開館35周年記念「鳥になる」の基本情報
開館35周年記念「鳥になる」の紹介
富岡惣一郎が航空機取材で描いた「白の世界」をどうぞご覧ください。
洋画家 富岡惣一郎は、雪深い新潟県上越市に生まれ育ちました。富岡にとって故郷の自然は四季を通じて色彩豊かで美しいものでした。とりわけ冬に現れる純白の世界は画家を魅了し、生涯追求するテーマとなりました。
富岡は、雪の白を表現するために必要不可欠であった白絵具を開発し、その絵具で描いた作品は1960年代初めに国内外で大賞を受賞します。会社員と画家という二足の草鞋で生活をしていた中、画家一本で歩む決心をするきっかけとなりました。
1965年にアメリカに渡り、異国の雪を取材し個展を開催するなど勢力的に創作活動を行いました。1972年に日本の雪国を見つめ直したいと帰国。各地を巡礼するなかで地上からでは、いかにしてもたどり着けない場所があり、限界を感じていた富岡は、ある時、目にした俯瞰図をきっかけに、航空機で上空から見下ろす取材方法を思いつきます。自身がまるで鳥になったかのようにあらゆる角度から“白の世界”を手に入れることができました。それは想像以上に美しい景色だったようです。
その後、富岡は、白と黒で具象的に表現してきた作品に一区切りをつけ、色彩を用いた花火や抽象的な雪国、水、風、雲、星とモチーフを変えていきます。常に自己への挑戦、白への探求を怠りませんでした。そして命なくなるその時まで、次回作の構想を練りながら1994年、永遠の眠りにつきます。
本展では、鳥の目〈バーズ・アイ〉取材で描いた作品を中心に、初期から晩年までの作品で白の軌跡を辿ります。お好きな作品を見つけ、トミオカホワイトの世界をお楽しみいただければ幸いです。

開館35周年記念「鳥になる」周辺の地図
開館35周年記念「鳥になる」の詳細情報
イベント名 | 開館35周年記念「鳥になる」 |
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イベント名かな | かいかん35しゅうねんきねん「とりになる」 |
主催者名 | 南魚沼市トミオカホワイト美術館 |
開催場所の住所 | 新潟県南魚沼市上薬師堂142 |
交通 | 関越自動車道六日町インターから車で15分 |
問い合わせ先 | Tel:025-775-3646 |
オフィシャル (公式)サイト | このイベントのオフィシャル(公式)サイトへ |
開催日時 |
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開催日時詳細 | 臨時休館 6月19日(木)~21日(土) |
子供の料金 | 250円 小・中・高校生 |
大人の料金 | 500円 |
予約/応募 | 予約不要 |
ジャンル | |
タグ | 雨の日のおでかけ駐車場無料アート鑑賞雨の日でもOK |
開館35周年記念「鳥になる」周辺の天気予報
予報地点:新潟県南魚沼市2025年05月10日 12時00分発表
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