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運動会で子どもの写真を上手に撮影するコツ

もうすぐ運動会シーズン。でも、動いている子どもをカメラで上手く撮影するのってなかなか難しいもの。どうしてもブレてしまったり、思うような写真が撮れない…そんな悩みをお持ちの親御さん必見! 大阪を中心に活躍し、ママのための写真教室なども主催するカメラマン増田えみさんに、運動会で子どもを上手に撮影するテクニックを教えていただきました。

特にブレやすいシチュエーションとは?

動いている被写体をカメラで撮影しようとするとブレやすい…というのは誰しも経験があると思いますが、その他にも注意すべきシチュエーションにはどんなものがあるのでしょうか?

「皆さん一番よく使われているのは、コンパクトデジカメ、いわゆるコンデジと呼ばれる物ですよね。最近のコンデジはとても性能が良く、ズームもかなりの倍率になっていてとても便利。でもここで注意したいのは、最大ズームにして撮影すると、かなりの確率で写真がブレてしまうということ。一眼レフの場合も同様で、長い望遠レンズを使うと手ブレが目立ちます。我が子をよりアップにして大きく撮影したいのは親心ですが、ズームにしてばかりだと、手ブレしてしまい、後でガッカリ…なんてことが珍しくありません。」

また、撮影場所にも注意が必要だとか。

「保護者席として用意されている場所の多くは、運動場の横長の部分ですよね。ダンスなどの出し物のときは正面から見えて良いのですが、かけっこのときとなると、左から右へ走り去る我が子の撮影チャンスはあっという間。そんなときは、例えばゴール側の場所を確保しておいて、『スタート前、コーナリング、ゴール直前』という3ポイントに絞って撮影すると、失敗が少ないです。『どこを撮ったらいいの?』と迷いがあると、そのまま手がブレてしまいますので、両手でしっかりとカメラを固定し、ポイントを決めて撮影すると、ズームにしていても比較的手ブレは防げますよ。」

「そして、決して子どもをカメラで追っかけながら撮影しないこと。カメラを子どもに合わせて動かして撮影すると、どうしてもブレることが多くなり、良い写真が少なくなってしまいます。」

たしかに、子どもの姿を追っかけながら撮影するのって難しいですよね。ポイントは、撮影タイミングを何ポイントかに決め込んでシャッターを押すことのようです!


こうすれば失敗しない! 運動会の撮影法

では実際に、運動会での撮影を想定しながら、上手に我が子を撮る秘訣を聞いてみましょう。みなさんお使いのカメラが違うので、一言でブレない方法を教えてもらうのは難しいかもしれませんが、何か共通の秘訣はあるのでしょうか?

ブレない撮影法

1.カメラのモード設定をチェック<br>


「まずは、カメラのモード設定が大切です。多くの方はあまり取扱説明書を読み込んでいないと思いますが、カメラには初心者でも撮影しやすい便利な機能がたくさんついています。オート設定で撮影するならば、スポーツモードなど動きの速い被写体を撮影するときにピッタリのモードがあるはずなので、その設定にしておくことが第一です。マニュアルモードで撮影している人は、シャッタスピードを速く設定しておくことが重要ですね。」

「ついつい連写モードを選んでしまいがちですが、連写だとダラダラと撮り続けてしまい、次の撮影に入るタイミングが遅くなってしまいます。その結果、枚数が多いわりに思うような写真が撮れていないことが多いので、スポーツモードなどで狙った瞬間だけをおさえる方がうまくいくと思います。」

2.キメポーズを狙え!

「ダンスのときでいえば、キメポーズってありますよね。そのときは、必ず数秒止まるはずですから、そのキメポーズを狙って撮影すると、しっかりとポージングしている子どもを撮影できます。(写真1参照)」

【写真1】画像提供:増田えみさん

3.動きがゆっくりになるポイントをチェック

「他にも、動きがスローになるポイントを狙うこと。平均台を渡っているところなんかは、必ずゆっくりになるので狙い目です。(写真2参照)」

【写真2】画像提供:増田えみさん

4.手ブレが起きにくいような工夫を

「これは普段の撮影でもいえることですが、なるべく手ブレを起こさないように、脇をしっかりと締めて撮影すること。隣に旦那さんが立っている場合は、旦那さんの肩を借りて固定したり、座って撮影するときであれば(体育座りをしている場合は)自分の膝の上にカメラを置いてみたり…せっかくモデルが止まっている瞬間を撮影しても、自分がシャッターを押すときにブレてしまっては台無しです。」

高機能のカメラも、使いこなせていないケースが多いもの。大切なイベントの撮影前は、取扱説明書を再度読み返してみてピッタリのモードを知ること。そして、タイミングをうまく図って撮影することが大切なんですね。お家でダンスの練習をするお子さんも多いと思いますので、事前にキメポーズのポイントを予習しておくと安心です!


