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yuuuziさん
お出かけした月:2018年10月
札幌市南区石山に「石山緑地」という都市公園があります。明治時代以来、採石場だった場所を活用して公園として市が整備。札幌軟石がむき出しの岩肌、そして札幌軟石の造形物がまるで古代ローマ遺跡を彷彿とさせる空間です。石山地区は明治の開拓使時代以降、札幌軟石の巨大な石切り場でした。発見したのはお雇い外国人A・G・ワーフィールド、トーマス・アンチセル。現在の国道453号の陸橋付近に5棟の小屋を建てて、発見から3年後の1875年に本格的な採掘をはじめました。札幌中心部までは当初、馬の背中に二切ほどを載せて運んでいました。翌年には馬車道が開通したため、石山、川沿、平岸、山鼻の馬所有者が副業として営む馬車運搬に切り替わりました。1909年になると助川貞次郎が経営する馬車鉄道が開通し、西11丁目通(国道230号)で運行をはじめました。これが現在、「石山通」と呼ばれる所以です。札幌軟石は平均厚さ15メートルで、上の層と下の層は火山灰ですが、中間の層から良質の軟石がとれました。通常、露天掘りからはじまりますが、上層の火山灰の処理が大変であったため、崩落危険を伴う横穴式採掘も行われていました。そして採掘法も人力の手堀りにはじまり、1962年にチェーンソー採掘に切り替わりました。ここで採掘される札幌軟石は、札幌中心部の本府建設にあたり洋式建造物の石材として重宝されました。買い上げ価格は1切20~22銭、大正時代には25~39銭でした。初年度は約2万個、ピークの昭和初期(1929年)には年間約24万個を採掘。最盛期には石材店が100軒、石工は300人もいたようです。
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