子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は親子の成長、夢の育みを応援します!

2019人気&おすすめ「絵本&児童書」10選 新刊やロングセラーも

絵本や児童書は、子供の創造力や好奇心を高められるので、たくさん読ませたいですよね。そこで今回は、2019年の人気絵本と児童書をそれぞれ5冊紹介します。全国に約220店舗以上展開する「未来屋書店」の商品部・喜田薫さんにお話を聞きました。

斬新な切り口の新しい作品が続々登場!

「未来屋書店」では、2017年から「未来屋えほん大賞」を開催していて、2019年は「なまえのないねこ」(文・竹下文子さん、絵・町田尚子さん)が大賞になりました。今年の絵本はどのような傾向がありますか。

ここ数年間で、絵本作家さんが増えており、多種多様な作品がそろっています。新たな力に期待をしつつ、長く読み継がれているロングセラー絵本も重要な役割があります。新作やロングセラー含め、もっと多くの方の手に取ってもらいたいです」

それでは、「2019年の人気絵本」5冊を紹介します。

「なまえのないねこ」

(文:竹下文子/絵:町田尚子/出版社:小峰書店/本体価格:1,500円+税)

■どんなお話?
八百屋や書店、パン屋などの飼い猫が持つ「名前」に憧れる商店街で暮らす1匹の野良猫。お寺の猫に言われた一言をきっかけに、自分の名前を探す旅に出かけます。そこで見つけた本当に欲しかったものとは…。

■注目ポイント
2019年の『第3回未来屋絵本大賞』の大賞作品です。愛猫家でもあり、猫が主人公の作品を多数発表している作家・竹下文子さんのハートフルな1冊。同じく愛猫家の町田尚子さんが描く、リアルで愛らしい猫の絵には、思わず感情移入をしてしまいます。猫好きにはもちろん、猫愛に溢れた絵本は誰もが優しい気持ちになれます」

「むれ」

(作:ひろたあきら/出版社:角川書店/本体価格:1,500円+税)

■どんなお話?
シンプルなテキストと、びっしりと描かれた「むれ」の中から仲間はずれを探す子供参加型の「笑える探し絵本」です。ヒツジや魚の群れ、さらには透明人間の群れも! 最後に登場する群れに、思わずびっくりするはず!

■注目ポイント
「作者のひろたあきらさんは吉本興業の芸人さんとだけあって、ユーモアにあふれています。『第3回未来屋絵本大賞』3位受賞の作品で、自宅や子供が集まる場所での読み聞かせでも、ワイワイ楽しめる内容です。『誰かと違うところがあってもいいんだよ』と、個性を肯定してくれる温かいメッセージが込められています

「それしかないわけないでしょう」

(著:ヨシタケシンスケ/出版社:白泉社/本体価格:1,300円+税)

■どんなお話?
お兄ちゃんは「未来のせかいは、大変なことばかり」って言うけど、それって本当? 「それしかないわけないでしょう」と、大人顔負けの楽しい未来のアイデアを紹介します。考え方次第で、楽しい未来が見えてくるということを教えてくれます。

■注目ポイント
「大人気の絵本作家・ヨシタケシンスケさん。本作は『第3回未来屋絵本大賞』で2位を受賞しました。未来はさまざまな可能性で満ちあふれていて、未来に不安を抱えている人も楽しくなるような『考える絵本』です。難しいテーマを『それしかないわけないでしょう』と、前向きな作品に仕上げるヨシタケワールドはさすがです」

「おこりたくなったらやってみて!(ガストンのきぶんをととのえるえほん)」

(文・絵:オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ/訳:垣内 磯子/出版社:主婦の友社/本体価格:980円+税)

■どんなお話?
ユニコーンの子供・ガストンは、腹が立つと虹色のたてがみが、真っ赤に変化します。そんなときは、簡単な呼吸法「呼吸セラピー」で、ネガティブな感情を追い出してにっこり笑顔になりましょう。すぐに試したくなる内容です。

■注目ポイント
「ガストンが試す簡単な呼吸法は、わかりやすく、すぐに実践できます。子供自身がネガティブな感情をうまく切り替えられるようになれば、子供はもちろん親も感情に振り回されることが少なくなるかもしれません。シリーズで、『かなしくなったらやってみて!』『こわくなったらやってみて!』もあり、併せて読んでみてください」

「ころりんぱ」

(著:ひらぎみつえ/出版社:ほるぷ出版/本体価格:850円+税)

■どんなお話?
「かくかく」や「ぐるぐる」を連想させる道をドーナツの形をした「ころりん」を指で転がして進んでみましょう。転がすときに、ころりんが揺れたり回転したりする姿がかわいらしいです。言葉を体感しながら道を進んでいく、新感覚の仕掛け絵本です。

■注目ポイント
「小さな子供に人気の仕掛け絵本は、飛び出す、伸びる、引っ張るなど、さまざまです。本作は、『かくかく』『ぐるぐる』などの擬音語が、視覚・触覚・聴覚に楽しく働きかける今までにない新しいタイプの絵本です。赤ちゃんにもわかりやすい鮮やかな色彩や、子供でも持ちやすいボードブック仕様で、おでかけにもぴったりです」


定番&わかりやすい児童書がトレンド!

最近の児童書はどのような傾向がありますか?

