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日本美術がこんなに楽しい! 子どもが遊べる体感&体験型展覧会

「みんなで叫んで!吹墨文」 巨大な白い徳利に吹墨の模様をつける体験型展示

ひらけ!美のとびら」を合言葉に8月31日(木)までサントリー美術館(六本木)で開催されている「おもしろびじゅつワンダーランド2017」。からだ全体を使って作品の魅力に触れることができる体感・体験型の展覧会です。

「サントリー美術館」入口。六本木・東京ミッドタウンの3階にあります

今回はいこーよのモニターファミリー、神奈川県在住の日色さん親子(ママ、まゆかちゃん6歳)、東京都在住の戸田さん親子(ママ、こうせいくん9歳、ねいくん7歳)と一緒にその展示内容を紹介します! 夏休みの自由研究にもぴったりの展覧会です。

中学生以下は入場無料で、SNSなどに投稿もできるように作品の撮影もOK! というのもうれしいポイントです。

「おもしろびじゅつワンダーランド2017」へのアクセスは?

「おもしろびじゅつワンダーランド」展とは?

「なんだか難しそう」という印象のある「日本美術」を、楽しく体験できるサントリー美術館の人気企画。2012年に開催されて好評を博し、満を持して第2弾の展覧会が開催されることになりました。

日本美術によく見られる「宝物」のモチーフについて学べる「かこまれて!くつろぎの宝尽ルーム」

今回の展覧会は前回よりもさらに、大人から子どもまで年齢層を問わず日本美術により親しみを感じ、自分なりの新しい魅力を発見できる展示となっています。

子どもが夢中に! 4つのアートの楽しみ方

  1. 見て楽しむ
  2. 聞いて楽しむ
  3. 話して楽しむ
  4. 感じて楽しむ

映像や音などを含めた空間全体で作品の世界を感じたりテジタル技術を使ったインタラクティブな創作を体験したり、見て、聞いて、触って、体験して、からだ全体でアートを楽しむことができます。

重要文化財の「白泥染付金彩芒文蓋物」を見てイメージする言葉が描かれた団扇を選んで親子で作品の感想を語り合います

早速、見どころを紹介していきます。

日本美術を楽しく! 出展作品リスト

見どころ1‐出現!鳳凰ワールド

絵画作品であると同時に、風よけや間仕切りとしても使われてきた「屏風」に描かれた「鳳凰」の秘密に迫る展示です。

狩野探幽作「桐鳳凰図屏風」に描かれた鳳凰の精緻な筆致に見入ります

屏風がだんだん開いていく様子を映像で体感した後、からだを動かすと始まるインタラクティブな映像を通して狩野探幽作「桐鳳凰図屏風」に描かれた「鳳凰」のモチーフの意味やひみつを映像を通して体験します。

鳳凰のからだの秘密を視覚的に体験することで作品のモチーフも強い印象に残るはず

出現!鳳凰ワールド ここが楽しい!

画面に現れた「いっしょにパタパタしよう」の文字に合わせて、こうせいくん&ねいくん、ママも一緒にパタパタします。すると画面に鳳凰が登場。鳳凰の秘密を教えてくれます。

「鳥の王」と言われる「鳳凰」のからだはいろいろな鳥や動物が組み合わさっていることを知り、子どもたちは大喜び

周囲には鳳凰の説明や、鳳凰が描かれた美術品が飾ってあり「鳳凰って聞いたことあるけど、詳しくは知らなかった!」とこうせいくんは興味津々。自由研究のテーマにもオススメのコーナーです!

展覧会の概要をチェック!

見どころ2‐きらきら!切子の宇宙

ガラスの表面をカットして文様を施す「切子」。19世紀以降、日本でもつくられるようになった切子の多種多様なカット文様は、光の微妙な変化によってキラキラと輝き、さまざまな表情を見せます。

展示室に一歩踏み入れると子どもたちの口から「キレイ!」とため息がもれた「きらきら!切子の宇宙」

本物の作品と切子のきらめきを拡大した映像によって、星がまたたく宇宙のようなふしぎな空間を体感できる展示です。

きらきら!切子の宇宙 ここが楽しい!

展示された切子がキラキラと光るだけでなく、反射で奥にまで広がっているように見えたり、表面をクローズアップした映像が流れていたり、まさに宇宙空間に迷い込んだような雰囲気。

上からも下からも「切子」の模様を見ることができる展示

まゆかちゃんも「きれーい!」とうっとり眺めています。親子で「どれが一番好き?」と選んでみるのも楽しそうですね。

続いて、子どもたちが最も喜んだ展示を紹介します。


見どころ3‐かこまれて!くつろぎの宝尽ルーム

隠蓑(かくれみの)」、「打出小槌(うちでのこづち)」など、昔話にもよくでてくるアイテムは、縁起のよい意味をもつ宝物です。これらのアイテムを一堂に集めた「宝尽文(たからづくしもん)」というデザインは、幸せを願う吉祥文様として多くの工芸品に使われてきました。

それぞれがお気に入りの「宝尽文」を手に持って、ハイチーズ!

今回は「宝尽文」の作品を集めた展示室の中に、巨大な「色絵寿字宝尽文八角皿」が登場。宝物のモチーフが表に意味が裏に描かれたクッションとともに、くつろぎのひとときを過ごせます。

かこまれて!くつろぎの宝尽ルーム ここが楽しい!

