ガラス工芸体験レポートに続き、人気のモノ作り体験取材第2弾。今回は、親子が同じ空間で陶芸体験をできる白金陶芸教室さんに協力をいただき、久美子さん&りょうへい君(6歳小学校1年生)親子が陶芸にチャレンジしてきました。土と触れ合う魅力とは?体験を通して探っていきたいと思います!
まずは平皿作りからスタート!
どんな形のお皿にするかを決定したら、早速制作に取り組みます。目の前に置かれた土の塊に興奮気味のりょうへい君。「貝のお皿を作る!」と張り切ってスタートしました。

まずは土をよーく伸ばします。「よいしょ、よいしょ」という掛け声に合わせて、のし棒を前後に動かします。土が少し固くて、なかなか上手く伸ばせない…そこで!

「棒が難しかったら叩いても良いよ」という先生からのアドバイスに大喜び!こぶしを作って土をボコボコ叩いていきます。

土を伸ばしたら、お皿の淵どり作業へ。「貝ってたくさんあるけど、どんな貝にする?」という先生の質問に「僕こんな貝がいいの!」と水で書いた絵は…

芸術的です!「これは、牡蠣かな?」と先生も少したじたじに(笑)。

そんな事はお構いなしのりょうへい君。イメージしている貝を黙々と土に描いていきます。

「よし!」と完成したのがこちら。とっても大きな貝が出来上がりました!線の周りの土を除いて、形を整えます。

次は、子ども達に大人気というスタンプでの模様付け!自由に、好きなだけスタンプを押すことができます。りょうへい君も夢中になってスタンプをポンポン押しています。

表が完成したら、お皿の裏に名前彫り!「浅く、優しく入れてね」という先生の声に、慎重になりながらも集中して取り組んでいます。

「りょうへいくん」と、上手に名前を入れることができました!将来この文字を見ると、小学1年生のりょうへい君を思い出すんだろうなぁと少ししみじみしてしまいます。

さぁいよいよ、仕上げに取り掛かります。縁を持ち上げてお皿に深みを作っていきます。「難しいなぁ〜!」と言いながら、

最後は水を含ませたスポンジで縁の表面を滑らかにして完成!ここまでかかった時間は約30分。あっという間にお皿ができあがりました。
次は、茶碗作りに挑戦!

さて次は茶碗作りに挑戦です。土をこねて薄く伸ばした所で、新アイテム登場!子どもでも簡単に茶碗を作ることができる「型」です。

隙間がないように土をかぶせたら、今度は立体での縁取りに挑戦。型を回転させながら線を引いていきます。始点と終点を合わせるのが難しいようで、気付くと「あれれ?」茶碗がどんどん浅くなっていくのはご愛嬌!

制作の合間合間に、お母さんの様子を確認するりょうへい君。親が同じ空間にいることで、安心して制作に集中できるのかもしれませんね。一方の久美子さんも、安心して土との触れ合いを楽しめた様子。「いつも子育てに終われ、モノ作りに没頭する時間は全く持てなかったのですが、今回“息子と来てる事を忘れるほど”作品作りに没頭出来ました。」と話してくださいました。

さぁ茶碗作りもいよいよ大詰めです!足を付けたら、大好きなスタンプを連打して…。

完成です!茶碗でも、気の済むまでスタンプを押して大満足。この茶碗でご飯を食べる日が楽しみですね!
親子で陶芸体験!その感想は?

りょうへい君
「幼稚園や学校で使うにゅるにゅるした油粘土とは違って、ショリショリしてる感じだった。楽しく出来たし、凄かった〜!スタンプが1番気に入った!」
久美子さん
「息子の様なぶきっちょさんでも、スタンプを押して凸凹で柄をつけて楽しめたようです。個人的には、ずっと憧れていた“ろくろ”を体験でき、作品作りに没頭できたことがとても嬉しかったです。作ったお皿は半永久的に使えるものなので、墓場まで持って行く気で大切に大切に使おうと思います。」
そして最後に、陶芸体験の魅力について、講師の角谷さんにうかがいました!
陶芸の魅力:土に触れることで気持ちが優しくなり、集中力・想像力もつく

白金陶芸教室の講師:角谷さん
「土を触ると、とても優しい気持ちになり、集中力もつきます。子ども達には、陶芸を通して手作りの楽しさ、目の前で形がどんどん変わっていく不思議さを感じてもらい、想像力を膨らます手助けになれば良いなと思っています。」
親子そろって優しい気持ちになれる陶芸体験、とても素敵な体験です!
おまけ:作ったお皿や器は、この後どうなるの?

作ったお皿や茶碗が手元に届くのは、体験してから3〜4週間後。まずは8時間かけてじっくり焼き上げ、2日ほどかけて冷ましていきます。その後、体験者の希望によって写真のような色を付けたり模様を描いたりし、再度1230度まで焼き上げて冷まします。

手間暇かかるからこそ、愛着も人一倍!思い出をカタチとして残すことができる手作りのお皿は、子どもの成長記録にもなって良いですね。ぜひ、親子で一度は体験してみてくださいね!
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