「雪」でどうやって遊びますか? 雪だるま作りや雪合戦、そり滑り、小さな子どもでも遊べる雪中ゲームなど意外にたくさんあるのが雪遊びです。さらには雪や氷のキャンドル作り、真冬のシャボン玉まで…冬ならではの雪遊びをご紹介します。親子でやろう!雪遊び♪
親子で楽しめる雪遊び情報が満載!小さな子どもも夢中になれる雪のおままごと
砂場で遊ぶプラスチック遊具を使ってお山を作ったり、コップに雪を満載にしておままごともきっと楽しい。プリンやヨーグルトなどプラスチック製のさまざまな容器を使って、雪を盛ってひっくり返せば、それぞれ形状の違う「食べ物」の出来上がり。泥でもない砂でもない「雪」の真っ白なおにぎりを作って、最後に葉っぱの「のり」をつけてもいい。まわりにあるものを使って手軽に雪でおままごとは、ちょっぴり冷たい新感覚の遊びに子どもたちも夢中になるかもしれませんね♪
定番の「そり滑り」
スキー場のキッズパークにもあるソリ滑りはソリひとつで、雪上滑走が楽しめる定番の雪遊びです。でも「ソリ」がなくても家庭にあるもので代用できちゃいます。それがなんと目からウロコの「米袋」です。あのツルツルしたプラスチック素材が雪すべりにピッタリというわけです。
もちろんそのまま滑ってもかまいませんが、滑走中に手からさらっと米袋が離れてしまうということも。そこであっという間に便利なアイテムに早変わりする、「3秒でできる米袋を使ったソリ作り」をご紹介しましょう。
米袋の下側の両サイドを子どもの太ももが入るくらいの大きさにはさみでチョキン。これをズボンを履くように米袋の開けた穴に足を通せば…即席ソリズボンの完成です。ソリを持つわずらわしさもなくジェットコースターのごとく万歳をしながら雪上滑りを満喫できます。ちなみにブルーシートもソリとして代用することも。ブルーシートなら複数の子どもがちが一緒に滑ることもできて◎
親子で楽しむ雪あそび特集一度はやりたい!かまくら作り
雪が降り積もったら一度はやってみたいのが、かまくら作り。1人で作るのは根気がいる作業でも、家族みんなで作れば作業もラクだし、協同作業がなにより楽しいですよね。
かまくらの作り方講座
1.スコップを使って大きな雪山を作ります。このときスコップや足で雪を固めていきましょう。ここでかまくらの大きさが決まります。
2.入口をどこにするか、また入口の大きさを決め、スコップや木の枝で印をつけます。この時注意したいのが、入口の位置は壁や天井から最低でも10cmは残すということ。
3.目印をつけた入口を掘って雪をかき出していきましょう。一方向だけを掘ってしまうと壁に穴が開いてしまうので、たまに確認しながら進めていきましょう。
※完成後かまくらの中で火を使う場合は、天井に小さな通気口開けてください。
4.床が平になるように十分に足で踏み固めれば、世界にひとつのかまくらの完成です。
※雪が解けてきたら下敷きにならないように安全を考慮して壊しましょう。
せっかく作ったかまくらで、どうせなら家族団らんを楽しむのもいいですね。キャンドルを持ち込んでもいいですし、箱をテーブル代わりに、あたたかい飲み物やあたたかい食べ物を持ち込んでも◎レッツかまくらパーティー!
掘る、投げる、ダッシュで取る、お手軽雪遊び
ココ掘れワンワン!?宝探しゲーム
ある程度人数が集まったら簡単に挑戦できるのが「雪上宝探し」。雪の中に隠した「宝」を探すだけのシンプルでとっても簡単なゲームなので、小さな子どもから参加できるのもいいですね。最近ではスキー場でもおなじみのイベントに。
ちょっとしたルールを決めてより楽しい雪上宝探しにみ〜んなでトライ!
雪上宝探しのルール
・範囲を決める
真っ白な世界だけに範囲をきめておかないと、せっかく隠した「宝」が行方不明に。
・埋めるものは色が付いたものをチョイス
見つけられないということがないように「宝」は色がついたものがベスト。また小さすぎても見つけられないので注意。
雪で作った玉で的あてゲーム
子どもが大好きな的あてゲームを雪上でやってしまおうというもの。ペットボトルのようにある程度重さのあるものを的にして並べあとは少し離れた位置から雪玉をエイっと投げればOKです。
また、ペットボトルをボーリングのピンのようにして並べ、ボールを使って雪上ボーリングをするのもガーター知らず?で楽しいかもしれないですね。
よーいドン!でダッシュするスノーフラッグ
雪山をひとつ作り、雪山のてっぺんに旗をさして、スタート位置からよーいドン!で旗を取った人が勝ちという、ビーチフラッグの雪上バージョンです。旗を立てる雪山を大きくすれば、ダッシュしてから「登る」動作も加わってよりアクティブなゲームに(笑)。
次は…小さな子どもも簡単にチャレンジできるスノーキャンドルを紹介!
白銀の世界にポワッと明かりを灯そう
雪と明かりで幻想的なスノーキャンドルを作ってみましょう。自宅にある物だけで簡単に作れるので、山ほど作って雪と灯りのコラボを楽しもう!
バケツで作るスノーキャンドル
用意するもの:ロウソク、バケツ、アルミ缶
1.バケツの半分くらいに雪をいれ、アルミ缶の底が上になるようにセット。
2.アルミ缶の周りに雪をいれ、押し固め平らにします。
3.アルミ缶を抜き取り、バケツを逆さにして同じくバケツを抜き取ります。
4.スプーンでロウソク用の出入口を削り火をつければ完成! 少し雪の壁を削って薄くすると、火を灯したときにより明るく見えます。
上記方法以外にも、雪だるまや雪像の一部分にろうそくが入るくらいの穴を堀り、雪像スノーキャンドルを作るのも面白いですね。スノーキャンドルを複数作ってすべてにろうそくの火を灯すと、辺りにぼわっと浮かびあがるロウソクのあかりがとってもきれい!
