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海のお仕事体験 海のお仕事を大紹介!

海のお仕事体験

海の管制官のお仕事

運用管制官
運用管制官のお仕事
日本の海では毎日多くの船が行き交います。日本の船はもちろん、外国船など大きさも様々です。その船を安全に、スムーズに航海できるようにコントロールするのが「運用管制かんせい官」の仕事です。

各地の海上交通センターで働く「運用管制官」は、レーダーやテレビカメラなどの様々な機器を使いこなし、つねに船の動きをしっかり理解りかいし、安全情報じょうほうや気象情報じょうほうなどの提供ていきょうを行っています。海の事故じこの発生を未然にふせぐため、とても重要な役割やくわりを担う管制かんせいのスペシャリストです。海上交通センターは、特に船の交通量が多い東京わんや関門海峡かいきょうなどの7つの海域かいいき設置せっちされています。

「運用管制かんせい官」は陸上での勤務きんむとなり、オフィスで航行管制かんせいを行います。

お仕事のやりがい

運用管制官
運用管制かんせい官は「海の管制かんせい官」ともよばれています。安全情報じょうほう提供ていきょうや船の航行管制かんせいを行う海域かいいきは、巨大きょだいタンカーや貨物船、客船など様々な種類の船が行き交う海域かいいきです。この海域かいいきの交通安全を守る事が、わたしたち海の管制かんせい官の使命です。

複数ふくすうの船が行き交う中、早期に危険きけん状態じょうたい予測よそくし、無線を通じて自分の声(言葉)で海難かいなん事故を未然にふせぐ仕事は、船の安全を守ることを実感でき、とてもやりがいを感じます。

たいへんなこと

運用管制官
大変だと感じることは、船は昼夜問わず24時間運航しているため、気を休めることができないところです。海上交通の安全を守るという使命のもと、24時間を交代せいで働き、定期的に大規模災害だいきぼさいがいを想定した訓練や、過去かこ危険きけん事故じこや事例を題材とした訓練を行うなど、緊張きんちょう感あふれる毎日です。

また行き交う船舶せんぱくは、日本の船だけでなく、外国の船も航行しているため、情報じょうほう提供ていきょうには英語能力のうりょくも求められます。このような環境かんきょうのなか、海の管制かんせい官は日夜、日本の海の安全を守っています。

どんなところで働いているの?

運用管制官かんせいかんは海上保安庁ほあんちょうの「海上交通センター」とばれる海の近くにあるオフィスで仕事をします。海上交通センターのある海域かいいきは多くの船が行き交うので、とても危険きけん度が高い場所です。海上交通センターは全国に7か所あります(東京わん伊勢湾いせわん、名古屋港、大阪湾おおさかわん備讃瀬戸びさんせと来島海峡くるしまかいきょう関門海峡かんもんかいきょう)。

どんな仕事道具を使うの?

天気やしおの流れなど必要ひつよう情報じょうほうを集めるために、レーダーや無線むせんから入ってくる情報じょうほうをコンピュータを使って処理しょりしたり、海図を広げて確認かくにんしたりします。また船に乗っている人にはインターネットやラジオを使って情報じょうほうを伝えます。毎日行き交う船の中には外国船も多いので、英語えいごなどの外国語を話せるとよいです。

ある日の1日の仕事の流れ

朝・昼
08:30
出勤
朝・昼
09:00
事前検討、船舶通航予定の確認等
朝・昼
09:15
夜勤者から引継ぎ、当直交代
朝・昼
09:30
海上交通管制業務開始
朝・昼
12:00
交代で昼休み(食事、休憩)
朝・昼
13:00
海上交通管制業務再開
朝・昼
16:30
夜勤者へ引継ぎ、当直交代
朝・昼
16:45
海上交通管制業務終了、事後検討(振り返り)、資料整理
夕・夜
17:15
退勤

どうやってなるの?

運用管制かんせい官になるためには、海上保安ほあん学校「管制かんせい課程かてい」の学生採用さいよう試験に合格し、海上保安ほあん学校で2年間の専門せんもん教育を受けます。その後、各海上交通センターに配属はいぞくされます。

海上保安ほあん学校では本物さながらのシュミレーターを使い、海上交通に関する知識ちしき技能ぎのうを学び、無線通信などの仕事に必要な資格しかくを取得します。また、海上保安ほあん学校は集団しゅうだん生活のため、知識ちしき能力のうりょくだけではなく、運用管制かんせい官に必要なチームワークも身につけます。

運用管制かんせい官は船舶せんぱく海域かいいき状況じょうきょうを正確に理解りかいし、それを正しく伝えることができるコミュニケーション力も必要です。

お話を聞きました

海上保安庁 海上交通センター運用管制官

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