『久しぶり震えました。 自身が小学生...』国立科学博物館のTaichoさんの口コミ

久しぶり震えました。 自身が小学生で来ていた以来の訪問。とてつもなくパワーアップしていました。昔からのものは、建物と屋外のSL、クジラ(リニューアルしてる？)ぐらいでしょうか。

小学生の頃、国立科学博物館が大好きで一人で電車乗り継いで通ってた程のヘビーユーザーでした。地震のメカニズムなど体験できたりと、子供心に色んな事が突き刺さって、様々な事象を貪欲に吸収しようとしていた思い出の場所。数ある展示の中、旧館にミイラ展示エリアがあり、なんでミイラにするんだろうと疑問に思いながら多くのミイラを眺めていました。その中に首狩族による干し首が3つ置いてあって、頭ってこんな小さくなるの？って不思議に思ったぐらい強烈なインパクトのある展示を思い出しました。(現在、展示無し)

今回、特別展示 大英博物館ミイラ展があり、小学生の頃の疑問を解く絶好の機会だと思い、数十年振に訪問しました。
Webによる時間予約で人数制限されており、ちょうど良い混み具合。6体のミイラが麻布に巻かれた綺麗な状態のままの展示でグロテスク感は全くありません。最新のCTスキャンとCGを駆使した映像で紹介され、ミイラ職人の仕事振りや昔の人の病気など、色んな側面で新たにわかった事もあり大変勉強になりました。小学生の頃の疑問の多くは解けましたが、まだ謎の部分が多いですね。写真撮影は禁止でしたが、ツタンカーメンの黄金マスクレプリカがあるエリアだけは撮影OK。 特別展は大人2,100円、子供600円とお高めですが、好きな人には見る価値のある展示です。私は音声ガイドヘッドセット(600円)を借りて2時間かけてしっかり見させて頂きました。

特別展入場で常設展も見れます。地球館は地下3階から地上3階まで6階分のスペースに自然、動物、植物、昆虫、海中生物、恐竜、宇宙科学など全図鑑の実物丸ごと入っているイメージ。特に3階の動物剥製の展示が圧巻過ぎて、震えてしまいました。日本館3階分も併せて、9階ビル丸ごと展示エリアと考えると、しっかり見るにはとても1日では回りきれません。南極物語のジロ、忠犬ハチ公の剥製もあり、よくぞ無事でと懐かしさが蘇りました。どの展示も子供も大人も興味深く見る事ができます。ただ、コロナ禍により多くの体験型の展示が出来ないのは残念です。

実際に来て実物を見ないと、この博物館の凄さがわかりません。展示が大幅スケールアップされており、スミソニアン博物館以来の衝撃を受けました。お子さんには、必ずどこかの展示が心に突き刺さると思いますので、是非訪れて貰いたいです。 常設展は、子供(高校生まで)無料ですので、何回訪れても良いと思います。大人は630円/回ですが、私はリピーターズパス(1500円/年)購入をしたいと考えているほど、充実した展示でした。