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海のお仕事体験 海のお仕事を大紹介!

海のお仕事体験

船と陸とをつなぐ通信のお仕事

通信士
通信士のお仕事
船に乗っている人たちがいつでも陸にいる人と連絡れんらくがとれるようにする仕事が「通関士」です。

船の上ではみなさんがいつも使うスマートフォンもあっというまに圏外けんがいになってしまいます。陸から遠くはなれた船上では他の船とのあいだを電話線でつなぐことはできません。特殊とくしゅ状況じょうきょうの中で、広い海を行き来するたくさんの船が、たがいにぶつかることなく安全に航海を続けられるのは、通信士がつねに陸と連絡れんらくを取り合っているおかげなのです。

通信士はおもに無線電話などの機械を使って、陸と連絡れんらくをとっています。また通信の機械のメンテナンスをすることも大切な仕事です。

船には人を運ぶ「旅客船」、荷物を運ぶ「貨物船」のほか、魚をる「漁船」や海を掃除そうじする「清掃船せいそうせん」などの専門せんもん分野に特化した船があります。どの船にも通信士が必要ですが、近年では、通信の機械が進化したため、小さな船では船長や航海士が資格しかくをとり、通信の仕事をすることもあります。

お仕事のやりがい

通信士
貨物船で航海士として働いています。国内の民間船では専属せんぞくの通信士が乗船することはほぼなく、航海士が通信士の仕事を兼務けんむします。もちろんだれでも通信の仕事ができるわけではなく、事前に資格しかくをとる必要があります。

内航船の航海は2日~4日のため、天気や台風などの情報じょうほうはテレビやインターネットを活用することが多いです。もちろんおきに出てしまうとテレビなどはうつらなくなってしまうため、天気や海の状況じょうきょうなどは専用せんようの機械を通してつねに船に送られてきます。通信の仕事は主に出港、入港のときです。港には毎日多くの船が行き来するため、停泊ていはく場所や停泊ていはく時間など、港とのやり取りを通す必要があります。このやり取りに食いちがいがあった場合、大きな事故じこにつながりかねません。船を安全に運航するためにとても大切な仕事です。

どんなところで働いているの?

通信士つしんし通信室つうしんしつばれる場所で、りく連絡れんらくを取り合いながらはたらいています。しかし近年では航海士こうかいし機関士きかんし通信つうしん知識ちしきもいっしょに身につけていることが多いので、通信士つうしんしの仕事だけを専門せんもんに行う人は少なくなってきています。船内の仕事とあわせて、陸地りくちとの連絡れんらくを行います。

どんな仕事道具を使うの?

無線通信むせんつうしんを行うための送受信器そうじゅしんき複雑ふくざつ機械きかいで、操作そうさむずかしいとされてきました。また文字を使わず通信つうしんできる「モールス信号しんごう」をおぼえる必要ひつようがありましたが、最近さいきんでは固定電話のような形の通信機械つうしんきかいもふえてきて、より簡単かんたん連絡れんらくがとれるようになってきました。

どうやってなるの?

民間の船で「通信士」として働くには、海技士かいぎし通信の国家資格しかくを取得する必要があります。機械について詳しい知識ちしきを持つことはもちろん、長期間にわたる航海中に仲間たちと協力しあうためのコミュニケーションスキルも求められます。

お話を聞きました

有限会社 三原汽船みつひろ7

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