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「【イベント開催レポート】」
【終了】漁師のお仕事をしよう@神戸市のお知らせ

【終了】漁師のお仕事をしよう@神戸市

2023-7-22(土)、7-29(土)

兵庫県神戸市須磨区須磨浦通6-61
このイベントは終了しました。
いこーよでは楽しいイベントを毎日更新!

【イベント開催レポート】

2023年01月31日 14時52分

漁師のお仕事体験

日本財団 海と日本PROJECTの一環として展開されている、海のお仕事体験プロジェクト実行委員会と子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の共同プロジェクト【海のお仕事体験プログラム】を今年も開催!
海にかかわるお仕事体験を通してたくさんのことを学びながら、海での最高の想い出づくりもできる小学生向けの大人気プログラムです!

そして今年はなんと関西エリアで初開催。
神戸市内で活躍する地域の事業者や団体と連携して、海洋都市神戸の海と地域のつながりをテーマとしたさまざまな職種のプログラムを展開しました。

今回は、7月23日(土)、7月30日(土)の2回開催された「漁師のお仕事をしよう!@神戸市」のイベントレポートをお届けします。

かご網漁に挑戦!

今回、子どもたちが挑戦するのはかご網漁師のお仕事。

私たちが普段、魚を食べられるのは漁師さんが一生懸命魚をとってきてくれるからです。
魚を獲った後も漁師さんは、水揚げやセリなど、魚を素早く・美味しく届けるため様々なお仕事を行っています。
今回の体験では、漁で海の幸を獲り、市場で売るまでの一連のお仕事を子どもたちが行いました。

神戸の漁業、かご網漁の仕組みについて勉強

初めにすまうら水産の若林さんから神戸の漁業、かご網漁で魚が獲れる仕組みについて教えて頂きました。
神戸は自然豊かな好漁場である瀬戸内海に面しており、イカナゴ漁や海苔養殖などが盛んに行われています。その中でも古くから行われているのが今回体験するかご網漁。事前に餌の入ったかごを海中に沈めておき、魚やタコが入るのを待つ漁法です。
また、実際に漁に使うかごなどの道具を見せてもらいました!みんな真剣な表情でお話を聞いていました。

かご網漁に挑戦!

漁の仕組みの説明を聞いた後は船に乗船して、かごが仕掛けられているポイントへ向かいます。
子どもたちは何が入っているか、ワクワク・ドキドキの様子!
かごを仕掛けたポイントに到着して、いよいよかごを引き上げていきます。子どもたちは、ひとつずつ上がってくるカゴを真剣に見守っていました。

かごを開けると、中にはタコがたくさん!すまうら水産が行うかご網漁の狙いはマダコ。
子どもたちは、にょろにょろ動くタコに大興奮です!
獲れたタコは逃げていかないよう、青い網の中に入れていきます。
活きのいいタコなので簡単にはいきません。子どもたちは、協力してタコを持ち上げ、網に入れていました。
他にも、カニ、カサゴ、エソなどを獲ることができ、キラキラと目を輝かせていました。

市場で水揚げのお仕事を体験!

漁でタコや魚を獲った後は一旦、須磨浦漁港に戻り、荷下ろしをしてから休憩します。
そして再び船に乗り込み、市場のある垂水漁港に向かいました。
到着すると、協力して船から獲れたタコや魚を漁港へ運びます。
タコの入った重いザルを船から陸にあげるのも一苦労。みんなで協力して仕事をすることができました!

水槽に水揚げしたタコや魚を搬入!

陸にあげたタコや魚は、垂水漁港の中にある水槽に運びます。
子どもたちは、大きな水槽に驚いた様子でした。
魚を美味しく届けるための漁港の工夫された設備も勉強になったようです。
タコは鮮度を保つために活かしたまま出荷するそうです。弱らないように急いで水槽の中に入れていきます。
最初は慣れない様子の子どもたちでしたが、だんだんと慣れて、素早い手つきで仕事をしていました。
また、他の漁師さんが獲った魚についても特徴や美味しい食べ方などを教えてもらいました。
たくさんの魚が集まる市場は、水族館のようで子どもたちはワクワクした様子で魚を見ていました。

獲った魚を昼市で販売!

水槽に魚を搬入したのは販売の準備をするためでした。
垂水漁港では「昼セリ」という昼市が行われ、魚が漁師さんから仲買人さんのもとへ渡っていきます。今回の体験ではこの昼セリを見学しました。
威勢のいい掛け声とすごいスピードで売れていくタコや魚たち。普段決して見ることのないセリの様子を、子どもたちは興味津々に見て聞いていました!
自分たちが漁師さんと一緒に獲ったタコや魚が、どのようにしてお店や飲食店に届けられるのか、実体験を通してとても勉強になる一日となりました。

最後にレポートの作成を行いました!

忘れないうちに今日のお仕事を記録します。子どもたちは漁師さんのお話や活動内容を思い出しながら、漁の様子を絵にかいていました。かご網を上手に書く子や立派なタコを書く子、水槽に入った魚をぎっしりたくさん書く子、今日一日の体験が伝わる素敵な絵を書いてくれました!

お仕事体験を通して

1日を通して、実際の漁師の仕事を体験することができました。
最初は緊張していた子どもたちでしたが、次第に緊張がほぐれていき、最後には子どもたちの笑顔がたくさん見られました。
私たちは普段当たり前のように魚を食べていますが、食卓に届くまでを見る機会はほとんどありません。スーパーマーケットでパック詰めされた魚介類しか見る機会がない子どもたちにとって、漁師という仕事の大変さを実感するとともに、海と私たちの繋がりを実感できる貴重な体験となりました。

参加した親子のコメント

【親のコメント】
・スーパーにならんでいる魚がいったいどうやってとれて流通されるのか、どのような方たちが携わっているのかが分かり勉強になりました。また、食について、海の環境についてなど、折にふれて考えるきっかけとしていきたいです。(兵庫県)
・漁をすることがこれだけ子どもにいい刺激を与えてくれることに驚きました。いい体験になりました。(大阪府)
・生きているタコに触れることができて良かった。漁船にも乗れ、セリも見学でき社会勉強ができました。タイミング良く参加することができて本当に良かったです。これから買い物などでもますます興味を持ってくれると思います。(大阪府)
・子どもや参加された大人も含めて、漁業に関する実態、厳しさ、雄大さ、楽しさを感じることで、漁業に携わる方が一人でも出てきてくれることを願います。(兵庫県)
・骨が多いとかで少し魚が苦手なところもあったのですが、思ったより魚に触れてみたりして、より身近に感じてくれたようで、海大好き、魚大好きのきっかけになったと思います。(大阪府)

【子どものコメント】
・たこがなんひきもとれて、うにゃうにゃしておもしろかったし、さかなもさわれた(大阪府)
・さかなは思うより、おくがふかいなと思いました。(大阪府)
・タコがいっぱいとれて、半日だけ漁師になれた!(兵庫県)
・自分でとったタコはかわいかった。また来て漁のお手伝いをしたいです。(大阪府)
・自分1人ではなく、周りの人と協力して作業を進めることができて楽しかった(兵庫県)

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