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初めての海釣りガイド! 親子に最適な釣り方&持ち物&注意点も

夏休みなどに、家族で海を楽しみたいと思っていても、子供が泳げなかったり、波を怖がったり、あまり馴染みがないというファミリーも少なくないはず。そんな時は、まずは海を好きになるきっかけとして、水に入らず陸から楽しめる「海釣り」がおすすめです。

釣りを通して創意工夫や発想力が育まれたり、魚や生き物を観察できるほか、知的好奇心や海への関心も高まります。また、釣った魚を食べることで食育にもつながります。

そこで今回は、親子釣り教室なども開催している「本牧海づり施設」(神奈川県横浜市)の髙橋啓輔さんに、初心者必見の海釣り方法を教えてもらいました。

海釣りの魅力は?

親子釣り教室なども開催されていますが、海釣りの魅力はどういったところにありますか?

「まず海への愛着が湧きますよね。あと、季節ごとに釣れる魚が違うことを知ったり、魚の形を実際に見て覚えたりもできるので、自然体験としても魅力があります。小さい子供がいる場合は、1時間に1回は休憩を入れるなど、熱中症に気をつけて親子で楽しんでほしいですね」

海釣りに必要な持ち物や服装は?

海釣りに必要な道具はどういったものでしょうか。

「初めて釣りをやるなら、釣り竿とエサ(コマセ※)、バケツ、魚をつかむハサミ、エサを取るコマセスプーンです。バケツは、手を洗ったり、釣った魚を一旦入れたりするために使います」
※コマセはアミエビ(プランクトンの一種)などが入った寄せエサのこと

「とはいえ、とりあえず体験したいという人には、売店で釣り竿のレンタルやエサなどが購入できるので、手ぶらで来ていただいて、実際に楽しんでみるのがおすすめです」

「それと、万が一海に落ちてしまった時のために、ライフジャケットは絶対に必要なアイテムです。うちでは無料でレンタルしていて、桟橋に行くお子さまには必ず着用いただいています。自分で購入する際は、国の安全基準をクリアした“国土交通省型式承認品”のラベルが付いたものだとより安心です」

初めての体験時にライフジャケットの無料貸与は非常にありがたいサービスです。また、浮き輪が常備されていたりするのも、子連れでも安心して海釣りが楽しめるポイントですね。

釣りに必要なもちもの
釣り竿、リール、エサ、バケツ、コマセスプーン(サビキ釣りの場合)、ハサミ、帽子、サングラス、クーラーボックス、ライフジャケット
※エサは仕掛けによって異なります

どんな服装で行けばいいでしょうか?

「気温が高くても海は風が強いので、風を通しにくい上着は必須です。靴は、針などが落ちていることもあるので、安全のためにも運動靴を履いてください。ほかには、日焼け対策としてサングラスや帽子もあると便利です。帽子は、頭に針が引っかかるのを防ぐ意味もあります」


釣り竿やエサってどう選ぶの?

釣りをするのに非常に大事な釣り竿はどうやって選ぶのかを教えてください。

サビキ釣り

「釣り竿は、釣りたい魚によって変わります。大きく分けて、『サビキ釣り』『落とし込み釣り』『投げ釣り』用があり、それぞれ異なる仕掛けになっています。海は深さがあるので、すべてリールを使って糸の長さを調節します」

「初めて釣りをする場合は、針にエサを付ける必要がなく、コマセ袋にエサを入れるだけのサビキ釣りがおすすめ。子供でも手軽にできるので最適です」

釣り竿を選ぶポイントは?

「どんな魚を釣りたいかで、釣り竿や釣り方が変わります。小アジやイワシを釣りたいならサビキ釣りがいいです。より大きなクロダイやイシダイであれば、落とし込み釣りが向いています。まずは、釣る場所でなにが釣れるかを把握したうえで、釣り竿を選ぶのがポイントです」

「サビキ釣りの場合は、小型のスピニングリール、糸はナイロン3号のもので150mほど巻けるもの。竿の長さが2.1〜3mのものをおすすめしています。ですが、サビキ釣りと投げ釣りの両方できる汎用性の高いものもあります」

エサはどんなものでしょうか?

「エサも魚によって当然異なります。サビキ釣りでは、アミエビなどが入った寄せエサのコマセを使います。コマセの独特な匂いが苦手な人は、チューブタイプで手が汚れないものがおすすめです。サビキ釣りは、針に直接エサを付けないので、子供がケガをする心配も少ないですし、虫などを触ることもないのでママでも苦労しません」

「ちなみに、タイなどが釣れる落とし込み釣りでは、カニやエビ、イソメ、海藻などを使います」

サビキ釣りの釣り方&やり方は?

