「いこーよ」10周年企画の「10年後のきみへ」は、10年後の我が子への想いを150文字以内で綴ったものです。応募総数は、なんと644作品! 子どもが生まれたときの気持ちや感謝、「10年後も変わらず支え続ける」といった子どもへの愛情あふれるメッセージになっています。
今回は、大賞と佳作の計4作品のほか、ママパパならきっと心を打つ作品も一緒に紹介します! たくさんのご応募ありがとうございました。

【大賞】まりさん
今アナタの目には何が映っていますか?
何か悩みや辛いことはありませんか?
誰かに相談できていますか?
私はアナタの味方になれていますか?
どうか体も心も元気でいてくれていますように。
それだけが母の願いです。
忘れないで下さい、今も10年後もその先もアナタのことを愛しています。
【佳作】ミライへさん
大切ないっくんへ
今から、10年後は20歳だね。
成人してるんだね。
おめでとう。
優しくて、面白い、いっくんには、後悔しないような人生を送ってほしいなと思っています。
いっくんが、お母さんの子供で良かった。ありがとう
お母さんは幸せです。
いっくん、人生を楽しんでね。
一緒に乾杯しましょう。
【佳作】たけるんさん
13歳のたけるへ。
運動は得意じゃなくてもいい。勉強も得意じゃなくてもいい。毎日幸せじゃなくてもいい。毎日不幸じゃなければいい。
普通にご飯を食べて、普通に学校に行って、普通に友達と笑い合う。そんな普通な日々が送れることをあなたが生まれたその日からお母さんはずっと願っています。
【佳作】さっくんままさん
15のあなたは10年前とは全く違うでしょう。
ままが一番好きとキスするあなたはもういない。
だっこをせがんで泣くあなたはもういない。
いっしょにあそぼうと料理のじゃまをするあなたはもういない。
けれど、あなたの広く優しい心は、きっと変っていないでしょう。
それだけで、お母さんは幸せなのです。
ほかにもママパパの心を打つ作品ばかり!
ここでは、惜しくも受賞を逃したものから編集部で厳選した5作品を紹介します。手紙を送る親側だけでなく、手紙をもらった子どもの目線でみても感動する内容になっています。
失敗しても、大丈夫さん
今お母さんの前にいるのは二歳5ヶ月のはると。
10年後の12歳のはるとはどんな子になってるんかな?
生意気な口きいて、困らせてるんかな?
お母さんは何があっても陽登の味方です。
怒っててもやで。
だから何でもして、何でも言うといで。
失敗してもいい、何回でも立ち上がることが大事なんやで
頑張れ、陽登
えしおさん
よく笑い、よく食べ、よく泣き、よく寝て、よく遊ぶ、常に全力の君と一緒に生きている、母ちゃんはとっても幸せだ。
これから、いろんな壁にぶつかり悩むこともあるでしょう。
大丈夫、本当に無理なら逃げたっていい。でもやってみな。無駄なことなんてなにもないよ。
ゆうた母さん
いってらっしゃい、息子よ。
一人で自転車に乗り、バスに乗り、電車に乗り、飛行機や船にだって、もしかしたら外国にだって行ける中学二年生の君よ。
今よりももっと面白い世界が待ってるよ。さあ、いってらっしゃい。
そして、いってらっしゃい、私。
息子の寝顔を見ながら、そんな10年後の子離れを想像して…。
ひなのさん
今隣で寝ている私の可愛い子。どんな夢を見ているの?
10年経ったあなたは自分の将来の夢を見られてるかな。
どんな未来でもあなたにはお母さんがついてるからね。
悲しい事があれば抱きしめるし悩んだときは一緒に考えよう。
あなたより先に産まれたお母さんにもまだまだ初めてのことがいっぱい。
一緒に強くなっていこう。
ちょびひげさん
10年後のあなたは、反抗期真っ只中の女子高生。
きっと生意気な口をきいて、ミニスカートなんか履いちゃったりして、彼氏がどうとか、友達がどうとか、先生がどうとか、悩んで、楽しんで、青春を謳歌している事でしょう。
生意気でも反抗的でもいい。とにかく元気でいてくれたら。それだけです。
子どもを見守るママやパパの「優しい眼差し」が感じられる文章に、思わず感情移入してしまったママパパもいるのでは? 紹介したものに限らず、応募したすべての作品に強い想いが詰まっていて、応募者したママパパにとっても作品が「特別な手紙」になったと感じられる企画でした。
また、今回の企画に応募できなかった人も、ぜひ子どもに10年後にあてた手紙を書いてみてください。書いた今と10年後で2回、感動できる手紙になりますよ!