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同時だっこや授乳も! 双子赤ちゃんのための育児グッズ

掲載日: 2015年8月24日更新日: 2017年5月16日門馬 聖子
双子の赤ちゃんが仲良くじゃれ合っていたら、傍目にはかわいいもの。他方、双子ママにとって0歳〜2歳代は目を細めてなんかいられない最強のドタバタ時代。そんな時期のママ、パパを助けてくれる双子育児グッズを紹介します。

「猫の手」になってくれる心強い味方

0歳〜2歳の双子を持つ親にとって、この時期の子育ては「猫の手も犬の手も借りたい」状況ではないでしょうか。

今まさに奮闘中のママ・パパへ。あるいは、これから双子を出産するご夫婦へ。“ふたごちゃん”グッズの専門店「ベラミ」の店長、佐藤謙次さんにお話を聞きながら、双子育児をサポートする強力グッズをピックアップしました。私自身も小学生の双子を持つ母親ですが、「知っていたらぜひ使いたかった!」というグッズばかりです。

1.双子用だっこひも

二人の赤ちゃんを同時だっこできる優秀なだっこひも。ベラミオリジナルの「ふたりだっこ」は、チェックや迷彩など柄のバリエーションも豊富。娘たちの赤ちゃん時代(5年〜7年前)には周りで使っている人は見かけませんでしたが…。

「発売して9年になりますが、おかげさまで現在でも人気商品となっております。保育園などでも、先生が子どもをだっこする時に使っていただいています。」(佐藤さん)

お店や電車などベビーカーをたたむ必要がある場合、あるいはふたり同時に泣かれて抱き上げる場合に重宝しそうです。ママ(パパ)一人でのセッティングも簡単。また左右をバラし、一人用だっこひもとしても使えます。対象年齢は6カ月〜3歳頃となっていますが、一定の体重を過ぎるとさすがに腰にきそうではありますが。

2.哺乳瓶を支えるクッション

誕生直後から生後3カ月くらいまでは、授乳は赤ちゃんひとりにつき3時間〜4時間おき。ふたりとなると1〜2時間おき。双子ママはこんな日課をこなしているのではないでしょうか。娘たちはミルクとの混合栄養でしたが、哺乳瓶を支えるこのグッズをなぜ利用しなかったかと今さらながら思います。

「私たちが扱っている『ママ代行ミルク屋さん』は、見た目は残酷に思われるかもしれませんが、とても便利な商品で、こちらも長年人気商品になっています。」(佐藤さん)

このクッションは、赤ちゃんを寝かせた顔の横に置き、その上に哺乳瓶をのせるとハンズフリーで授乳ができるという優れもの。2人同時の授乳時に便利です。

3.乳母車

ベビーカーではなく、乳母車を選ぶ人も少なくないようです。当時、私の周りにも1組いましたが、乳母車の広い空間で二人一緒に心地よさそうにごろんとしていたのを覚えています。

重量があり持ち運びしづらい、折りたたんで車のトランクに積むことができないなどのデメリットはありますが、利便性よりも「楽しくお散歩をしたい」と考えるママに向いているのでは。

「見た目がかわいいのも乳母車の特徴。乳母車のバスケットをフリフリにデコレーションしているママもいます。また3つ子ちゃん以上の場合は、赤ちゃんをみんな一緒に寝かせられる乳母車を選ぶ人が多いですね。」(佐藤さん)

4.双子用授乳クッション

2人同時に母乳を飲ませる際に活躍するクッション。ママの体にフィットし、ふたりの赤ちゃんを安心して乗せられる双子育児の定番グッズです。

妊娠中、産婦人科の講習で教わった双子の同時授乳。人形を使った練習は、驚きの光景でもありました。フットボール抱き、縦抱き、腕立て式など同時授乳にもいろいろありますが、このクッションはフットボール抱きに役立ちます。

ふたり乗りベビーカーにも様々なタイプがある

双子グッズと言えば、まず思い出すのがふたり乗りベビーカー。大きく分けて縦型・横型の2タイプあります。最近では大きさも様々なので、選ぶのが難しそうですね。わが家は、ベビーカー購入前に、両者ともレンタルして使い心地を確かめましたが、それぞれのメリット・デメリットは以下のとおり。

縦型ベビーカー

○スーパーやエレベーターなど狭い場所でもスイスイ通れる。
× 長さがある分、操作が難しい。後ろの席の子どもは景色が見えない。

横型ベビーカー

○安定感がある。ふたりの顔が見える。荷物をたくさん載せられる。
× スーパーや街なかの人混みで場所をとる。

わが家は結果として、安定感があり、荷物をたくさん載せられる横型ベビーカーを選びました。ただし最近は、縦型ベビーカーも見違えるほどコンパクトに。後ろの座席は高い位置にあり、子どもの顔も見やすくなっています。佐藤さんによると、生後1カ月から赤ちゃんを乗せられる横型がやはり主流だそうですが、今のデザインなら縦型もいいなぁと思いました。

双子パパ・ママが持っていると便利なグッズ

双子専用のグッズ以外にも、持っているといざという時に役立つグッズもあります。私自身が特に持っていてよかったと感じたグッズは以下の2つ。

  • 迷子ひも…賛否両論ありますが、迷子や事故を防ぐため、使うことに躊躇はありませんでした。散歩が楽しくなりますよ。人混みなどで手を離さなければならない時もこれがあると安心です。
  • チェアベルト…ベビーチェアに座らせた時、脱走や落下を防ぐベルト。食事中、動きたがる娘たちに、「椅子は座るもの」と意識づけするのにもよかったです(できたかどうかは別として)。

今回、いろいろな育児グッズを紹介しましたが、昔からあるモノもわずか5年〜7年でだいぶ改良され使いやすくなっているのが印象的でした。

0歳〜2歳の赤ちゃん期は、親にとって大変な時期とはいえ、日々成長を感じられる本当にかわいい時期。あらゆる便利グッズをフルに活用して、親子の笑顔の時間をたくさん持てたらいいなと思います。

お話を聞いたのは…

  • 佐藤謙次さん

    “ふたごちゃん”グッズの専門店「bel-ami -ベラミ-」店長。2006年1月、双子の女の子のパパとママになった店長夫婦が、「こんな商品あったらいいな…」と思ったことがきっかけで双子グッズのお店をオープン。

  • “ふたごちゃん”グッズの専門店「bel-ami -ベラミ-」
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ライター紹介

門馬 聖子

1975年生まれ。書籍編集、建築インテリア誌編集を経てフリーに。双子の娘を出産後、計2年間、韓国・ソウルに滞在。娘が4~5歳の時、1年半のカナダ親子留学を決行。外国へ行くたびに「日本の美」への慕情を募らせる。学生時代からの趣味「地方の祭り巡り」をいつか娘たちと…と楽しみにしている。

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