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【習い事最前線】専門機関系のキッズ理科実験教室にいこーよ!

理科離れが進んでいると問題視されるなか、子育て中の保護者の間で、じわじわと人気が高まっている習い事のひとつが「科学実験教室」。「科学実験教室」には、塾系、専門機関系、ロボット教室系、博物館系、大学系などの種類がありますが、今回は「専門機関系 科学実験教室」をご紹介します。

子どもの好奇心を伸ばすキッズ理科実験教室!

教室に入ると聞こえてきたのは、「今日はキャベツを使って実験します! でも今日のキャベツ、ちょっと色が変わっていますね…?」という先生の声。

開講23年目、全国22カ所に教室を持つ「サイエンス倶楽部」。下は幼稚園・年中から、上は中学生までの幅広い年齢層の子供たちを対象に、毎日のように実験プログラムが展開されています。

科学教室に入れているパパやママの願いは?

将来の選択肢を増やしたい、理系の苦手意識をなくし、将来的に受験にも役立てたい、という理由もありますが、“子供がやりたがっている”というのが、通い始める理由としては多いようです。

「幼稚園年長の4月から通っています。もともと自分で何かをやってみたり、試したりすることが大好きでした。『実験ができるよ』、と聞いたので体験させてみたら、すぐに本人が気に入ってくれたので、始めることにしました。両親ともに理系出身ということもああり、一緒に実験が出来るなら、楽しいかな、と思っています」(幼稚園年長の男のママ)。

年中・年長向けの紫キャベツを使った「台所の科学」の授業に潜入!

今回は、年中を対象とした「幼児コース」の授業にお邪魔しました。テーマは「台所の科学」。スーパーに行けば簡単に手に入る、紫キャペツを使った実験が展開されます。さっそく、小さな博士たちが集まる授業の様子をのぞいてみましょう。

白衣に着替えて実験スタート!

子どもたちが黄色いオリジナル白衣を身に着けたら、授業を担当する佐久間先生が入室して、いよいよ授業開始! 23年間改善を続ける、わかりやすいオリジナルテキストが配られ、紫キャベツを使った実験をすることが伝えられます。子供たちは教壇に集まって、実験の準備をしながらやり方を説明する先生の話に、しっかり耳を傾けます。

幼児コースでは、保護者が一緒に授業に参加してサポートします。授業を担当する佐久間和子先生からは、主体的に動くのは子どもたちなので、自身の身の安全を守ることが最も大切だという様子がうかがえます。

実験(1)紫キャベツの煮汁を抽出!

「どの学年においても、安全に実験することが一番大事です。本物を大切に扱うことを学んでほしいから、実験器具もプラスチックではなく、あえてガラスの本格的なものを用意しています。実験中のいい加減な態度は、危険につながります。席を立つときは、必ずイスと机の上を片付ける。実験中の事故を防ぐため、まずはこういう基本から身に着けてほしいと考えています」(佐久間先生)

子どもたちは、ビーカーやバーナーなど、普段は目にしない本格的な実験器具に興味津々。煮汁が透明→青→紫に変化していく様子を、じっと見つめています。

実験(2)色が変わる様子を観察しょう!

次の実験は、色の変化を観察する実験です。試験管に煮汁を入れて、レモンジュースをスポイトにとり、煮汁の中に1滴ずつ垂らします。『垂らす→試験管を振る→垂らす→振る』を繰り返し、色が変化していく様子を観察。

レモンジュースが終わったら、同じ酸っぱいものの仲間のお酢でも、同じ実験を。子供たちは、ここでスポイトの使い方もしっかり学習します。きれいな赤に変わる様子を、自分でテキストに書きこんで確認する子どもどもたちの目が輝きます。

実験(3)紫キャベツの煮汁に重曹を入れてみよう!

実験はさらに進み、続いては紫キャベツの煮汁に“重曹”を入れる実験です。コニカルビーカーの重曹を、やくさじで慎重にすくって煮汁へ。紫の煮汁が、一瞬で青に変わり、驚きの声があがります。この発見も、すぐにテキストに記録。

実験(4)青くなった紫キャベツの煮汁に、もう一度レモンジュースを入れてみよう!

