子どもたちが心待ちにする「夏休み」。その一方で、普段とは違う生活にストレスを抱えている親も多いよう。そこで、「いこーよ」ユーザー743人にアンケートで子どもの夏休み期間に感じるストレスについて聞いてみました。勤務状況別のストレス要因の特徴&予防法をご紹介します!
※勤務状況の定義は下記参照
・フルタイム:両親ともにフルタイム勤務(時短含む)
・パートタイム:片方がフルタイム、もう一方がパートタイム勤務
・専業主婦(夫):片方がフルタイム、もう一方が専業主婦(夫)
夏休みは意外にもフルタイム世帯のストレスが少ない!
子どもの夏休み期間のストレスについて聞いたところ、総じてフルタイムよりも主婦(夫)の方がストレスを強く感じる傾向がみられました。親の生活リズムに変化が少ないフルタイム勤務世帯と比べて、普段自分の時間をもちやすい専業主婦(夫)世帯は、夏休みに子どもが常にいることで自分のペースが乱されるため、ストレスを強く感じていると思われます。
未就学児は専業主婦(夫)・小学生はパートタイムがストレス大!
未就学児・小学生に分けて、詳細をみてみましょう。
子どもの夏休みにストレスが強まる親の割合(未就学児)
- フルタイム:保育園児の親→49%、幼稚園児の親→63%
- パートタイム:保育園児の親→42%、幼稚園児の親→67%
- 専業主婦(夫):保育園児の親→72%、幼稚園児の親→66%
フルタイム・パートタイムで保育園児の親と幼稚園児の親で数字に大きな差が出ましたが、保育園では夏休み期間も通常とほぼ同じ預かり時間を期待できるのに対し、幼稚園では預かり時間が短かったりお盆が休業になったりと、通常よりも保育時間が減ることが要因と言えそうです。
同じ質問を小学1年生〜3年生の親にしたところ、フルタイム勤務世帯では未就学児よりもストレス度が減った一方で、パートタイム・専業主婦(夫)では学童を利用している場合でもストレス度が高くなりました。
子どもの夏休みにストレスが強まる親の割合(小学生)
- フルタイム:学童あり→48%、学童なし→44%
- パートタイム:学童あり→68%、学童なし→72%
- 専業主婦(夫):学童あり→63%、学童なし→63%
夏休み中もいつも通り学童に子どもを預けるフルタイムと違い、パートタイムでは夏休み期間の仕事量を調整したり、専業主婦(夫)では子どもと過ごす時間が増える分親が自由に過ごす時間が減ったりという点でストレスが増える傾向にあるようです。
続いて、子どもの夏休み期間にストレスを感じる要因について、具体的に聞いてみました。
ストレスの大きな要因は「お金」と「お昼ご飯の用意」
子どもの夏休み期間にストレスに感じることを聞いたところ、全体的に「普段より余分にお金がかかること」、「お昼ご飯を用意すること」の2つの回答が目立ちました。この2項目は、どの勤務状況で見ても、1位と2位を占めており、総じて金銭的・時間的な親の負担が増えること、普段のペースで動けないことが親の大きなストレスとなっているようです。
専業主婦(夫)は「子どもがずっと家にいること」がストレス!?
こちらも、勤務状況別に特徴を見てみましょう(表内の赤枠は1位、グレーは2位)。
【保育園児の親のストレス要因】
【幼稚園児の親のストレス要因】
【学童に通っている小学校低学年(1〜3年生)の親のストレス要因】
【学童に通っていない小学校低学年(1〜3年生)の親のストレス要因】
勤務状況別の特徴としては、フルタイム勤務世帯では「仕事を調整しなければいけないこと」、専業主婦(夫)世帯では「子どもがずっと家にいること」が目立ちました。また、小学生の親は「自由研究・夏休みの宿題など、学習面でのサポート」も大きなストレスとなっているようです。
こうしたストレスを減らす工夫も聞いてみました。
お出かけでリフレッシュしたり家事を時短しよう!
「いこーよ」読者から寄せられたストレス要因別の予防法をまとめてご紹介します!
「普段より余分にお金がかかること」のストレス予防法
「図書館など無料スポットに行く。」(保育園児の親、フルタイム勤務世帯)
「市主催の格安イベントに参加させ、なるべく出費を抑えるようにしています。公共施設の格安及び無料プールの活用。」(学童に通わない小学校低学年の親、専業主婦(夫)世帯)
「お昼ご飯を用意すること」のストレス予防法
「お昼もたまには手抜きで無理をせずに自分も一緒に楽しむ。」(学童に通う小学校低学年の親、専業主婦(夫)世帯)
「お昼を外食したり、おにぎりや流しそうめんなどを庭でシートをひいて食べたり、憂鬱なお昼を楽しむようにしてます。」(学童に通わない小学校低学年の親、パートタイム勤務世帯)
「子どもがずっと家にいること」のストレス予防法
「一緒にできるお菓子づくりや、お手伝いの楽しみを教える」(幼稚園児の親、フルタイム勤務世帯)
「家事は夜なるべくできることはして日中はなるべくお金をかけずおにぎりを持って外へ出る。家にいると子どもも親もストレスになるので。」(幼稚園児の親、専業主婦(夫)世帯)
「自由研究・宿題など、学習面でのサポート」のストレス予防法
「宿題を、計画的に出来るように予定表を作る」(学童に通う小学校低学年の親、パートタイム勤務世帯)
「午前中に宿題をやらないと、午後からのお出かけや公園へは行かせないと約束すること。」(学童に通わない小学校低学年の親、フルタイム勤務世帯)
せっかくの長期休暇をストレスいっぱいで過ごすのはもったいない! お出かけでリフレッシュしたり、家事の負担を減らしたりして、子どもはもちろん親も楽しみながら夏休みを満喫しましょう♪