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横浜の海の船や環境、お仕事を楽しく学ぶ体験型イベント「海洋都市横浜 うみ博2024」

掲載日: 2024年10月1日更新日: 2024年10月2日いこーよ編集部

2024年の8月3日・4日の2日間、横浜の海をテーマに船や環境、お仕事を楽しく学ぶ体験型イベント「海洋都市横浜 うみ博2024」が開催され、多くの親子連れが集結!

ステージショーや展示、ワークショップなどさまざまな形で「海」の魅力にふれることができた2日間に開催された大人気のプログラムの様子を詳しく紹介します

海洋都市横浜 うみ博2024

ステージプログラム・展示ブース・ワークショップ・船の見学など、横浜市内の2会場で開催!

「海洋都市横浜 うみ博2024」は、将来を担う子どもたちに向けて「横浜の海」の多様な魅力を発信する取り組みです。

2024年で 9 回目の開催となり、横浜市役所アトリウムと大さん橋の2カ所の会場に、海に関わる研究機関や、企業、大学、行政機関などが「海の生き物」「環境」「仕事」などについて楽しく学べるコーナーを設置。

工作を楽しめるワークショップや、船舶や消防車の展示なども行われ、夏休みの自由研究にもぴったりの内容がたくさんあり、多くの親子連れに大人気!

【注⽬︕ステージプログラム】普段聞けない「海の仕事」の話に、子供たちは夢中に!

横浜市役所アトリウムに設置されたステージでは、海にまつわるテーマのトークショーを開催。ステージ前には人工芝生エリアも用意され、訪れた家族連れはリラックスした様子で登壇者の貴重な話に耳を傾けていました。

海をテーマにした多彩なステージ!

(左上)地球の歩き⽅ 横浜市(右上)鈴⽊⾹⾥武さん(左下)海洋研究開発機構(JAMSTEC)(右下)東京海洋⼤学

■「地球の歩き⽅ 横浜市」編集⻑から横浜の海の魅⼒について教えてもらおう【地球の歩き⽅】
横浜市版が発売されたばかりの『地球の歩き方』のステージでは、編集長が横浜市の海の魅力を語り、山中竹春横浜市長が特別出演! 

■岸壁採集で知る幼⿂のいきざまと海の多様性【鈴⽊⾹⾥武】
「幼魚採集家」として知られ「幼魚水族館」(静岡県駿東郡清水町)の館長でもある鈴木香里武さんが、幼魚ならではの魅力をたっぷりと語り、子供から大人まで多くのファンがトークに聞き入りました。

■のぞいてみよう!海と地球を調べる研究船【海洋研究開発機構(JAMSTEC)
海洋研究開発機構(JAMSTEC)のさまざまな機能を備えた調査船や探査機たちとともに、海上での研究の様子を紹介。

■何でできてるの?環境にやさしい釣りのルアー【東京海洋⼤学】
東京海洋大学 海洋資源環境学部の呉 海云准教授が、環境にやさしい釣りのルアー(疑似餌)について語りました。

(左上)国⼟交通省 関東運輸局(右上)東京海洋⼤学(左下)東京海洋⼤学(右下)⽇本郵船

■横浜から出航!〜船にのってみませんか?〜【国⼟交通省 関東運輸局】
横浜港から出港するさまざまなクルーズ船(遊覧船)を紹介。質問コーナー、クイズコーナーも!

■たくさんの商品は海を渡ってくる!?暮らしを支える物流の話【東京海洋⼤学】
東京海洋大学 海洋工学部の渡部大輔教授が、身近な横浜港の紹介も交えながら、海運と物流の重要性について語りました。

■知っておきたい、海と防災のお話【東京海洋⼤学】
東京海洋大学 海洋工学部の増田准教授が登場。津波の話など、身近な「海」を「防災」の視点から紹介。

■船乗りってなーに?船⻑さん・機関⻑さんに聞いてみよう!【⽇本郵船】
現役の船長・機関長がステージに登場し、外航船員(航海士・機関士)の仕事内容を紹介。衛星回線を通じて実際に外洋にいる船員たちと中継を行う一幕も!

【ステージプログラムを満喫!】家族のコメント!