では、実際にサビキ釣りのやり方を教えてください。

「まずは、バケツに海水を入れてください。手を洗ったり、釣った魚を入れたりするので、2つくらいあると便利です」

「サビキ釣りは、オモリとハリス(針がついている糸)、針の3つがセットになった市販の物を使います。右端から糸を順にゆっくり外して使います」

「オモリは潮の流れによって変える必要があります。数字が大きければ重くなるので、潮の流れが早い場合は、流されてしまわないように号数を上げる必要があります。基本的には15〜30号を目安にしてください」

「次にスプーンを使ってコマセ袋にコマセを入れます。8分目くらいまで入れてください」

「エサを入れたら、リールのロックを外して糸が絡まないように仕掛けを海に落としていきます。オモリが底に到着したら、リールをロックして糸が張るように少し巻きます。その状態で、コマセを海中にばらまくように釣り竿を軽く振るのがポイントです。あとはエサを嗅ぎつけた魚が針に引っかかるのを待つだけです」

「魚がいそうな位置で竿を振ってコマセをばらまくようにしてください」

「魚が針にかかったときに、釣り竿や手に伝わってくる振動を『アタリ 』といいますが、そのアタリがでたらリールを巻いてください。海から仕掛けが出てきたら、最下部のオモリをキャッチします。この時に、手に針が刺さらないように注意してください」

「アタリの感覚は、魚の大きさや種類にもよりますが、竿に『ビビビッ』『ビクビクビクッ』といった振動が伝わってきたり、竿がしなって曲がる感じです」

「魚が釣れたら、海水を入れたバケツに入れましょう。釣れなかった場合は、またコマセを入れて、何度も繰り返します。複雑な作業ではないので、子供も楽しめます」

「釣りが終わったら、下がコマセなどで汚れていることがあるので、最初に汲み上げた海水で海に流すといいですよ」


釣りの最適な時期や時間帯は?

釣りの最適な時期はいつでしょうか?

「釣りは通年可能ですが、魚が多く釣れる秋(9〜11月)がとくにおすすめです。釣れる魚の種類が多いので、初心者でも比較的釣りやすいと思います。ただ、混雑することもありますね」

魚が釣れやすい時間帯はありますか?

「基本的に魚が活発になる早朝や夕方が釣れやすいです」
暑い時期の子連れの場合は、日射病などの暑さ対策として、あえて日中の時間帯を避けてもいいかもしれません。

釣りのポイント(場所)選び

釣りをする場所選びのコツはありますか?

「一番いいのは、釣れている人に聞くのがいいですね(笑)。自然相手なので、時期や環境で状況が変わることも当然あります。昨日と今日でも釣れる場所は変わるので、一概には言いづらいです」

釣れない場合の打開策はありますか? また、どれくらい待てばいいでしょうか?

「海釣り初心者の場合は、釣れている時に釣れている場所に行くこと。同じ場所でも時間が変われば釣れることもあるので、1、2時間休憩をとってから気分を変えて再挑戦するといいですね。また、休憩中にほかの釣り場の様子を見たり聞いたり情報収集するのもおすすめですよ」

陸から海で釣れる魚は?

海ではどんな魚が釣れるのでしょうか?

「海で釣れる魚は、季節によって異なります。春はメバル、カレイ、シロギス、夏はサッパ、イワシ、シロギス、秋はアジ、サバ、イワシ、冬はアイナメ、カレイ、スズキなどです。時期はもちろんですが、場所によっても釣れる魚は違います。どんな場所でどんな魚が釣れるのかを事前に調べるのは大事なポイントです」

釣り場のマナーはどんなもの?

釣りをするうえで注意すべき点やマナーを教えてください。

「走ったり、柵を上ったりするのは危険なので禁止です。また、環境問題で一部のエサが使用禁止になっていることもあるので、その場所ごとのルールを事前に調べることも大事です。あと、釣りに限らずゴミを捨てないこともすごく大切です」

海釣りを初めてするなら、安全面などの設備が充実していたり、なるべく手ぶらで楽しめる施設であれば、より安心ですね。

お話を聞いたのは…

  • 横浜フィッシングピアーズセンター

    神奈川県内で「本牧海づり施設」「大黒海づり施設」「磯子海づり施設」の3施設を運営。通年営業。釣り竿のレンタルや釣具全般の販売も行っているので、手ぶらでも楽しめる家族連れにもピッタリの施設。親子向けの釣り教室なども行っている。

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いこーよ編集部

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