初めてでも楽しめる！釣り特集2023

【約束1】
魚たち海の恵に感謝の気持ちを持つことを教える
【約束2】
安心装備で安全な場所を選んで釣りをする
【約束3】
子どもに、釣れる喜びを伝えることを目的にする

もちろん釣れる喜びを知ることです。ただ、より大切なのは海の恵である魚への興味や感謝の気持ちを育むことなのではないかと、子どもたちとの釣り教室の中で感じています。 生きた魚とふれあうことはとても新鮮な体験です。まず「釣れてくれてありがとう」という気持ち。

そして食べるときには、その切なさも覚えながらきれいに食べることが魚に対する感謝、マナーであることを体感してもらえればいいなと思っています。

子どもとの初めての釣りは２～３時間前後が目安です。それでも服装は、汚れても良い服で歩きやすい靴。着替えや長靴があればより良いですね。

また、安全面でいうなら小さなお子さんは、ライフジャケットを必ず着用しましょう。そんなに高いものではないですし、なければレンタルしている釣り場を探して行くことをおすすめします。

竿を持参するなら、購入する際に量販店で「どこで何を釣りたいか」を店員に相談しましょう。要望に添った初心者向けの釣りセットの中から選んでくれると思います。

また、大人用の釣竿が使えるのは小学校の中学年くらいから。子ども向けの釣竿のレンタルがない場合は、釣具店で２０００円前後から販売されていますので、是非購入して出かけられることをおすすめします。

危険を伴う場所ですので、大人の注意や話がきちんときける４歳ぐらいからがやはりおすすめです。その際、海は危険な場所だということをきちんと伝えておきましょう。

【監修】
新鮮市場 マルエイ海づり公園
インストラクター 山本秀治さん

釣り施設の中には、専門指導員のいる施設があります。親子で初めての釣り体験は、こういう施設を選ぶといいですね。

突然「そうだ、釣りに行こう」って思っても竿がない。買いに行く時間ももったいない。
そんなときはレンタルセットを用意している釣り場へ。

せっかく釣りにでかけても、坊主（釣り用語で「全く釣れない」こと）で帰ってきたらつまらない。初めての釣りなら、海の釣り堀ではじめるのもおすすめです。

釣れたての魚は新鮮で味も格別。釣った喜びも体験できるし、ちょっぴり魚に切なさも感じるかも。「お魚さん、ありがとう」と感謝の気持ちを込めて食べましょう。

餌をつけたり、しぶきをかぶったり、釣りをすると体がべたべたして気持ちが悪い。なんて思ったら帰りは温泉でさっぱりしましょう。釣りで疲れた体もリフレッシュします。

ドライブの道すがら気軽に立ち寄れる道の駅に併設された釣り施設。ドライバーのパパやママの気分転換にもなるし、子供たちも思わぬ釣り体験に大喜び。

大勢で力を合わせて「ヨイショ、ヨイショ」と網を引っ張ると、網にはいろんな魚や貝がいる。何が獲れるかはお楽しみ。まるで宝箱を開けたような気分になりますよ。

魚売り場や観賞用しか見たことない子どもにとって、生きた魚に直接触れるつかみ取り体験は、とても楽しい機会になるはずです。親子で思いっきり楽しんで