、それは無理な話!」というご指摘が。人見知りや友だち付き合いで苦労した分、我が子にはお友だちと楽しく過ごしてほしいと願うのも親心ではあります。ですが、あまりネガティブにとらえず、見守る姿勢が大切ですね。

次回は「幼稚園・保育園の先生」をテーマに、現役の保育士さんならではの技や裏話を伺います。どうぞお楽しみに!

てぃ先生監修記事の一覧はこちら

お話を聞いたのは…

  • てぃ先生

    関東の保育園に勤める男性保育士。ツイッターで保育園の日常をつぶやき続け(@_HappyBoy)、フォロワー数は43万人(※)超に。著書『ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか。』、『ハンバーガグー!』(いずれもKKベストセラーズ)のほか、原作を担当するマンガ『てぃ先生』(KADOKAWA)も好評。オフィシャルブログや子育て関連のメディア、各地での講演会で、子育てや保育に関するポジティブなメッセージを発信。ちなみにアラサー・未婚、猫と二人暮らし。 ※共に2018年1月現在。

  • てぃ先生 Twitter
  • てぃ先生 オフィシャルブログ
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ライター紹介

金子 陽子

1976年生まれ。3年間のOL生活を経てコピーライター、編集ライターの道へ。連日終電ときどき徹夜の会社員生活に限界を感じた36歳の夏、待望の娘を授かり、独立。いい歳をして人見知りながら人物インタビューは大好き! 大抵その人のファンになる。いまだに3歳の娘のお肉が赤ちゃんみたいにフニフニで癒される。

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