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【映画】父のひたむきな愛が絶望を救う物語、全国で公開中

掲載日: 2015年12月30日更新日: 2017年5月16日島袋 芙貴乃

声を失った一人の男が生き別れた娘をさがす、地球半周8年に及ぶ壮大な旅—。犠牲者150万人とも言われる知られざる歴史を背景に、生き別れた娘を探す父のひたむきな愛が絶望を越えていく。映画『消えた声が、その名を呼ぶ』12/26より全国順次公開中です!

声を失った一人の男が生き別れた娘をさがす、地球半周8年に及ぶ壮大な旅

(C) Gordon Muhle/ bombero international

物語の舞台は、100年前のオスマン・トルコ。ヒトラーがホロコーストの手本にしたとの話もあるアルメニア人への迫害事件。その歴史的悲劇を背景に、声を失った一人の男が生き別れた娘をさがす、地球半周8年に及ぶ壮大な旅が描かれています。

ストーリー

1915年、オスマン・トルコ。鍛冶職人、ナザレットの幸せな日々は突然終わった。アルメニア人であるがゆえに妻と双子の娘から引き離され、砂漠での強制労働の末に、喉にナイフを刺され命を奪われそうになる—。

仲間が命を落とす中、奇跡的に命をとりとめるも、声を失ったナザレット。もう一度、生き別れた娘たちに会いたい。その想いはたった一つの生きる希望となり、平凡だった男をトルコの灼熱の砂漠から、海を渡り、はるか遠くアメリカ・ノースダコタの雪降る荒れ地へと導いていく…。

著名人からの絶賛コメントも多数!

どこか遠くにいる生きがいを求めて、彼は永遠の旅を続ける。そのすがたは私たちに、神は頭上ではなく地上にいるのだと教えてくれる。
国籍や民族を超えた何者でもない人々の心の中に、自身の心の中に。ラストシーンで誰もが誰かを思い起こすだろう。身近にいて、失うことなどあり得ないと思っている大事な人を。感涙。
(映画監督:阪本順治さん)
21世紀になっても悲劇は繰り返されている。生き延びるには国を捨てるしかない、そんな人々が今もナザレットのような旅を続けている。親子の絆を信じるために、彼は苦難に耐えられる。古今東西不変の親子愛を高らかに歌い上げた賛歌でもある。
(報道カメラマン:宮嶋茂樹さん)
哀しみに滲む孤独な主人公の愛の美しさに打たれた。歪んだ歴史の狭間に、鉄鎖を打ち砕く奇跡の声が聞こえてくる。この映画は生き抜く勇気と真実の愛を与えてくれる。
(映画監督:崔洋一さん)

年末年始、深い愛情を堪能するおでかけに

愛はどんな絶望も越えていく…。父親のひたむきな姿が観客の心を打つ感動の物語、映画『消えた声が、その名を呼ぶ』。年末年始、その深い愛情を堪能するおでかけなんていかがでしょうか。

映画『消えた声が、その名を呼ぶ』
2015/12/26(土)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー !
提供:ビターズ・エンド、ハピネット、サードストリート
配給:ビターズ・エンド 
(C) Gordon Muhle/ bombero international

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ライター紹介

島袋 芙貴乃

沖縄生まれ、沖縄育ち。東京生活9年目。編集畑で図太く育ち、2014年11月から「いこーよ」にジョイン。心に愛と太陽を。海山川、星、月、朝日、夕日、虹etc.自然に関わること、きゅんっとすることが好き。お米派。幼稚園教諭一種免許保有。

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