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子連れでの長距離移動を楽しく乗り切るコツ 0歳〜2歳児編

2014年12月26日青柳直子

チャイルドシートに座らせた瞬間に泣くのに、何時間も持つのだろうか。新幹線で泣いたりぐずったりしたらどうしよう。

小さな子どもがいる家庭の懸案事項、「長時間の移動、どうやって乗り切る?」問題について専門家のお知恵を拝借しました。

まず、心掛けたいのは、対処ではなく、事前の準備!

小さい子ども、とりわけ「聞き分けができない」0歳〜2歳までの子どもがいる家族が乗り物を使って長時間移動するとなると、子どもは泣くわ、夫婦ゲンカは勃発するわ、荷物は多いわ、でテンヤワンヤ。そんな事態を極力避けるには
「対処療法ではなく、事前準備が大切」とおっしゃるのは、自らも帰省時の子連れ長時間移動に苦労された経験を持つ、あそびプランナーで3歳の男の子のママのツバメさん。

その場しのぎではなく、事前に少し準備するだけで親子ともに楽しい時間が過ごせるなら、やらない手はありません。では、どんな準備をすればよいのか、具体的に教えていただきました。

0歳〜1歳 自動車移動の場合

[基本対策]

お昼寝の時間に重なるように移動する、リラックスできる音楽をかけるなど、移動中に寝られる工夫を。

[おすすめのおもちゃ]

1.視覚的に楽しめるもの

赤ちゃんの目の高さに鏡やぶら下げられるおもちゃをいくつかつるしておきましょう。車の揺れによって音や動きが出て楽しめます。

※慣れない場所や移動手段の場合、なじみのあるおもちゃがあると安心できるので、普段使っているプレイマットなどについているおもちゃを取り外して持っていくのもおすすめです。


※車の揺れで落ちたり、赤ちゃんが投げたりできるものは足元に落ちると不衛生かつ、なくなってしまったりするので、固定できるものがベターです。


2.触覚的に楽しめるもの

カシャカシャ音のする布、タグなどが付いていてつまんだりくわえたりできるようなものを手元に用意しましょう。手触り、舌触りでも楽しめて安心感を与えることができます。

[手作りしてみよう]

カラフルボール

ビニル袋にカラフルな折り紙を丸めて入れて、四つ角を縛るだけでもカシャカシャ音のするボールになります。


1歳〜2歳 自動車移動の場合

[基本対策]

事前に公園やパーキングエリア、コンビニなど、休憩できる場所を調べておきましょう。


長時間、チャイルドシートに座ったままの移動は動けるようになればなるほど苦痛です。休憩場所ごとに車から降ろして、少し歩かせてあげてください。店内の商品を見て歩くだけでもいい刺激になりますし、外の冷たい風にあたれば気分転換になります。
ぐずる前にこまめに車から降ろしてあげることがポイントです。

[おすすめのおもちゃ]

1.手先を動かすおもちゃ

ねじる、ひっぱる、玉を端から端に移動させるおもちゃなど

2.見立てごっこができるおもちゃ

2歳を過ぎると見立て遊びやごっこ遊びも楽しめるようになるので、人形や電車のおもちゃなどで、ごっこ遊びを一緒に楽しむのもいいですね。

3.新しい童謡のCD

お気に入りのCDをかけて一緒に歌うのも楽しいですが、例えば60分なら60分間、聞いたことのない新鮮な曲だらけ、というのも楽しいものです。「今の歌、もう一回!」などと親が言うと、子どもも同じようにリクエストしたり、お気に入りを探すために一生懸命耳を傾けたりして楽しむことができます。わざわざ買わなくてもレンタルでもたくさんの種類がそろっていますよ。

[手作りしてみよう]

玉を端から端に移動させるおもちゃ
100均などで売っているゴムにループエンドをいくつか通すだけ!

