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新発見! 家族の絆がぐっと深まる入浴術

お風呂は家族のコミュニケーションを深めるのにいい機会! 今は「浴育」「風呂育」という言葉もあるくらい、入浴時の親子の共有体験が注目されています。でも、毎日のことでなかなか、「お風呂を楽しむ」まではいかない…。

そこで、入浴剤作りのワークショップや、入浴指導の資格をもっている青木さんに、お風呂の楽しみ方を教えてもらいました。

あえて、昼間の時間帯にお風呂に入ってみる

「思い切って、休日の昼2時、3時くらいに、家のお風呂に入ってみてはいかがでしょう。非日常の変化をつけた入り方をやってみるんです。『今日は特別なお風呂をおうちでやろうね』とわざわざお風呂の時間を設けるという方法をおすすめしています。食事の直前直後を避ければ、何時でもいいかと思いますが、昼間明るいうちに家のお風呂に入る非日常感を子どもが楽しんでくれればと思います」

お風呂に入るをイベント化してみよう!

温泉宿やスーパー銭湯などに行く時は昼間から行く時があります。
だったら、家風呂でも「わざわざ入る」感を作ってみる、という作戦です。
その際、入浴剤を選んで入れるなど、イベントを盛り上げる工夫をしてみるのもおすすめしてくれました。

「普段使っていない入浴剤や、みかんやリンゴなどの果物を入れてもいいですね。肌が敏感な人はできるだけ農薬を使っていない果物を、皮をよく洗ってまるごと入れてください。柑橘類は切って入れると肌にしみることもあります。」
どんな入浴剤を使うのか、どんなお風呂に入るのか、子どもと一緒に相談してみても楽しそう! リンゴ風呂なんて、なんだかぜいたく。ちょっと安売りしているリンゴを使ってみてもいい。

「ちなみに、入浴剤を入れるときは、普段よりも保温効果があるので、湯温を1度くらい下げてもいいです。子どもはのぼせやすいので、湯温は調節してあげてください。リモネンなど柑橘類に含まれる天然成分の効果で、肌表面の血流が2倍くらい増えたというデータもあります」
冬至に「風邪をひかない」ため、ゆず湯に入る理由はそこにあったんですね。

汗をかいていたら、黄色信号。入浴時の注意点

しかし、子どもは熱めのお風呂が苦手。そんなに長い時間も入っていられません。親が注意すべきことをあらためて教えてもらいました。

・温度は?

赤ちゃんであれば、38度くらい。小学生でも高くても40度くらいまでに湯温を調節しましょう。それ以上は、子供も熱がって入らない場合も多いが、慣れで入ってしまうようになると「ドライスキン」になる可能性が。温度が上がるほど、皮脂を奪いやすいので気をつけましょう。

・汗をかいている?

鼻のあたまがちょっと汗ばんで来たら子供はお風呂から出ましょう。汗だらだらになっている場合はすでに、浸かり過ぎです。出て、水分を補給しましょう。子供は大人以上に注意が必要です。

・お湯につかる時間

同じ温度に入っても、赤ちゃんと大人ではのぼせる時間も全然違います。5分を目安に湯船からはあがるようにしましょう。のぼせてしまう時間が早いので、上記のように汗をかいていないか常にチェックを。お風呂でのぼせることは、熱中症と同じ仕組みです。

湯温の差を使って、体を調節する

休日イベントとしてのお風呂は昼に入ってもいいとして、通常、お風呂って、やはり夜に入らないといけないのでしょうか…。わが家は保育園お迎えの後に食事やら何やらで、気が付くと子どもが寝ている…ということもあり、朝風呂派なので、お風呂に入るタイミングが気になります。

「やはり、オススメは夜。寝る前にぬるめのお湯に入ると副交感神経優位になるので、入眠しやすいのは事実です。子供の寝る時間が遅くなったり、ゲームやタブレットなどで交感神経が刺激されてしまっていても、入浴で副交感神経優位になってリラックスでき、眠りやすく、また眠りの質が高くなります」
その際は、ぬるめのお湯で湯船にも浸かる(シャワーだけではない)のがいいようで、また、1日の汚れを取り除くという意味でも夜がおすすめなのだそう。

忙しくてつい朝風呂という場合には・・・

朝風呂派の方でも、帰宅後にお風呂のシャワーで手足を洗う習慣をおすすめします。心身ともにさっぱりしますよ。

しかし、朝に入るのだってNGではありません。

「朝の場合は、ぬるめのお湯だとリラックスしすぎて、これから活動しなくちゃいけない場合は逆効果に。朝は浸かるよりは熱めのシャワーをさっと浴び、リフレッシュする方がいいですね。お子さんの場合は熱すぎない温度にしてください。」

健康面から言っても夜の入浴のメリットは大きいけれど、共働きの場合は、実際に働いて帰って、お風呂まで…が、大変ならば、「夜はぬるめの湯船、朝は熱めのシャワー入浴」をすればいいとのこと。湯温の違いをうまく生活に取り入れましょう。

幼児期だからこそ自然な性教育に

最後に、青木さんが考える親子でお風呂に入るメリットも教えてもらいました。

1)親子のコミュニケーションを図る

家風呂でも、温泉や銭湯などの外風呂でも同じですが、お風呂に一緒に入る時間をもつ、ということ自体が親子の距離を近づけてくれます。普段はいえないことも、お風呂の中でいえたり、いつもなら聞きのがしてしまう子どものつぶやきに耳を傾けられます。

2)スキンシップ

生活の中では、なかなかゆっくり時間を取ってスキンシップができないのが、お風呂は自然とスキンシップができます。
「これは、子どもの年齢とともにできなくなってしまう貴重な体験です。特に異性の親子はその機会を逃したら一生ないかもしれません。一緒にお風呂に入れる時期は、限られた時間なのです」

3)体の成長を確認できる

皮膚病も含めて、裸になってみて、アレ? ここどうしたの?と気が付くことがお風呂だと多いよう。また、体の成長具合も確認できますね。

4)自然な性教育

「自分の体が将来こうなっていくんだ、男の人と女の人は違うんだ、ということを素直に受け入れられるのが、幼児期ではないでしょうか。思春期の性教育とは違って、自然な形でできますね。早い時期の方が違和感がないと思います」

入浴効果をよく知って、子どもとの生活に取り入れられれば、「体を清潔に保つ」以上のものが得られそう。今週末は「何風呂」にしようかな?

お話を聞いたのは…

  • 青木葉子さん

    入浴剤ばんざい代表。温泉利用指導者/ベイシング・インストラクター。お風呂、入浴剤に関する講座やワークショップなども開催。

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いこーよ編集部

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