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きつねのねさん
お出かけした月:2021年7月
住宅街の中に奇跡的に残った里山虫好きや野草に興味のある方、自然に触れて癒されたい方に最適! 下田の杜は、柏市の都市緑地として公開されている「酒井根下田の森緑地」と地権者の方の緑地とが合わされた「まちなかの里山」です。住宅に囲まれたバス通りから一歩踏み込むと、そこには信じられないくらい自然がいっぱい!豊かな森に囲まれた低地(下田の森緑地)には、バッタ広場、池、畑、地元の子どもたちが米作りをしている田んぼなどがあって、小さいながらまさに里山の風景。生態系も豊かだそうで、私自身、昼間にとっても貴重な野鳥を見たことがあります!また運が良ければタヌキやハクビシンにも会えますよ!(←もっとも、ハクビシンは外来生物だそうですが笑) 子どもたちには「生きものたちのマンション」と紹介しているそうで、確かに季節ごとに様々な植物、昆虫、鳥たちが見られます。中には最近身近ではあまり見かけなくなった、千葉県レッドデータに載っているようなサシバやキビタキがいたり、貴重な植物もあったりするそうです。(ただ、どれも下田の杜だからこそ生き生きするいのちたちなので、そっと見守ってくださいね!とのことです。) 地域の小学生たちが自然観察会で訪れることもあるため、広場の草はわざわざ残しているのだとか。下田の杜里山フォーラムの方や近隣に住む方の中には、プロ顔負けの昆虫などの生き物の写真を撮っている方がいます。以前見せてもらった時に肉眼で見るより大迫力の姿に感動しました! 中ほどにある池ではザリガニ釣りをする子どもたちもいます。釣り自体は楽しんでいいそうです!ただ、この池にいる生物たちは殆ど他所から来た生き物たち(「特定外来生物」やそれに準ずる生物たち)らしく、なんと、持ち帰ったり別の場所に持っていってしまうと法律で罰金!!というものもいるそうです。捕まえた生き物は、その場でじっくり観察したら最後は返して下さいね〜。 ちなみに、日曜日には普段は入れない「吉峰荘エリア」に入ることが出来ます。バス通りから入って長い坂道を下った突き当たりにある門の奥に見える白い家が吉峰荘です。下田の杜で観察できる植物・鳥たちなどの写真の展示、いつも手入れをしているNPO法人下田の杜里山フォーラムの活動の紹介、築140年を超えるという古民家の説明を聞くことも出来ます。 季節ごとに移り変わる里山の風景(新緑や紅葉など)に癒され、子どもたちと虫や花々探しを楽しめ、さらに酒井根の歴史文化も学べちゃうという柏では貴重なスポットです!是非ぜひ一度足を伸ばしてみて下さい〜。
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