楽しく学べる児童書が引き続き好評です。なかでも、『こども六法』の大ヒットは、2019年の1トピックと言えます。法律を子供向けに翻訳し、イラスト付きでわかりやすく解説している児童書です。もともと自費出版の本でしたが、クラウドファンディングを使って、多くの人から賛同を受け、今や10万部を重ねています。本の新しい生まれ方を教えてくれた印象的な一冊でもあります」

「また、『おしりたんてい』シリーズや生きもの関連の本など、定番も引き続き人気です。今後もベストセラー作品は見逃せません

それでは、2019年の人気児童書5冊を紹介します。

「こども六法」

(著:山崎聡一郎/出版社:弘文堂/本体価格:1,200円+税)

■どんなお話?
「気軽に『死ね』って言ってない?」「ケガをさせなくても暴行になるよ」など、子供の日常生活に関わる法律をイラスト付きで解説しています。通常は難しい用語や漢字が多く、大人でも難解な法律ですが、本書ではとてもわかりやすく説明しています。

■注目ポイント
「『法律は自分を守るチカラになる』。著者・山崎聡一郎さんが小学生時代に受けたいじめの経験から、法律の知識は強い味方になると感じ、この作品が生まれました。巻末には、『いじめで悩んでいるきみに』と、著者からの具体的なアドバイスもあります。学校や家庭で起こるさまざまな問題に悩んでいる子供や家族にぜひ手に取ってもらいたい1冊です

「メシが食える大人になる!よのなかルールブック」

(監修:高濱正伸/絵:林ユミ/出版社:日本図書センター/本体価格:1,200円+税)

■どんなお話?
これから社会に出ていく子供に、ちょっぴり厳しいけれど大切な50の言葉を紹介しています。「努力が報われるとはかぎらない。それでも努力しつづける」など、簡潔でわかりやすい文章とイラストで書かれた名言は、親の心にも響きます。

■注目ポイント
この本に書かれている『よのなかルール』は、実は全く難しいことではなく、当たり前のことばかりです。ですが、改めて言葉として読んでみると、大人もハッとさせられるようなことばかりです。頭ではわかっているつもりでも、できないままでいることも多いはずです。ぜひ親子で一緒に読んでみてください。ユーモアなイラストにも癒されます」

「劇場版アニメぼくらの7日間戦争」

(原作:宗田理/文:伊豆平成/絵:けーしん/出版社:角川つばさ文庫/本体価格:700円+税)

■どんなお話?
高2の夏休み。守は、ずっと想い続けている綾が親の都合で引っ越すことを知り、7日間のバースデーキャンプをすることにしました。ですが、ひょんなことから廃工場に立てこもって大人と戦争をすることになってしまいます。ぼくらの運命は…。

■注目ポイント
「2019年12月13日に全国ロードショーされるアニメ映画のノベライズ本です。宗田理さんの『ぼくらの7日間戦争』は、1985年の初版以来、世代を越えて読み継がれているベストセラー作品です。本作は現代を舞台にしていますが、取り巻く時代の環境が変わっても、子供の熱い思いは34年前と変わりません。同作のすごさを改めて感じることができます

「7さいまでに楽しくおぼえる 論理的思考力を育てる プログラミングれんしゅうちょう」

(監修:石戸奈々子/出版社:学研プラス/本体価格:750円+税)

■どんなお話?
PCやタブレット不要の画期的なプログラミング学習ドリルです。一見難しそうですが、「お団子をつくる順をロボットに教えよう」「お家の中のコンピューターをさがぞう」など、身近なテーマばかりです。イラスト付きで取り組みやすく、簡単に論理的思考力や創造力が育めます。

■注目ポイント
「2020年から小学校でプログラミングが必修になるとあって、プログラミング関連の本が増えてきました。プログラミング学習に興味があるものの、どのように教えたらいいのかわからないママパパも少なくないのでは。幼児期から学べる『初めてのプログラミング学習』に最適な本です。また、『小さい頃からタブレット漬けにしたくない』という不安がある人にもおすすめです

「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂12」

(作:廣嶋玲子/絵:jyajya/出版社:偕成社/本体価格:750円+税)

■どんなお話?
幸運な人だけがたどり着ける不思議な駄菓子屋「銭天堂」。女主人の紅子がすすめる魅惑の駄菓子は、幸福を招くのか、不幸を招くのか…。人気児童書シリーズの新作で、今回は駄菓子を買った客にリサーチをするなぞの紳士が登場します。彼はいったい何者なのか!?

■注目ポイント
2013年の1作目発売以降、子供からの支持がどんどん増え、本作は第12弾です。1話完結の連作短編で、テンポよく読み進められます。ハッピーエンドだけでなく、苦い結末を迎える作品もあり、結末が読めないスリルある展開も魅力です。新シリーズの前に、過去の作品を読み返してみても良いですね」

未来屋書店が選ぶ2019年の人気絵本&児童書を紹介しました。気になる作品はありましたか。対象年齢関係なく、人気の絵本&児童書が並びました。さまざまな書籍を手に取って、親子の会話に花を咲かせてみてくださいね。

お話を聞いたのは…

  • 未来屋書店

    イオンを中心とした全国のショッピングセンターに書店を出店。北海道から沖縄まで、全国38都道府県で展開する。店舗によっては文具売場や古本の買取・販売所、ホビー売場などを併設。2017年に創設した「未来屋書店えほん大賞」は初年度の「ノラネコぐんだんそらをとぶ」、2018年の「おしっこちょっぴりもれたろう」に続き、今年度は「なまえのないねこ」が受賞。今後も未来まで読みつがれる絵本を選考していく予定。

  • 未来屋書店WEBサイト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • RSS
  • follow us in feedly
  • チェック

ライター紹介

いこーよ編集部

子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、親子の成長、夢の育みを応援する親子のためのお出かけ情報サイトです。親子のお出かけを楽しくするスポット、イベントをリアルタイムで発信していきます。

ライターの最新記事

あなたにオススメの記事