神秘的なシャボン玉の世界
虹色の球体がふわふわと飛んでいく子どもが大好きなシャボン玉。寒いとシャボン玉はいったいどうなると思いますか?
北海道沙流郡日高町で非日常的な経験や各種イベントを通じて子どもたちにさまざまな体験をしてもらうおうと活動している国立日高青少年自然の家の久末さんからお話を伺いしました。
「外気温がー10度以下のときにシャボン玉を吹くと消えることなく、表面が白く濁るように凍っていくんです。瞬間に凍るわけではなくゆっくりじわじわと凍っていく不思議な様子を見るのは楽しいですよ。」
いつもはパチンとすぐに消えてなくなるシャボン玉が、割れずにある条件下で凍ってさらに神秘的な姿を見せてくれるわけですね。
「通常のように割れないので、手袋をした手のひらに乗せることもできますよ」。
これはぜひチャレンジしたいですね! そこでより割れないシャボン玉を楽しむために「割れづらいシャボン玉液」の作り方をご紹介しましょう。
割れにくいシャボン玉の作り方
用意するもの
・食器洗い用合成洗剤(界面活性剤30%以上)
・洗濯のり(PVA)
・砂糖
・水
・容器
・ストロー(市販の物でも可)
食器洗い用合成洗剤:洗濯のり:砂糖:水=1:2:1:3
※割合は自然の家で実験をした結果成功した参考数値です。うまくいかない場合は、割合を変えていろいろ探ってみてください。
まるで薄いガラスの玉のようなシャボン玉がゆっくりと白く濁りそしてヒラヒラと落ちる神秘の世界を親子で作ってみましょう!
キュートな涙目アイスキャンドルを作ろう
スケルトンなアイスキャンドルも簡単に挑戦できる冬ならではの遊び。風船を使って簡単に作れるアイスキャンドル作りを久末さんにご紹介いただきました。
「風船に水を入れて一晩寝かせばあっという間にアイスキャンドルの枠はできあがりです。風船に水を入れるときに小さすぎず大きすぎず、直径20cmを目安にして作るといいですよ。あまり小さいと全体が凍ってしまいただの氷に、逆に大きすぎるとうまく凍ってくれません。」と久末さん。
外側が凍り、中が空洞になるよう風船に入れる水の量だけ気をつけて、あとは一晩寝かせるだけでできる手軽さはうれしいですね!
「一晩寝かせたあとは風船をはがすようにして取り除き、ロウソクを入れる穴を少しあけます。あとはろうそくを入れれば完成です」。
アイスキャンドルの作り方
・直径約20cmになるように風船に水を入れ口をしばる。
・適当な場所へ風船をつるし、一晩寝かせる
・翌日はがすように風船を取り除く
・ろうそくの入る穴を作り完成
アイスキャンドルをたくさん作って幻想的な世界を雪景色とともに堪能したいですね。手軽に作れるアイスキャンドル作りにぜひ親子でチャレンジしてみてください♪
雪の結晶を観察してみよう
雪の結晶は上空の温度や蒸気の量などその時の空気状況によって変化し、ひとつとして同じ形はありません。ひらりとコートの上に降ってきた雪を何気なく見たとき、また雪が降るなか車の窓ガラスを見たときに…そこで出会った雪の結晶は神秘的な形を見せてはくれるけど、すぐに溶けて消えてしまいますよね。
そこであらかじめ準備をして、少しでも長くその不思議なさまざまな形を親子でじっくりと観察してみましょう。
雪の結晶の観察方法
準備するもの:黒い板、虫眼鏡
※黒い板の代わりにダンボールや板にフエルトやベルベッド素材の黒い布をかぶせても可。
1.黒い板で降ってくる雪を受けます。
2.板の上に降った雪をすかさず虫眼鏡で観察しましょう。
※息をふきかけると溶けてしまうので注意。
雪って食べてもいいいの?
雪を容器にいれて溶かしてみると、雪の中に含まれていた細かい砂のようなものが残っています。真っ白な雪だけのように見えても、空気に含まれている砂や肉眼では見えないほど小さなちりがたくさん含まれてるので、あまり食べないほうがよさそうですね。
雪は友達!? 北海道出身いこーよスタッフの雪遊びは?
雪は友達?の北海道出身のいこーよスタッフに、子どものころ行った雪遊びを聞いてみました。
凍えるような寒さもなんのその、ソリを持って雪山をかけのぼりそり滑り、また雪山へそのままダイブ!は日常的に行っていた雪遊び。また、親子で雪を利用した迷路を作り雪中迷路遊びは親子やお友達とも楽しめるそうです。
学校の授業で雪合戦、雪中サッカー、さらにスキー教室まで行っていたとはなんともうらやましい限りですね。また道東エリアでは、地域特性を活かした自然のアイススケートリンクを使った授業まであるそうです!
雪が身近な道産子は、たしかに雪遊びの達人であることは間違いないようです。
ぜひ皆さんも親子で雪遊びを楽しんでください♪
参考書籍
書名:雪遊び達人ブック
著者:雪遊び達人倶楽部
出版:いかだ社
親子で楽しむ! 雪遊び特集
小さな子どもから遊べるキッズパークで、ふわふわ遊具や、そり遊び、スノーチュービングなど冬ならではのアクティビティを楽しもう♪ 年齢別におすすめの雪遊びや非日常体験ができる雪上アスレチックも♪
親子で楽しもう雪遊び特集