あると便利な撮影グッズ

カメラ売り場にはいろいろなグッズが売っていますが、持っていると便利な撮影グッズは何でしょうか?

一脚はオススメですね。カメラの台座の下に取り付ける、伸縮可能なパイプのようなもので、三脚よりもコンパクトなので持ち運びに便利ですしスペースもとりません。この一脚にカメラを固定することで、手ブレをかなり軽減させられます。コンデジ用の小さな物も売られているので、探してみてくださいね。」

「あとは、一眼レフをお使いであれば、望遠レンズがあるととっても便利です。特に幼稚園から小学校に上がると、運動場も広くなり、その分離れた場所から撮影することが多くなります。ただし、それなりにお値段もしますので、普段から写真を趣味にしているような方にはオススメのグッズです。」

もしも一脚が無い場合は、先にも紹介したように、隣の人の肩や自分の膝など、何かしら固定できるものを探して利用するのも手ですよ!


より良い写真を撮るために

最後に、より素敵な写真が撮れるコツを、増田さんにこっそり教えてもらいました。

すべて撮ろうとせず、撮りたいポイントを絞る

一番大切なコツは、「追っかけて撮らない、待ち構えて撮る!」と語る増田さん。やみくもに我が子の姿を追って撮影するよりも、「こことここのポイントは必ずおさえよう!」というように作戦を練って撮影することが重要だそうです。また、運動会は写真屋さんも撮影に入ることが多いので、思い切って競技中の写真はプロのカメラマンにお任せしておいてもいいとのこと。

「走っている最中の写真は、やはりプロの方がうまく撮ってくれるので、後で欲しい写真を注文したらいい。それよりも、スタート前の緊張した表情、ゴールした後のホッとした満足気な笑顔(写真3参照)、仲の良いお友達とじゃれあっている場面など、自分にしか撮れない瞬間を狙って撮影すると、あとで見返してもとっても良い写真になります。」

【写真3】画像提供:増田えみさん

その時の空気感がわかる写真を撮っておく

お天気の良い日なら青空を入れて撮影したり(写真4参照)、運動会の旗や入場門、競技のプログラム、また子どもが正面を向いていない場面をあえて撮影しておくことも大切だそうです(写真5参照)。

そのときの空気感みたいなものを撮影しておくと、アルバムにしたときにその写真が生きてきます」と増田さん。アルバム作りも意識して、いろいろなシーンを撮影しておくと良いのですね。

【写真4】画像提供:増田えみさん

【写真5】画像提供:増田えみさん

横位置ばかりではなく、縦位置の写真も撮影しておく

アルバムにしたときにメリハリをつけるために便利なのが、縦位置の写真だそうです。写真屋さんが撮る写真は、一枚により多くの子どもを入れるために横位置の写真が多いとか。そのため、自分で撮影する写真は、縦位置の構図を意識しておくといいでしょう。

競技の前には、よそのお子さんで練習を

ダンスやかけっこなどを撮影するときは、自分の子どもを撮る前に、よそのお子さんでテスト撮影しておくことも大切。

「いきなり本番の撮影をするのではなく、このモードでうまく撮れるかな?と練習しておくことって、意外に皆さんされていないようですが、ポイントですよ!」と増田さん。さらに、小さいお子さんを撮影するときは、少し下のアングルから撮るとより可愛らしく撮れるのだとか。

撮影テクニックはもちろん、ほんの少し構図やタイミングを意識するだけで、より素敵な写真が撮れるんですね! そしてせっかくの晴れ舞台、終始カメラを覗いているよりも、ポイントだけ撮影して、肉眼でもお子さんの姿を目に焼き付けておきたいもの。今年の運動会は、より素敵な写真が撮れますように!

夏休みは家族で思い出に残る体験をしよう!

夏休みは家族旅行やイベントなど、親子でさまざまな体験をするチャンス。キャンプや海水浴で自然を満喫したり、遊園地やプールで体を動かして遊んだり。たくさんの思い出を作りましょう!親子におすすめの旅行先や夏休みのイベント情報をご紹介します。

体験&イベントを楽しむ夏休み特集2017

お話を聞いたのは…

  • 増田えみさん

    大阪芸大写真学科卒業後、コマーシャル写真のカメラアシスタントを経て、フリーカメラマンに。 現在は2人の娘の母親業をしつつ、女性誌や玩具店のカタログ撮影など、様々な方面で活躍中。 また、ママのためのフォトスクール「Photo mama 」を主催しており、これまでに300名以上が受講。たくさんのママたちと、子どもや家族の写真を囲んで語り合う日々を送っている。

  • PHOTO524ホームページ
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ライター紹介

水谷 映美

1979年生まれ。出版社勤務、受付嬢、社長秘書を経て、現在はwebを中心にライターとして活動中。男・女・女の3児の母。気になることは何でも試してみないと気が済まない典型的B型女子。子育て世代のリアルな声を反映した記事を得意としている。

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