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「【イベント開催レポート】」
【満席】カメの飼育員のお仕事をしよう!@神戸市のお知らせ

【満席】カメの飼育員のお仕事をしよう!@神戸市

2022-6-18(土)、7-26(火)、7-28(木)

神戸市立須磨海浜水族園

/兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5
このイベントは終了しました。
いこーよでは楽しいイベントを毎日更新!

【イベント開催レポート】

2023年02月06日 18時53分

水族園の飼育員のお仕事体験


日本財団 海と日本PROJECTの一環として展開されている、海のお仕事体験プロジェクト実行委員会と子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の共同プロジェクト【海のお仕事体験プログラム】を今年も開催!
海にかかわるお仕事体験を通してたくさんのことを学びながら、海での最高の想い出づくりもできる小学生向けの大人気プログラムです!

そして今年はなんと関西エリアで初開催。
神戸市内で活躍する地域の事業者や団体と連携して、海洋都市神戸の海と地域のつながりをテーマとしたさまざまな職種のプログラムを展開しました。

今回は、6月18日(土)、7月26日(火)、7月28日(木)の3回開催された「カメの飼育員のお仕事をしよう!@神戸市」のイベントレポートをお届けします。

リクガメ・ウミガメの飼育に挑戦!

今回、子どもたちが挑戦するのはリクガメとウミガメの飼育員のお仕事。
水族園の飼育員のお仕事は幅広く、調餌や給餌、トレーニングなど生き物たちのお世話はもちろん、掃除や水質チェックなどの衛生管理、展示レイアウトや解説パネルづくりなどに加え、調査・研究なども行っています。
今回の体験では、給餌や掃除などのお世話をメインに行いました。

リクガメの種類や生態、注意点について勉強

リクガメ飼育員のお仕事の内容やリクガメの生態について話を聞きました。
カメ愛溢れる飼育員が話す“カメ話”に生き物が大好きな子どもたちはくぎ付け。メモを書く手が止まりません!

バックヤード見学で子供たちの目がキラキラ

リクガメの餌を調餌(ちょうじ)室に取りに行く途中でバックヤードを見学。水槽のろ過槽など水族園の生き物たちが暮らすための水環境を整える大切な仕組みについて教えてもらいました。

普段なかなか見ることのできないバックヤードに子どもたちの目もキラキラ。興奮しながら帰ってきた子どもたちの表情が印象的でした。

一枚ずつ丁寧に!リクガメの餌を準備

リクガメの飼育では初めに餌作りを行いました!
今日のリクガメの餌は小松菜。食べやすいように一枚ずつ分けます。この時、葉が傷んでいないかチェックも必要。子どもたちの丁寧な仕事の様子が見られました。

ドキドキのリクガメの餌やり


そして、自分たちで用意した餌を持ってリクガメのところへ!!
子どもたちと同じくらいの大きさのリクガメが寝床から続々と出てきました。その様子に初めは子どもたちもドキドキの表情でしたが、「どんなふうに食べるんだろう?」興味津々な子どもたちは、しっかりと観察しながら積極的に餌をあげていました。


餌やりの後はリクガメ舎の掃除!

寝床の中はリクガメに合わせた室温なのでとても蒸し暑く、においもあったけれど、子どもたちはへっちゃら!寝床にあった排泄物を観察して、「まだ草が残っている!」と興奮する場面も。
リクガメたちが健康に暮らせるように、たわしでゴシゴシ熱心に掃除をしていました。

掃除の後はリクガメの体重測定!

カメをひっくり返し、安定させてから体重を量ります。大人でも2人がかりなので子どもたちがカメを持ち上げるのは一苦労。「せーの」と声を掛け合ったり「頑張って!」と応援し合ったり、協力して取り組む姿も印象的でした。
そして、一匹一匹カメを見分けて体調管理することも飼育員として大事な仕事。なんと子どもたち、カメたちの特徴を覚えて、個体識別もしっかりとできていました!

午後は大きな4種のウミガメの飼育!

はじめにウミガメの一生や生態、飼育方法などについて勉強。日本周辺の海で見ることのできるウミガメは4種。その4種のウミガメが水族園で飼育されていることを教えてもらうと、子どもたちからは驚きの声が。
また、日本で生まれた子ガメがさまざまな困難を乗り越えて、遥か太平洋を旅して大人になって戻って来ることを知り、子どもたちはカメのためにも海の環境を守ることの大切さを胸に刻みました。


ウミガメの餌は活きの良いマアジ

続いて餌づくりをしました。ウミガメの餌はマアジ。カメたちも人間と同じで傷んだ魚を食べると体調を崩してしまうため、マアジの状態をしっかりと観察し、状態の良いものを選びます。

魚を選んだら、ウミガメに餌やりへ!

餌を与えるときは「どんなふうに食べるのかな」「食欲はあるかな」とそれぞれのウミガメの健康状態のチェックも必要です。さらに座学を通して学んだアカウミガメ、タイマイ、アオウミガメ、クロウミガメの特徴をじっくりと観察していました。

最後にレポートの作成を行いました!

忘れないうちにカメたちの今日の様子を記録します。子どもたちは飼育員さんのお話や活動内容を思い出したり、わからないことは質問をしたりして、最後まで一生懸命に取り組んでいました。そんな子どもたちのレポートには飼育員さんのお話や自分が体験を通して気づいたことなどがびっしり書かれていました。

お仕事体験を通して

一日頑張った飼育員のお仕事体験。
初めはどこか緊張していた子どもたちでしたが、次第に緊張がほぐれていき、最後には子どもたちの笑顔がたくさん見られました。子どもたちに感想を聞いてみると、「カメの飼育は大変だったけれど楽しかった!」「魚をあげるときドキドキした、ウミガメが思ってたよりも大きかった!」と目を輝かせて楽しそうに話していました。

海の生き物を間近で見て楽しむことができる水族園。その裏側には生き物のお世話や体調管理をしたり、設備の管理も行う飼育員というお仕事がありました。今回参加した子どもたちは生き物が大好き。そんな子どもたちも貴重な体験を通して、お客さんの視点からの水族園だけではなく、飼育員という立場から、生き物の命を扱う責任や思いを感じることができたのではないでしょうか。体験の前後での表情の違いからも子どもたちの成長を感じました。

参加した親子のコメント

【親のコメント】
・すごく楽しみにしていたので、本人、親子ともども大満足でした。(兵庫県)
・「働く」「仕事」への意識、人の役に立つこと、責任を持つことなど、子どもの人生の中で大切なことだとあらためて感じました。子どもたちが最初と最後ですごく変わったことに驚きました。(岡山県)
・水族園の生物を見てかわいいというだけでなく、その裏側で飼育員の方々が日々どんな所に気づかって大変な仕事をされているか子どもにも伝わったのではないかと思います。(兵庫県)
・ごみ、ペットボトル問題など、海の環境について子どもと考えていけたらと思います。(奈良県)

【子どものコメント】
・ウミガメの種類や、なにをたべるかなどがよくわかり楽しかった。(兵庫県)
・カメのそうじなんてやったことがなかったから楽しかった。(岡山県)
・リクガメは歩くのがゆっくりだと思っていたけど、エサを持っていたら直ぐにいてビックリしました。(兵庫県)
・ウミガメは、いろいろ大変なおもいをしていることがわかりました。リクガメとウミガメのエサやりが楽しかったです。(兵庫県)


※須磨海浜水族園は、2023年5月31日をもって閉園となります。
2024年春頃には、宿泊施設を備えた「海浜リゾートパーク」へと生まれ変わります。

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