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海のお仕事体験 海のお仕事を大紹介!

海のお仕事体験

海難救助のスペシャリストのお仕事

特殊救難隊
特殊救難隊のお仕事
海上ではときに、重大な事故じこが発生します。重大事故じこでは人名救助がとてもむずかしく、さらに荒波の中では困難こんなんきわめます。そんな特殊な海難かいなんに対応するためのスペシャリスト集団しゅうだんが「特殊救難隊とくしゅきゅうなんたい」です。

海上保安ほあん官の中でも特殊救難隊とくしゅきゅうなんたいになれるのは数十名です。もっともむずかしくきびしい仕事が特殊救難隊とくしゅきゅうなんたいの仕事です。

特殊救難隊とくしゅきゅうなんたいは、しずんだ船や火災かさいを起こした船の人命救助、ヘリコプターからの降下こうかり上げ救助など高度な救助技術ぎじゅつ専門せんもん的な知識ちしきを必要とします。

お仕事のやりがい

特殊救難隊
海上保安庁ほあんちょう特殊救難隊とくしゅきゅうなんたいの隊長をしています。危険きけんが付きまとう現場げんばも多々ありますが、無事に救助を最後までやりとげ、毎日のきびしい訓練の成果がむくわれた瞬間しゅんかんは、何事にも変えられません。しずんだ船の中に取り残された方を救助したときに、「助かった。ありがとう。」とかけられた言葉と、力強くにぎられた手の感じは今でもわすれられません。 「苦しい 疲れた もうやめたでは 人の命は救えない」というこの言葉を信じ、今後も一生懸命けんめいに努力していきます。

たいへんなこと

特殊救難隊
一番大変なことは、やはり海難現場かいなんげんばでの活動です。特殊救難隊とくしゅきゅうなんたいが出動する場所は海の事故じこのまさにその場所なので、危険きけんが付きまとう状況じょうきょうが数多くあります。

しかし海の事故じこではどういったことが危険きけんにつながるかということを予め知っておく必要があります。そして安全に、確実かくじつに、すばやく救助活動を行うために、自分の限界げんかいを知り、危険きけんを予知する能力のうりょくや、その場の様子をしっかり理解りかいする能力を身に付け、いつどのような海の事故じこが発生しても対応たいおうできるよう日々訓練を積んでいます。

どんなところで働いているの?

特殊救難隊とくしゅきゅうなんたい拠点きょてんがあるのは東京・羽田です。「羽田特殊救難基地とくしゅきゅうなんきち」にはきびしい試験しけん合格ごうかくした隊員たいいんたちがいて、6名のチームが6たい、計36名が所属しょぞくしています。全国各地かくちで発生する海の事故じこ現場げんばにいつでもかけつけられるよう、24時間体制たいせい準備じゅんびしています。

どんな仕事道具を使うの?

海の中で救命きゅうめい活動をする時は、ダイビング道具を身につけて海の中へもぐり、ロープやライトを使ってケガした人をさがします。自分の身もしっかり守れるようにヘルメットもかせません。チームメイトと無線機むせんきや手を使った合図でコミュニケーションを取ることもあります。。

ある日の1日の仕事の流れ

朝・昼
07:00
朝食
朝・昼
09:00
課業開始、体操、出動資器材点検、訓練計画及び検討、即応待機
朝・昼
12:00
昼食、昼休み
朝・昼
13:00
課業開始、訓練計画及び検討、即応待機
朝・昼
16:00
救難技術訓練、体力トレーニング
夕・夜
17:30
夕食
夕・夜
18:00
即応待機
夕・夜
20:00
施設内点検、出動資器材点検、即応待機(※即応待機:全国からくる出動要請にすぐ対応できるよう準備していること。)

どうやってなるの?

海難かいなん救助のスペシャリスト、海上保安庁ほあんちょう特殊救難隊とくしゅきゅうなんたい隊員になるためには、まず海上保安ほあん大学校、または海上保安ほあん学校を卒業する必要があります。学校を卒業後、仕事の経験けいけんを積んだ海上保安ほあん官の中から、潜水研修せんすいけんしゅうの研修生として選ばれ、海上保安ほあん大学校で約2ヶ月間、潜水に必要な知識ちしき技術ぎじゅつを身につけます。潜水せんすい研修けんしゅうを終えて、「潜水士せんすいし国家試験」に合格すると、潜水士せんすいし指定船での「潜水士せんすいし」として任命され、海難かいなん救助を行います。

さらに潜水士せんすいしとして一定の経験けいけんを積んだのち、希望や適正てきせいにより、「特殊救難隊とくしゅきゅうなんたい」隊員として、より高度な技術ぎじゅつ知識ちしきを必要とする海難かいなん救助活動に対応します。

お話を聞きました

海上保安庁 特殊救難隊 隊長

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