展示室の中に出現した巨大なお皿とクッションの山を目にすると、子どもたちはみんな大興奮! 手触りのいいクッションを次から次に手に取ります。

「宝剣」「巾着」「法螺貝」「打出小槌」など15種類のモチーフ一つひとつを手に取り感想を言い合う子どもたち

軍配」を見て「あ、これお相撲のときに使うやつだー」とねいくん、こうせいくんは「『打出小槌』って聞いたことある。『宝剣』って剣だー」とクッションの裏に書かれた説明書きを一つひとつ読み込んでいました。

「宝尽文」が描かれた江戸時代の「色絵寿字宝尽文八角皿」にも興味津々です

その後、元の模様が描かれたお皿と見比べてみることで、さらに興味を持った様子です。こちらも自由研究のテーマにオススメです。

見どころ4‐みんなで叫んで!吹墨文

吹墨文(ふきずみもん)」というのは、絵具を吹き散らしたようなデザインの文様です。 

会場には17世紀前半に作られた「染付吹墨文大徳利」の展示の奥に巨大サイズの徳利が登場!

マイクに向かって思い思いの言葉を叫ぶ子どもたち

マイクに向かってイメージする言葉を叫ぶと、大きな白い徳利にさまざまな色や大きさの吹墨文が浮かび上がります。

みんなで叫んで!吹墨文 ここが楽しい!

マイクに向かって叫ぶのは「ぷしゅー」「しゅー」など吹き付けるようなことばはもちろん、「わーわー」などほかの言葉でももちろんOK。

「叫ぶ強さによって吹墨文の大きさが変わるね」と、子どもたち

こうせいくんとねいくん、先を争って声を出し続けます。「美術館はふだんは静かに見なければいけないイメージなので、声を出していいのは新鮮!」とママ。

見どころ5‐みて・きいて!鼠草子絵巻

人間の女の人と結婚したい!」と願うネズミの権頭(ごんのかみ)の奇想天外な物語が描かれた約500年前の「鼠草子絵巻」。

展示では、実際の絵巻とともに描かれた様子についての解説パネルも設置

現代の人でもこの絵巻をすんなりと楽しめるよう、あらすじやセリフなどを現代語で紹介する特別な音声ガイドを使いながら作品を鑑賞することができます。

マイクから流れ出すネズミたちの生き生きとしたやり取りと絵巻物の美しい絵を見比べながら大人も子どもも夢中で目と耳を使って鑑賞してしまいます。

みて・きいて!鼠草子絵巻 ここが楽しい!

音声は全部で約16分。まゆかちゃんもママも、真剣に物語に見入っています。予想外の展開をみせるストーリーに「えー! 本当! そんな風になっちゃうの! びっくり!」とまゆかちゃん。

ネズミの権頭と人間の姫君の結婚式の場面を表した「鼠草子絵巻第三巻」。細かく描きこまれた絵の細部にママとまゆかちゃんは目をこらしていました

見終わった後に、家族みんなで感想を言い合うのもいいですね。

見どころ6‐おしゃれに!自分だけの自分だけのキモノ・デザイン

大胆な色使いや、繊細なモチーフなどが目をひく江戸時代の小袖や能装束。図案を集めた雛形本や着物を着たやきものの人形などをヒントに、タッチパネル上で自分だけの着物がデザインできます。

タブレットに向かって集中して着物のデザインを楽しめます

完成したデザインはディスプレイに映し出されて、展示室を飾ります。

おしゃれに!自分だけの自分だけのキモノ・デザイン ここが楽しい!

この自分だけのキモノ・デザインをとても楽しみにしていたまゆかちゃん。タッチパネルを前に、さっそく作り出します。隣ではママも自分の自分だけのキモノ・デザインにチャレンジ! すいすい文様を足していくまゆかちゃんに対し「うーん、どうしよう」とママのほうが悩んでいました。 

出来上がったデザインは着る人形を選ぶと、実際に着た様子が画面に映し出されます

まゆかちゃん、完成作品がディスプレイに並ぶと「まゆかとママのが出た!」と大満足の様子。ほかの人のデザインした着物を眺めたり、文様のもとになった着物や人形と見比べてみたり、大人も子どもも夢中になるコーナーです。

体験型展覧会の感想を聞いてみると…?

「『宝尽ルーム』がクッションがいっぱいあって、すごく楽しかったです!」(こうせいくん )。「僕も『宝尽ルーム』と、あと『自分だけのキモノ・デザイン』が面白かったです!」(ねいくん)

子どもも自分も一緒に体験できて楽しめるという展覧会は初めてで、すごく新鮮
でした!」という戸田さん。

「私自身着物が好きなので、展示されている着物や自分だけのキモノ・デザインが嬉しかったです。今までの展覧会の概念を超えて親子で楽しめました」

「キラキラした切子がきれいだった! 『キモノ・デザイン』で好きな着物を作れたのが楽しかったです!」(まゆかちゃん)

また日色さんは「科学館や博物館は子どもと一緒に行けても、美術館だと静かにしなければいけないし、小さい子どもと一緒に行くのはなかなか……と思ってしまってて。まゆかは今日が初めての美術館だったのですが、すごく楽しめました」と満足げでした。知らないことを大人も一緒に楽しく学べてワクワクドキドキしたそうです。

さまざまなしかけが溢れる展示を体感し、「日本美術っておもしろい」「もっと知りたい」と感じたモニターファミリーたち。ふだんの美術館ではなかなかできない体験がたくさん! またとない夏休みの思い出になりました。

写真をとってSNS投稿! 受付でプレゼントがもらえる!

今回の展示は写真撮影が可能です。展覧会で撮影した写真に「#おもしろびじゅつワンダーランド」をつけて投稿すると、受付で素敵なプレゼントがもらえます。

夏休みの思い出作りや自由研究にぴったりのこのイベント。ぜひ親子で出かけてみたい展覧会です。

東京ミッドタウン ガレリア3階にあり、中学生以下は入場無料なので、ショッピングのついでのお出かけにもおすすめです。

おもしろびじゅつワンダーランド2017
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いこーよ編集部

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