日常の夢幻ー京に生きる 井澤元ー『新版 古都点描』出版記念展の基本情報
日常の夢幻ー京に生きる 井澤元ー『新版 古都点描』出版記念展の紹介
井澤元一の新版古都点描出版記念展、京都で開催
洋画家・井澤元一(京都1909-1998)は、日本の美に深い共感を寄せながら、京都の日常や民衆の風物を描き続けた。平凡な題材を機知と力強さに満ちた表現で捉え、歴史的情景のなかに独自の幻想世界を漂わせた。その絵には京都に生きる人々の気配と時間がある。井澤は1979年にドナルド・キーン氏の序文を得て画文集『古都点描』を刊行。京都の祭礼や年中行事、人々の暮らしや町角の風景を、水彩画と文章によって綴った本書には、京都の文化や風土のなかで私たちが忘れてはならないものへの強い執着が表明されている。このたび復刊される『新版 古都点描』(夕書房)には、新たに鷲田清一氏の序文と清水智世氏(京都文化博物館学芸員)による解説を収録。本展では画文集の収載主題をほぼ網羅する油彩三十余点を展観。さらに8〜9月に京都文化博物館で開催される「井澤元一がみた京都」では、画文集の原画である全水彩画35点と代表作油絵等を公開。8月にかけては市内の書店やカフェなどでも井澤の作品を展示し、ペーソスとユーモアを湛えた井澤元一の京都が各所で甦る夏となる。
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