子供が鈴木香里武さんのファンなので、楽しみにしていました。直接、海の生き物の話を聞けて大喜びでした」(11歳のファミリー)
今、海の上で働いている人たちと中継がつながったのが面白かった。また、海に関するいろいろな仕事があることを知ることができた特別な体験になりました」(10歳のファミリー)
JAMSTECの方の話が面白かったです。海の上で研究を行うのは大変そうだけれど、とてもわくわくするなと思いました」(4歳、9歳のファミリー)

海洋都市横浜 うみ博2024

【注⽬!船の⾒学・展⽰】貴重な船内見学体験も! 大迫力の船舶展示

大さん橋会場では、日本郵船株式会社の「自動車専用船」をはじめ、さまざまな船舶が2日間にわたって登場。船内見学も多数行われ、さまざまな役割を持つ船の迫力ある姿に、子供たちが釘付けとなっていました。

(左上)⾃動⾞専⽤船(日本郵船株式会社)(右上)べいくりん(国土交通省関東地方整備局)(左下)まもり(横浜市消防局)(右下)タグボート(株式会社新日本海洋社)

■⾃動⾞専⽤船(日本郵船株式会社)
6000台もの車を積める「自動車専用船」はその大きさだけでも大迫力、内部はまるで立体駐車場! 8月4日に行われた船内公開では機関士の仕事体験や車を固定するラッシング体験、横10cm・前後30cmの隙間で自動車を整然と積み込む様子を目の前で見られるなど、貴重な体験に多くの家族が目を輝かせていました。

■べいくりん(国土交通省 関東地方整備局)
清掃兼油回収船が登場。操舵室・甲板上の見学案内やゴミ回収装置のデモンストレーションが行われました。

■まもり(横浜市消防局)
横浜市消防局の消防艇。消防ポンプを装備し、船舶火災、水難事故等に対応している船とあり、初めて見る設備がたくさん。

■タグボート(株式会社新日本海洋社)
大型船が港に出入りしたり、必要な場所に停泊することを助ける小さな力持ち、タグボート。特別に行われた乗船会では横浜湾クルーズも。

左上)蒼海丸(横浜市 港湾局)(右上)海上コンテナ(オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン株式会社)(左下)おおとり(横浜市 港湾局)(右下)車両展示(横浜市 消防局)

■蒼海丸(横浜市 港湾局)
海上のゴミなどを回収する清掃船。ゴミを回収する実際の様子を目の前で見ることができました。

■海上コンテナ(オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン株式会社)
海外からさまざまな物資を運ぶ「コンテナ」の実物が登場! バナナを運ぶ冷蔵コンテナの中に入り、その涼しさや気圧の変化を体感することができました。

■おおとり(横浜市 港湾局)
港湾局のさまざまな港務を行う船である「おおとり」。船内見学会では普段は乗ることができない船内で、その役割などの話をたくさん聞くことができました。

■車両展示(横浜市 消防局)
はしご車やポンプ車、水難救助車両など、海や港の事故や火事の時に活躍する消防車両が勢揃い! 水難隊員に任務の話を聞いたり、潜水資器材を背負ったりという体験も。

【船の見学・展示を満喫!】家族のコメント

自動車専用船がとにかく大きくてびっくりしました! 操舵室や救命艇に入ったりいろいろな体験ができてうれしかったです」(8歳、11歳のファミリー)
バナナを運ぶコンテナの中に入る体験で、中が寒くてびっくりしました。果物はこうやって時間をかけて運ばれてくるんだな、と実感しました」(11歳のファミリー)

海洋都市横浜 うみ博2024

【注⽬!ワークショップ】自分の手で思い思いのグッズを製作! ワークショップもたくさん

横浜市役所では「海」をテーマにしたさまざまなワークショップが実施され、多くの親子連れが体験や工作を楽しんでいました。「今年もこれを楽しみにしていました」というリピーターの人も。

ワークショップで海の世界を体験!

(左上)東京大学DLX Design Lab(右上)⽔産研究・教育機構(左下)横浜市 資源情報局(右下)横浜市 脱酸素・GREEN×EXPO推進局

■ごみ拾いをもっと楽しく、カスタムバッグホルダーPIGRA【東京大学DLX Design Lab】
紙でできたカスタムバッグホルダーPIGRAは、海岸でのゴミ拾いが楽しくなるアイテム。紙の部分を自分の好きなデザインに仕上げるワークショップでは、たくさんのカラフルなバッグが誕生していました。

■シーグラスでアートをつくろう/真珠を使ったネームプレート【⽔産研究・教育機構】
海に落ちているガラス「シーグラス」を使った作品や、真珠やアコヤガイの貝殻でデコレーションしたネームプレートを製作。

■ペットボトルキャップで作るゴミ収集⾞キーホルダー【横浜市 資源情報局】
リサイクル繊維の展示などペットボトルリサイクルの話と、ペットボトルキャップを使った収集車キーホルダー作りを体験できました。

