春休みも近づき、もうすぐ4月。入学や新年度を迎えるタイミングに合わせて、お小遣いをあげ始めるご家庭も多いのではないでしょうか? 年齢とお小遣いの金額の関係など、気になる「子どものお小遣い」事情について、「いこーよ」ユーザー417人にアンケートで聞きました。
小学生のお小遣いは100円以上500円未満が主流

始めに子どもにお小遣いをあげているかどうかを聞いたところ、「あげている」と答えた親は子どもの年齢が0〜2歳では12%、3〜5歳(幼稚園の年少から年長)は22%と徐々に増え、6〜8歳(小学校1〜3年生)で36%、9〜11歳(4〜6年生)では半数以上の63%に及ぶことがわかりました。
中学生以上では72%がお小遣いをもらっているものの、もらっていない子も依然として3割程度おり、お小遣いをあげるかどうかは年齢とともに、親の方針が大きく影響していそうです。
Q.子どもにお小遣いはあげていますか?

子どもにお小遣いをあげている親に金額を聞いたところ、5歳までは「100円未満」、小学生(6〜8歳、9〜11歳)では「100円〜500円未満」が最多価格帯になりました。
中学生以上になると、1,000円以上が約8割と、金額に大きな変化が見られます。子どもだけで出かける機会が増え、子ども自身で必要なものを購入するようになるため、金額に急激な変化が表れると考えられます。
Q.子どもに月平均いくらお小遣いをあげていますか?

こうしたお小遣いですが、最近はあげる方法や親の悩みにも少しずつ変化が出てきたようです。
主流は現金渡し 電子マネーであげる家庭も…!?
子どもにお小遣いをあげている親に、あげる方法を聞いてみたところ、全体の96%が「現金」でお小遣いを渡している一方で、SuicaやLINE Pay、Apple Payなどの電子マネーで渡している家庭もあることがわかりました。
電子マネー利用はまだまだ少数派ではあるものの、時代の流れが子どものお小遣い事情にも変化をもたらしているようです。
Q. 子どもへのお小遣い、あげる手段は?

お小遣いの悩み:キーワードは「金額」と「教育」
子どものお小遣いにおける悩みについて質問してみたところ、回答数が多かったお悩みTOP3は下記の通り。
- お小遣いの適正な金額がわからない(37%)
- 正しいお金の使い方について子どもにうまく教えることができない(20%)
- お小遣いで買ったものを子ども同士で親に無断でやり取りしてしまう(9%)
お小遣いの「金額」とともに、使い方など金銭感覚の「教育」について悩んでいる親が多いようです。
また、少数ではあるものの「課金コンテンツ(ゲームのアイテム購入など)の抑制が効かない」や「電子マネー経由の消費が見えない」といった、スマホや電子マネー世代ならではの悩みも見られました。
Q. 子どものお金の事情で悩んでいることはありますか?

実際に「いこーよ」読者が経験したお小遣いに関するトラブルを聞くと、「小学校で友達に小銭を配ってあげていた」、「計画を立てずに使いすぎてしまう」など、お金の使い方に慣れていないことが原因で発生しているトラブルが多く起きていることがわかりました。
金額の少ないうちからお金との正しい付き合い方を身につけることが、トラブルを最小限にする近道であるといえそうです。
いこーよ×マネーフォワード キッズマネーイベント開催
「いこーよ」では、自動家計簿・資産管理サービスなどを提供する「株式会社マネーフォワード」と共に、子ども向けのマネーイベントを開催致します。親子で一緒にお小遣いを始める前の心構えをしましょう!
「いこーよ×マネーフォワード キッズマネーイベント」
- 開催日時: 2017年3月22日(水)10:00〜11:00
- 場所: アクトインディ株式会社 会議室(東京都品川区西五反田8-2-8-7F)
- 定員: 10組の親子(お子様対象年齢:6歳〜8歳位)
- 参加料: 無料
- 内容: 親子で体験しながらお金の正しい使い方について学べるイベントです
- 講師:瀧 俊雄(たき としお)氏 (株式会社マネーフォワード 取締役兼Fintech研究所長)