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出費が増えるのはいつ?子育てのお金ランキング【お金と子育て】

2016年12月16日岡本有紗

マネーのプロが解説する、「お金と子育て」の話。第2回のテーマは、「子育ての出費」! 子ども関係で支払うお金の負担が増えるのはいつなのか、ファイナンシャル・プランナーの豊田眞弓さんのお話をもとにランキングにしてみました。

【お金と子育て連載】第1回 出産・育児のお得な助成金まとめはこちら!

子育てにかかる費用には何がある?

子育てにお金が必要なのはみんな知っていますが、具体的に何にお金がかかるのでしょうか?

「子育てにかかるお金と聞いて真っ先に思い浮かべるのは学費。でもそれだけではありません」と豊田さん。内閣府が実施した「インターネットによる子育て費用に関する調査」というデータを見ると、どんなものにお金がかかっているのかよくわかると言います。

【参照】インターネットによる子育て費用に関する調査(PDFデータ)

「例えば、衣類や靴、帽子などの被服費、ミルクやおむつなどの生活用品、毎日の食費や医療費。そして保育園や幼稚園に払う保育費、小学校以上の学校教育費、さらには子どもの携帯代やおこづかい、など。内閣府の調査は、これらのすべてを『子育て費』としています。」

子どもの生活にかかるあらゆる費用が「子育て費」というわけですね。ということは、学費がかかる時期=子育て費のかかる時期、ではないということですか?

「そうですね。学費の割合が大きいのは事実ですが、子どもの年齢や進路、親の状況などによって、実際の支出はもちろん、負担感も変わってくると思います。」

なるほど。いつ、どんな負担がかかってくるのか、気になるところです!


お金がかかる時期ランキング!上位3位はこの時期!

では、お金のかかりやすい時期や負担を感じやすい時期はいつなのでしょうか? 実際のデータや豊田さんのご意見をもとに、ランキングにしてみました。

第1位:高校卒業後

子どもたちの進学、あるいは就職を迎える時期です。

進学する場合は当然かなりの学費がかかりますし、一人暮らしをする子には仕送りも必要になります。そういう意味で、これまで以上の負担を抱える家庭が大半になると推測されます。」

親として、心とフトコロの準備を一番しておきたい時期といえるでしょう。

第2位 中学生時代

親から見るとまだまだ「子ども」といった感じの13歳〜15歳。さて、何にお金がかかっているのでしょう?

「先ほど少し触れた『インターネットによる子育て費用に関する調査』の平成21年度データを見ると、この時期には『学校教育費』、『学校外教育費』といった学習面の出費以外に、『食費』が大きく比率を伸ばします。」

食費とは意外ですが、考えてみれば、この時期は子どもの体がグンと成長する時期。食欲おう盛な子どもを支えるために、食費がかかるんですね。

「中学生に対する年間支出はおよそ156万円。小学校時代の年間支出の平均額は115万円くらいなので、プラス40万円の増額です。親の負担感が一気に高まる時期なのは間違いないでしょうね。」

第3位 保育園・幼稚園時代

幼稚園のほうが負担が大きいと思いきや、保育園の場合も「赤ちゃん時代から保育料がかかる場合があり、入園しない場合との差が大きい」そう。

「未就学児(0歳〜6歳)全体で見た年間支出の平均は104万円くらいですが、保育園・幼稚園児に限って平均を出すと122万円となります。一方で、未就園児の平均は84万円程度。子どもが入園すると、家庭で保育している場合と比較して年間37万円ほど負担が増え、早くから子どもを預けている場合ほどお金がかかることになります。」

せっかく子どもを保育園に入れて復職したのに、保育料の負担が大きすぎて、退職を選んだママを、豊田さんは多く見てきたとか。「でも、その後の収入確保のことを考えたら、働いていた方がいいと個人的には思います。きつい時期ですが、乗り切っていただきたいですね」とエールを送ります。


意外に出費がかかるこの時期もお忘れなく…!

「ランキング外になりますが、子育て中、ドンと大きく出費しなくてはならない時期もあります」と豊田さん。それはいったい何でしょうか?

「子どもの成長の節目です。特に七五三や成人式は、衣装や着付け、写真、会食など、きちんとすれば十万円以上の大きな金額になることもあります。」

節目の行事をしっかりやりたかったら、ある程度の心づもりをしておいた方がいいですね。

一般的に負担が少ないと言われる時期にも「落とし穴」が…!

また、一般的に負担が少ないとされる時期にも、生活スタイルによっては思わぬ「落とし穴」があるそう。

金銭負担がちょっと楽になるのは小学生の時期です。ただし、ママが働いている場合、放課後のお子さんの居場所確保のために多数の習い事や塾に行かせるため、平均以上に出費がかさむことになります。対策を考えておきましょう。」

子育て費用に関する調査によると、「学習塾以外の習い事の月謝等」の一人当たりの支出額は、小学3年生、4年生頃には年間8万円近くに達しています。3年生、4年生といえば、学童保育がなくなる年齢。習い事で子どもの居場所を確保している家庭は、要注意です。

子育てにかかるお金は本当にいろいろ。お金のかかる時期や金額を知って、子育て計画にぜひ活用してくださいね。

お話を聞いたのは…

  • 豊田 眞弓さん

    ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー、子どもマネー総合研究会会長。個人相談やセミナー講師のほか、書籍・雑誌の執筆、監修など幅広い活動を展開。小田原短大非常勤講師。自身の子育ての中で感じたことを背景に、子どもの金銭・金融教育にもライフワークとして取り組んでいる。

  • 豊田さんが代表を務める「FPラウンジ」
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ライター紹介

岡本有紗

2児と猫3匹を育てるライター。メディカル系専門の広告制作会社でライティングと編集業務を経験後、出産を機にフリーに。得意分野はやはりメディカル系だが、いろいろな分野を経験し幅を広げたいというのが現在の目標。趣味はあえてチープな手段で行く一人旅(休止中)、特技はハモリと絶対音感。

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