■横浜ブルーカーボン 海藻万華鏡づくり【横浜市 脱酸素・GREEN×EXPO推進局】
乾燥させた色とりどりの海藻を素材として中に入れ込んだ「海藻万華鏡」づくりが体験できました。

(左上)海洋研究開発機構(JAMSTEC)(右上)テクノラボ Buoy(下)東亜建設工業株式会社

■あそんで学ぼう!つながる海の⽣き物たち【海洋研究開発機構(JAMSTEC)】
紙コップにはさまざまな海の生きものの名前とイラストが。海でくらす生き物たちのつながりを、紙コップタワーを作りながら学ぶワークショップ。

■海洋プラスチックごみを使ったオリジナルキーホルダーづくり【テクノラボ Buoy】
カラフルなチップの正体は、日本各地で回収された海洋プラスチックごみ。型に自分の好きな色を入れて熱を加えてプレスすれば、世界に一つだけのオリジナルキーホルダーが完成!

■モルタルでペーパーウェイトを作ってみよう【東亜建設工業株式会社】
モルタル(コンクリート)が固まる仕組みを学ぶことができるワークショップ。好きなモチーフを入れ込んで、オリジナルペーパーウエイトを作成しました。

【ワークショップを満喫!】家族のコメント!

カスタムバッグホルダーを東京大学DLX Design Labで作りました。子供たちが一生懸命に色を塗っていて、素敵なバッグが完成したので良かったです
(5歳、9歳のファミリー)
⽔産研究・教育機構のブースでシーグラスを使ったプレートを作りました。海で拾ったものでアイデア次第でとても素敵なものができることを知りました」(10歳のファミリー)
JAMSTECのワークショップに参加しました。いろいろな海の生きものの話を聞くことができて楽しかったし、生き物たちがそれぞれつながっていることがわかりました」(11歳のファミリー)

海洋都市横浜 うみ博2024

【注⽬︕展⽰ブース】クイズやシミュレーター、タッチプールまで盛りだくさん!

横浜市役所アトリウム1Fの展示ブースは、「海」にまつわる展示が勢揃い! 市場から運ばれてきた魚の展示や、タッチプールで生きた魚に触るという体験も。

展示ブースで出会う海の世界!

(左上)東亜建設工業株式会社(右上)横浜港埠頭株式会社(左下)横浜市 港湾局(右下)国立研究開発法人 水産研究・教育機構

■東亜建設工業株式会社
VRシミュレーターで、実際に海の工事で活躍している大型作業船の操縦を体感。VRゴーグルの没入感に、子供たちが集中していた姿が印象的でした。

■横浜港埠頭株式会社
「おさかな釣りゲーム」の参加者は、自分でスタンプを押して参加者賞を作成。海を汚染する海洋ゴミの問題の展示も。

■横浜市 港湾局
横浜港に関する写真やイラストから好きなものを選んで自分で切り抜き、うみ博オリジナルの缶バッチを作成! 

■国立研究開発法人 水産研究・教育機構
海の魚の「皮」にまつわるクイズを展示。正解したら難易度に応じて魚のカードをもらえるとあり、何度もチャレンジする子供たちもたくさん。

(左上)横浜・八景島シーパラダイス(右上)独立行政法人 海技教育機構(左下)国⼟交通省 関東輸送局(右下)横浜市中央卸売市場

■横浜・八景島シーパラダイス
水族館からドチザメやネコザメ、ヒトデなどの海の生き物が出張! 普段はなかなか触ることができないサメたちの姿に、たくさんの子供たちが目を輝かせていました。

■独立行政法人 海技教育機構
船員服を着て写真撮影ができるブース。「船印帳」や「御船印」の紹介、JMETSの学校、航海訓練の説明も。

■国⼟交通省 関東輸送局
海にまつわる仕事の制服やライフジャケットの着用体験が行われ、記念撮影で賑わっていました。

■横浜市中央卸売市場
卸売市場から運び込まれたさまざまな魚がずらりと展示され、それらの魚にまつわるクイズに挑戦できるというブース。正解者にはクリアファイルや塗り絵などが進呈されました。

(左上)パルシステム(右上)国⼟交通省 関東地⽅整備局(左下)おうちCO-OP(右下)横浜市 みどり環境局 環境科学研究所

■パルシステム
宅配生協のパルシステム。オリジナル商品のアイスミルクバーやプリン、ヨーグルトの無料試食を実施。

■国⼟交通省 関東地⽅整備局
関東地方整備局が取り組んでいる海の環境を守り、改善していく活動についてパネルで紹介。大さん橋海上で展示していた「べいくりん」の動く模型も。

