miki_dasuさんの体験記

久しぶりに松山に帰省して、せっかくだから息子を市内電車に乗せてあげたいと思い、電車で道後に行きました。
息子と同じ４歳の甥と駅で電車を待っていると、遠くの方から小さな可愛い電車がやってきました。
初めて見る電車に、息子はびっくり。驚いた顔をして電車を凝視していました。
ゆっくり走る、見たこともないくらい小さな電車を「赤ちゃんの電車」と呼んでジーッと見つめる息子。
オレンジ色の電車や、緑の電車。汽車の形をした坊ちゃん列車の運転手さんが手を振ってくれた時には、嬉しそうに手を振り返していました。
自分たちが乗る電車が来て、電車に乗り込むと、息子と甥は２人仲良く並んで座り、窓の外を眺めていました。
坊ちゃん列車は、乗車券窓口でチケットの購入が必要となります。

道後公園駅で電車を降りると、すぐ目の前に道後公園があります。
城跡だった場所を公園にしているのでとても広いです。
公園を真っすぐ歩くと、遊具広場があります。
落ち着いた茶色の遊具は新しく、綺麗です。
幅の広い滑り台や、ローラー滑り台。幅が細い滑り台や、２つくっついている滑り台など、色んな種類の滑り台がありました。
２人であっちの滑り台に行ったり、こっちの滑り台に行ったりと仲良く遊びました。
公園内にはブランコが３つあり、２つは普通のブランコでしたが、１つは小さな子供も乗ることができるように椅子型にベルトが付いたブランコでした。
この椅子が他の公園の椅子よりも大きく、おばあちゃんが王様の椅子と呼んでいました。
息子と甥は椅子型のブランコが気に入ったみたいで、交互に座って遊びました。

元々は城跡だった道後公園は国指定史跡に認定されていて、いたるところに昔の面影があります。
公園をぐるりと囲むお堀は、城があった当時のまま。
園内には県指定文化財の石造湯釜もあり、駆け回って遊ぶ子供たちだけじゃなく、ゆったりと過ごしたい大人も楽しめる場所です。
息子と甥は、園内を散策中に見つけたくぼみが気に入ったようで、２人で「お風呂」と言いながら暫くくぼみの中に座っていました。
今回は行きませんでしたが、公園の一角には俳人、正岡子規の子規記念博物館もあります。
春には桜の花が一斉に咲いて綺麗です。