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【2025年調査】端午の節句「こいのぼり・五月人形」等伝統離れは誤解?

掲載日: 2025年5月2日更新日: 2025年5月2日いこーよファミリーラボ 大下孝枝

男の子の健やかな成長を願う「端午の節句」。子育て世帯はどのように取り組んでいるのでしょうか? アンケート調査や取材からリアルな親子の行動を浮き彫りにする「いこーよファミリーラボ」では子育て世帯の「端午の節句の過ごし方」の調査・分析を行いました。

【調査概要】
調査方法: インターネットアンケート
調査地域: 全国
対象者: 「いこーよ」会員
調査期間:2025年3月20日(木)〜3月26日(水)
サンプル数:317サンプル

一覧/いこーよファミリーラボ調査データ

「五月人形」や「こいのぼり」など節句離れどころか…「インテリア」を通じて子育て世帯がけん引!?

調査の結果「五月人形の飾り付け」や「端午の節句のモチーフのインテリアを出す」の項目では、現役子育て世代(30代〜40代中心)の実施率がシニア世代(60代以上)を上回るという傾向がみられ、現代の子育て世帯が積極的に端午の節句の風習を取り入れている様子がわかります。

一方でシニア世代が現役子育て世代の実施率を上回っている項目には、広い敷地が必要な「こいのぼりの掲揚」やしょうぶの葉の入手がいる「しょうぶ湯」などがありました。

端午の節句の風習/五月人形

男の子の健やかな成長を願い、武者人形や兜などを飾る風習。災いや厄から身を守る「お守り」としての意味が込められており、節句の代表的な飾りのひとつです。

端午の節句の風習/こいのぼり

立身出世を願って空に泳がせる鯉の形をした旗。鯉が滝をのぼる故事になぞらえ、逆境を乗り越える力強さやたくましく育ってほしいという願いが込められています。

端午の節句の風習/しょうぶ湯

菖蒲(しょうぶ)の葉を湯に浮かべて入浴する風習。邪気を払うとされる菖蒲の香りと効能にあやかり、無病息災や健康を願って端午の節句に親しまれています。

なかでも「端午の節句のモチーフのインテリアを出す」については現役子育て世代がシニア世代よりも実施率が約20%ほど大きくなりました。

現役子育て世帯に3万以下&卓上・壁掛けタイプの五月人形やこいのぼりが人気

同時期に行った五月人形やこいのぼりの購入調査でも、3万円以下の低価格帯の商品や、卓上・壁掛けタイプを選んでいる家庭が多く、五月人形では約3割(26.4%)、こいのぼりでは約7割(70.0%)という結果でした。

【端午の節句どう過ごす? 現役子育て世代の口コミ】

  • 「今年子供が生まれたばかりなので五月人形か鯉のぼりの小さい飾りを購入して毎年飾るようにしたい。 」
  • 「ほんとは兜を出したいですが子供が大きくなりスペースも減り。壁にかけるものもほしいと思っています」
  • 端午の節句のモチーフを飾って、家で記念撮影をしようと思います。 時間があれば鯉のぼりをモチーフにしたお菓子を子どもたちと作りたいです」
  • インテリアのこいのぼりから本物の大きいこいのぼりを買いたいです」
  • いつも鯉のぼりのタペストリーを飾り、息子と新聞紙で兜を作ります

こうした背景には、節句行事をもっと気軽に、日常に取り入れやすいかたちで楽しみたいという現役子育て世代の意識があると考えられます。

親になった今、子供頃の幸せをわが子と一緒にもう一度!シニア世代と記憶がつなぐ思い

現役子育て世代が「端午の節句」に積極的な背景にシニア世代に子供のころ「やってもらってうれしかった」経験もあるようです。アンケートには、「自分が子どもの頃にしてもらって楽しかったから」「子どもに良い思い出を残したい」という声が多数みられました。

【端午の節句どう過ごしてた? 現役子育て世代の子供時代】

  • 子供のころ五月人形の前でご馳走を食べました。こどもの日当日、近所の銭湯に行くとアイスをもらえたので子どもの頃は家族で毎年行きました」
  • 「小さいころみんなで、お夕飯を食べてお祝いしておもちゃを買ってもらっていました
  • こいのぼりと兜を飾り、菖蒲湯に入りました。 ご飯も普段より少し豪華なメニューが並んでいました」
  • こいのぼりを飾ったりごちそうを食べたりしていました!大きな、屋根より高いこいのぼりが自慢でした」
  • 「新聞紙で兜を作って親に見せたり、2階の窓から近所を見てこいのぼりが今年も上がったね、増えたね、減ったねなんて話しをしたりしてました」

子育て世帯の親自身の“うれしかった経験”が、節句行事を子供と楽しみながら継承していきたいという原動力になっていることがうかがえます。

端午の節句の風習は、手軽にオシャレに“日常にちょこっと”取り入れていく!

シニア世代よりも「五月人形の飾り付け」や「端午の節句のモチーフのインテリアを出す」カテゴリで現役子育て世代の実施率が高いことが本調査を通じてわかりました。

昔ながらの型」に縛られすぎずライフスタイルにあわせて節句行事を楽しんでいます。端午の節句という日本の伝統行事は、現代の暮らしに合わせて“新しいカタチ”で息づいていくと考えられます。

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ライター紹介

いこーよファミリーラボ 大下孝枝

子供楽しく親にとっても幸せな情報発信を軸にファミリー層向けのマーケティングのプランニング&支援を行っています。親子の時間に寄り添いながら、“家族でわくわくな時間を過ごす”企画が得意です。教育メディア&学習教材編集者歴27年、旅メディア歴25年。モンテッソーリ教師。

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