■おうちCO-OP
コープの宅配サービスを紹介するブース。「ソーダバー」など人気デザートの無料試食も行われました。

■横浜市 みどり環境局 環境科学研究所
3日はお魚釣りゲーム、ぬりえなどを通じて横浜の海と海の生き物について学べる展示、4日はマイクロプラスチックをテーマに実際に市内の海岸で採取された砂の中に含まれるマイクロプラスチックが展示されました。

(左上)株式会社地球の歩き⽅(右上)神奈川⼤学 理学部 ⻄本研究室(下)福島県

■株式会社地球の歩き⽅
2024年8月1日発売のガイドブック『地球の歩き方 横浜市』を販売。購入者はコラボおにぎり「家系ラーメンの〆ご飯 味濃いめ」がおまけとしてもらえました。

■神奈川⼤学 理学部 ⻄本研究室
海や川の水、水道水、いろいろな飲料水を、簡単な機器や試験紙ではかって違いを知る実験ブース。大学生たちのレクチャーを、子供たちが真剣な顔で聞いている姿が印象的でした。

■福島県
会津地方の伝統的な縁起物である起き上がり小法師に絵付けができるブース。顔を書いたり好きな色で塗ったり、さまざまなデザインの起き上がり小法師が完成していました。

(左上)五洋建設株式会社(右上)横浜国⽴⼤学 海岸・⽔圏環境研究室(下)横浜国⽴⼤学 理⼯学部 海洋EP 村井研究室

■五洋建設株式会社
クレーン操作シミュレーションで洋上風力発電の風車組み立てを体験。ゲームのコントローラーの操作に似ているようでなかなか難しく、みんな真剣な眼差しで挑戦していました。

■横浜国⽴⼤学 海岸・⽔圏環境研究室
小型手動造波水路で実際に波が起こるメカニズムを体感。斜面に構造物を置くことで、どんなものを置くとどの程度波を防ぐことができるのか、ブロック遊びの感覚で学べました。

■横浜国⽴⼤学 理⼯学部 海洋EP 村井研究室
水に浮いた木のブロックの上にどのくらい物が乗るか実験したり、浮沈子の体験で“浮力”を実感したり。船が海の上に浮かぶ仕組みを実験を通じて体験できるブース。

(左上)横浜市⽴⼤学・Colover(右上)⽇本郵船株式会社(下)横浜市 脱炭素・GREEN EXPO推進局

■横浜市⽴⼤学・Colover
野鳥海岸・相模湾の生物標本や、実際の海の生きものが観察できるブース。顕微鏡を使ってプランクトンやウミウシの幼生が観察でき、海洋生物好きな子供たちの行列が絶えないブースでした。

■⽇本郵船株式会社
現役の外航船員がブースに多数登場し、船員の仕事について子供たちに優しくレクチャーしていました。ゲーム感覚で船の操縦体験ができる操船シミュレーターではうまく操縦できずに悔しくて泣いてしまう子供も。オリジナル「自動車専用船」のナノブロック配布は2日間とも大人気! 船員の制服を着て記念撮影ができるブースも賑わっていました。

■横浜市 脱炭素・GREEN EXPO推進局
家庭でできる脱炭素行動アンケートと、海のモチーフを自分の好きな色で塗る工作教室が行われました。

【展示ブースを満喫!】家族のコメント

水産研究・教育機構のクイズが楽しかったです。大好きな魚の名前がたくさん登場してうれしかったし、知らなかったことをたくさん知れました」(10歳のファミリー)
クレーン操作のシミュレーションがゲームみたいで面白かった」(9歳のファミリー)
缶バッヂを作ったり、八景島のブースでタッチプールでサメにさわれたり、1日の中でいろいろな経験ができて面白かったです」(6歳、10歳のファミリー)

海洋都市横浜 うみ博2024

会場間の移動にはフェリーも登場! 横浜を海から眺められる海上移動を親子で満喫︕

横浜市役所アトリウムと大さん橋の2つの会場の移動には、無料シャトルバスに加えて無料フェリーが登場! 

運行したのは最短距離で結ぶ「かなもえ号」と、横浜湾をぐるりと回り海上から横浜が一望できる「ゆめはま号」の2航路。

移動時間も海を楽しめる体験に訪れた家族連れは大喜び!

日本&横浜の海、そして海の仕事の魅⼒を家族みんなで体感!

海について「学び」、楽しみながら海の魅力や奥深さ、海にまつわる仕事などについて体験できた「海洋都市横浜 うみ博2024」

普段はできない体験、見られないものがたくさん用意され、子供も大人も一緒に楽しみながら海についての知識を深めることができる特別なイベントになりました。

海洋都市横浜 うみ博2024

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