リボンやひもで代用することもできますが、ゴムの方がひっぱる遊びが加わり、より楽しめます。


0歳〜1歳 電車移動の場合

[基本対策]

ベビーカーよりも抱っこの方が、お母さんの顔が近く、温もりも感じられるので、赤ちゃんは安心できます。ベビーカーの場合はママがひざまずいて赤ちゃんと顔の高さを同じにしましょう。

[おすすめの遊び方]

1.ママがかかとを上げたり下げたりして、お膝の上の赤ちゃんを上下に揺らしながら耳元でお歌を歌う(座っている場合)

電車の中は騒がしいので、お話するのも歌を歌うの赤ちゃんの耳元でやってあげましょう。抱っこして立っている場合は、赤ちゃんの足を持ってぶらぶら揺らしてあげるのもよいでしょう。体を動かしてあげることで、動けないストレスを解消します。

2.おでこに向かって息をふきかける

強弱をつけたり、吹くとみせかけて吹かなかったり。ママと赤ちゃんでそういったやりとりも楽しんでくださいね。

1歳〜2歳 電車移動の場合

[基本対策]

混雑具合など車内の状況が許せば、座ってばかりではなく、立ってみるのも気分転換になります。

[おすすめの遊び・おもちゃ]

1.倒れないように「おっとっと」

立っちができるお子さんなら、電車のちょっとした揺れに倒れないように立っているだけでも体を使った遊びになります。あまり混雑していないようならママも一緒にしゃがんでお子さんと目線を同じにし、「おっとっと」と少しおどけてみるのも楽しいです。手と手を取ってゆらゆらダンスのように揺れてみるのもいいですね。

2.シールブック

新幹線などテーブルがある電車ではシールを貼ったりはがしたりできるシールブックがあれば、長時間楽しめます。シールが何度でも貼れるもの、持ち運びできる小さいサイズのものなど種類も豊富にあります。


「かおノート」は一度しか貼れませんが、ページ数が多く、パパママが貼って見せてあげても楽しめますよ。


遊び道具だけではない!?さらに心掛けたいことは?

どのアイデアも“少し”の事前準備や方法を知っているだけで、移動時間がぐんと楽しくなって、大泣きパニックが回避できそうなものばかりです。

しかし、おもちゃを用意したからといって、それでOKという訳では決してありません。


「ひとりで遊ぶとすぐに飽きてしまう遊びも、誰かと一緒なら何度でも楽しめるものです。
お子さんにとっての最高のおもちゃはママ、パパでいつも以上にたくさん目を合わせて、会話して、触れ合って、同じ時間を楽しんでくださいね」

そうそう、最後に忘れちゃいけないのがオムツ替え。チャイルドシートや電車の座席に長時間密着している状態では、オムツがパンパンになって服まで湿ってしまうことも。
自動車移動ならパーキングエリアなどで、新幹線移動ならば、授乳やオムツ替えができる「多目的室」に近い座席を取るなどして、身体的に不快な状態を作らないのも大切ですね。

お話を聞いたのは…

  • ツバメさん

    日本ベビーサイン協会認定講師。認定NPO法人日本グッド・トイ委員会。おもちゃコンサルタント。ツバメcafé(教室などの企画・運営)主宰。エンターテイメント企業にて企画職、サービス運営(プロデュース)等で10年勤務。その間に認知科学や発達心理学に興味を持つ。自身の出産を機に、あそびについて改めて考えるようになり、現在はベビーサイン講師やあそびプランナーとして活動中。3歳の男の子のママ。

  • ツバメcafé
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ライター紹介

青柳直子

ライター暦16年。神戸生まれ・育ち・在住のアラフォー世代。芸能・インタビュー、舞台・コンサートレポをメインに、子育て関連、街取材まで“守備範囲を広く”がモットー。小学1年生の長男、1歳の長女、ヨーゼフ(ハイジの犬)似の夫+猫2匹と、毎日てんやわんやな暮らしぶり。娘が歩けるようになったのを機に、家族キャンプ再デビューを計画中。

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