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おもちゃ花火はこう楽しむ!

掲載日: 2015年6月18日更新日: 2017年5月16日高橋 珠子


おもちゃ花火を楽しむ前に安全面をチェック!

花火大会に家族で行くのも夏の楽しみのひとつ。また、手軽に楽しめる花火として人気なのが「おもちゃ花火」。ご存知のとおりおもちゃ花火の種類は非常に多く、それぞれさまざまな特徴をもっています。手持ち花火や筒状の噴き出すタイプものや、通称ねずみ花火と言われる回転するもの、ロケット花火のように飛しょうするもの、煙をだすものまで多岐にわたります。親子で手軽に楽しめる花火である一方で、火を使用する危険も視野にいれ、安全に楽しむ方法を親子で考えてみましょう。

おもちゃ花火の安全の証「SF」マーク

今回お話をお伺いした日本煙火協会(以下、協会)では、協会が定める安全基準に適合しているか日々検査を実施しています。基準に合格した花火には、安全である証「SF」マークが与えられます。
協会では、より安全を期すために予備検査と本検査の2つの検査を実施。まず予備検査では、火薬類取締法(基準検査)と協会が定めた基準(安全検査)に適合しているかを検査、適合した花火には「規格証」のラベルが貼られます。さらに、市場に出回る前に、前述の両検査を再度実施、これをクリアしたものは「合格証」(ラベル貼付)が与えられます。つまり、これらのマークがついているものは、協会の安全検査に合格した安全なおもちゃ花火という証明になります。

安全におもちゃ花火を楽しむ11のポイント

  1. 花火の原料は化薬類なので、花火に書いてある遊び方、警告、注意書きをよく読み、必ず守りこと。
  2. 花火を人や家に向けたり、燃えやすいもののある場所で遊ばない。衣類につかないよう注意する。
  3. 手持ちの筒もの花火は、手の位置に注意する。
  4. 風の強いときは、花火をしない。
  5. 水を用意する
  6. 大人と一緒に遊ぶ。
  7. たくさんの花火をまとめて火をつけない。
  8. 正しい位置に正しい方法で点火する。
  9. 花火は、途中で消えても筒をのぞかない。点火するときも筒先に顔や手を出さない。
  10. 花火をポケットに入れない。
  11. 大変危険なので、花火は絶対に分解しない。

あまったおもちゃ花火はどうする?

あまったおもちゃ花火は、新聞紙にくるんでさらに密閉袋に入れて保管すればOK。その際湿気の多い場所や火気の近いところはさけましょう。また、重いものが落ちてきたり、なにかの下敷きになったりしないよう十分に注意すること。さらに直射日光が当たる場所など温度が上昇しないところへ置く。

おもちゃ花火点火のポイント! 1分でできる!空き缶を使った便利な簡易点火缶!?


空の空き缶のの底にボルトを1本さし貫通させる、そこへ空き缶の中からろうそくをさして火をつければ、簡単な点火装置?の出来上がりです。風をさえぎるので、消えることなく安全に点火できるのでオススメです。ぜひお試しあれ。ただし、強風の際は花火はひかえること!

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お話を聞いたのは…

  • 河野 晴行さん(公益社団法人日本煙火協会専務理事)

    公益社団法人 日本煙火協会 専務理事
    1950年東京日本橋浜町生まれ。日本大学農獣医学部卒。
    大手食品会社に勤務後、1974念に花火業界へ。隅田川花火大会の復活を始め、東京湾、板橋など首都圏の有名花火大会などを多数手がける。その後アメリカ、ドイツ、トルコなど世界10カ国で延べ20回以上「日本の花火」を打ち上げる。
    日本煙火芸術協会事務局長、社団法人日本煙火協会副会長などを長年つとめ、2009年2月より現職。花火に関する執筆・講演など多数行っている。

ライター紹介

高橋 珠子

かつて…欲しいものは車のパーツ、週末は青空ガレージ…そんなメンズ要素大・満載だった私。が、今や小学生の姉妹ママ。現在…週末は親子でもっぱらキャンプにどっぷり♪ 子供たちからたくさん学んで親としてもっと成長した~い!と思う日々。深海生物、水族館が大好物★

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