岩国城の基本情報

今から508年前の1608年に初代岩国藩主だった吉河広家が、錦川に過去まれた「天然の要害」だった横山の山頂に築城された城です。
しかし、それから7年後の1615年、その年の4月に発生した大坂夏の陣で豊臣側に勝利した幕府が発令した「一国一城令」により、日本各地にあった3000もの城が一気に170あまりに激減し、岩国城もその余波を受けて取り壊しとなった為、それからは、城の近くの山麓の居館（現在の「吉香神社」がある付近）に政務を移しました。
時が経過した1962年に岩国城の外観、1995年に古式穴太積石垣の発掘と、それぞれ復元されていき、かつての城の姿がより鮮やかに蘇りました。
1962年の外観復元は当時の「四重六階の桃山風南蛮造のお城」を、1995年の石垣の発掘も下部およそ1／4部分が地中に埋まって残っていたのを元に復元しました。
また、天守内には刀剣や武具甲冑類が展示されてますし、北ノ丸の石垣や空堀などの遺構も現存してます。

さらに城の外観復元の際、錦帯橋がよく見える様にという考えから、当時の城の本丸から約50メートルほど南側に位置を変更されたそうで、城の天守からは岩国山や錦帯橋の雄姿を眺める事ができるし、錦帯橋と岩国城直結のロープウェイで往復して見物という事もできます。
あと、城の近くには岩国美術館や城山花菖蒲園もあります。

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