重曹を入れて青く変化した煮汁のなかに、再びレモンジュースを垂らすとどうなるか、実験して調べます。その前にどんな色に変化するか、自分で結果を予測してテキストに書き込むことを忘れずに。

レモンジュースを1滴たらす→コニカルビーカーを混ぜる、を繰り返して色の変化を確認します。重曹を入れると、煮汁が中和されて元の紫色に戻るということが発見できたら、忘れずにテキストに記録。「どうなるかの仮説を立て、方法を考え、実験をして発見し、この結果から考察して理解する」…このプロセスを繰り返すうちに、五感を働かせて、自分自身の頭で考える、という習慣が身につくのです。

実験(5)リトマス試験紙を自分で作ろう!

レモンジュースのような酸っぱいものは「酸性」、重曹などは「アルカリ性」、と先生から教えてもらいます。これを理解したあとは、紫キャベツの色素を利用して、「酸性」か「アルカリ性」かを調べる試験紙作りに取り組みます。作り方はとても簡単で、煮汁に紙をひたして、乾燥させたら出来上がり。自宅用でも実験できるように、お土産として持ち帰ります。

実験の最後に、ミニ科学ショー!

授業の最後に、先生が塩酸と水酸化ナトリウムという薬品を使って、煮汁を美しい色に変化させる“ミニ科学ショー”を見せてくれました。子供たちは、7色のレインボーカラーに大喜び。これで、1日の実験はすべて終了です。

もう少し上の学年の子供たちは、実験のあと「どんなことに興味を持ったのか」「どんな発見ができたのか」などを、レポートにまとめて提出します。実験の内容を振り返って頭を整理したり、考察したりすることは、理系脳の発育を促し大きな学習効果を生むのだそうです。

「理系への苦手意識をなくしたいというお子さんもいますが、理科実験はあくまでツールのひとつ、だと考えています。ひとつの物を一方向からだけでなく、別の方向から見る力を養ったり、自分の頭で考えることを身につけるきっかけになればいいなと思っています」(佐久間先生)

今回取材した豊洲校には、贅沢にスペースをとった広い休憩室があり、豊富な種類の科学玩具や昆虫などが並んでいます。授業の合間の休憩タイムや、終了後のひととき、ここで好きな道具を使って遊ぶのが、子供の楽しみのひとつになっているそうです。

教室の様子を見せていただいたのは…

サイエンス倶楽部 豊洲校
東京都江東区東雲1-9-17 東雲キャナルコート3街区
■HP http://www.science-club.co.jp/

注目のキッズ理科実験教室

麻布科学実験教室

科学の楽しさを伝えるために創立された、38年の歴史ある老舗の科学実験教室。対象は小学生。毎週1回1時間、1クラス6名編成で、子供たちの興味がある実験が楽しい雰囲気のなかで行われます。毎週実験を繰り返すことで、自分自身で考える力が育てられ、授業の最後にはその日の実験を総まとめも。うまくまとめられたものは、通信ガリレオで、「ガリレオ賞」として表彰するなど、やる気を育てます。また、6年生のカリキュラムは中学受験にも対応。他に幼児クラスも併設しています。

■HP http://www.azabu-cec.com

サイエンスアカデミア

幼稚園児向けには「自然科学体験+知育プログラム」のオールインワン授業システムを。小学生向けには「合計400以上の理科実験」など、小学校の教科書をベースにした良質の実験プログラムが用意されています。おもしろいだけで終わらず、「レポート作成」「プレゼンテーション」の指導を通じて、グローバルスタンダードの学力である「リテラシー」を育みます。また、サイエンス教育を通じて世界のリーダーを輩出したり、60年以内にノーベル賞受賞者を輩出するなど、具体的なビジョンを掲げているところが特長の科学教室です。

■HP http://www.sc-acd.com/

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ライター紹介

有賀まゆ

ファッションにグルメにとても感度の高いママ編集者兼ライター。フットワークも軽く、子どもをつれてどんどんお出かけして、情報を集めています!

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