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そば(蕎麦)は何歳から食べてOK? アレルギー症状&注意点も!

アレルギーに気をつけたい食材の中でも、そば(蕎麦)は重篤な症状を引き起こす可能性があるとも言われており、子供に何歳から食べさせるべきか悩むママ・パパも多いはず。

そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する管理栄養士の淵江公美子(ふちえ・くみこ)さんに、そばを食べさせていい年齢などについて聞きました。

そばは成長期の子供に最適!

そばはアレルギーがある食材ですが、わざわざ小さな子供に食べさせるメリットはあるのでしょうか。

「そばは、うどんや米とは違って精製しないで挽くため、栄養価が非常に高いと言われています。米や小麦は、胚芽部分を取り除いて胚乳部のみを食べますが、そばは栄養豊富な胚芽部を含めた全てを食べます。そのため、非常に栄養価が高いのが特徴です

「そばのたんぱく質は非常に良質で、体内では作ることができない必須アミノ酸を豊富に含んでいます。栄養価の指標となるアミノ酸スコアは、米や小麦粉など他の穀物に比べて最もバランスが良いと言われています。良質なたんぱく質は、筋肉や臓器、骨、爪、髪などを作る源となるため、子供の成長を助ける食材としては非常に優秀です

「また、そばには『ルチン』という成分が含まれており、これは穀物ではそばのみが持っている栄養素です。ルチンは毛細血管に弾力を与え、血液の循環を良くしてくれる働きがあります」

何歳頃から食べさせてOK?

子供に積極的に食べさせたい食材であることはわかりましたが、何歳頃から食べてよいのでしょうか?

「そばを与える時期については、明確に定められていません。ですが、1歳を過ぎた頃からを目安にするのが良いでしょう。初めてそばを食べさせるときは、ほかの食材を与える時と同様に、万が一アレルギー症状が出ても医療機関が受診できる平日の午前中に与えるのが理想です。アレルギーの有無が確認できるように、必ず子供の体調が良い日に与えるようにしてください」

アレルギーは非常に心配ですが、食べさせる年齢が遅いほど、症状が出にくくなるのでしょうか?

与える時期を遅くしたからといって、アレルギーが発症しにくくなるという科学的根拠はありません。試してみないことには、アレルギー反応が出るかどうかわからないので、1歳を過ぎたら少量から与えてみてください。親の自己判断で、食べられるはずの食材を過剰に除去するのもよくないので、食べさせてみることは大事です」

初めて与える時は、どのように試すのが良いのでしょうか?

小さく刻んだそばを1本から試してみるのがおすすめです。初めて与える時には必ず少量にしておきましょう。それでも心配な場合には、そばの茹で汁で茹でたうどんを与えてみて、反応が出ないか試してみるのも良いと思います。少量で試してみて、症状が見られない場合は、徐々に与える量を増やしていきましょう」


そばアレルギーの症状&注意点

そばを与えた後に気をつけることはありますか?

「そばを与えた後は、アレルギー反応が出ないかどうか、子供の様子をよく観察してください。そばアレルギーは、反応が出るのが比較的早く、数時間以内に症状が表れると言われています

皮膚が赤くなったり、蕁麻疹(じんましん)が出たりといった皮膚症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。呼吸困難や嘔吐など、呼吸器や消化器に異常が見られる場合には、必要に応じて119番通報による救急車の要請が必要な場合もあります」

病院に行くこと以外に、自宅ですぐにできる対処法はないでしょうか?

「自宅でできる対処法としては、まず口の中にそばが残っていないか確認しましょう。残っていた場合は取り出して、うがいをさせます。手や目にもそばがついた可能性がある場合には、流水で洗い流すようにしてください

そのほかに、そばアレルギーとしてどのような特徴があるのでしょうか?

「そばアレルギーは、微量でもアナフィラキシーショックなどの重篤な症状を起こす傾向が高く、命に関わる場合もあります。そのため、とくに注意が必要な食品として、加工食品においてアレルギー表示が義務づけられています」

「また、そばアレルギーは、一度発症すると食べられるようになりにくいとも言われています。鶏卵・牛乳・小麦がアレルゲンとなる場合は、乳幼児期をピークにして徐々に減少する傾向にありますが、そばは乳幼児期だけではなく、成人や高齢者など幅広い年代でアレルゲンとなります。一度発症すると、耐性を獲得するのが難しいのも特徴です」

そばアレルギーと診断された場合に、気をつけたいポイントを教えてください。

「意外と見落としがちなのが、そば粉を含む加工食品です。そば饅頭、そばかりんとうなど、知らないうちにそばを摂取している可能性もあるので、加工食品を食べる際は、そばが含まれていないか、原材料表示をしっかり確認するようにしましょう。こしょうの増量剤としてそば粉が使用されている場合もあります」

外食時に注意すべきことはありますか?

「飲食店では、そばを茹でたお湯でうどんなど他の麺も茹でている場合があるので、とくに注意が必要です。アレルギーの場合は、そばの粉塵でも発症する場合があるため、そば屋などに入るのを避けるのが無難ですね」

アレルギーには十分注意が必要ですね。子供にそばを食べさせる場合は、摂取開始時期や与え方に注意して始めるようにしましょう。

お話を聞いたのは…

  • 淵江 公美子(保育園管理栄養士・エスキッチン食育サポーター)

    保育園管理栄養士。エスキッチン食育サポーター。子供の好き嫌いを克服できる躾けるレシピ研究家として活動中。お給食の調理・献立作成、共働き家庭の作り置き・食育を行っている。
    生活習慣病患者様への食事相談をしていた経験から、幼少期の味覚教育の大切さを実感し、子育てママへの食事相談にものっている。

  • エスキッチン
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いこーよ編集部

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