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伊豆で楽しい「磯遊び」体験! 海の生き物採集&マイ水族館作り

掲載日: 2020年7月3日更新日: 2020年8月7日高橋 珠子

夏は、海のレジャーで楽しみたいファミリーも多いですよね。おすすめなのが、小さな子供も大人も楽しめる磯遊び! 

今回は、伊豆半島のジオガイドとしても活躍中の齊藤武さんが、磯遊びのハウツーを伝授してくれました。参加した小学生2人も大満足していました!

無人島「須崎恵比須島」で自然を学ぶ!

海に囲まれた静岡県下田市は、海のアクティビティが盛んな場所。そんな下田市にある透明度抜群の須崎海岸で磯遊びを行いました。

今回は、伊豆半島でジオガイドをしている齊藤さんがガイドを担当。磯遊びだけでなく、橋を渡って行ける無人島「恵比須島」も案内してもらいます!

恵比須島は、須崎海岸から歩いて数十メートルの橋を渡れば行ける無人島。伊豆半島がかつて海底にあったことや、海底の地層が地上で見られる貴重な場所であることなど、齊藤さんがわかりやすく説明してくれるので、子供は真剣そのもの!

約1000万年前の地層を見たりさわったりできるのもここならでは!

磯遊びに挑戦!

恵比須島を散策したあとは、お待ちかねの磯遊びに挑戦! 海には満潮と干潮があることや、磯に生息する危険な生き物、砂浜に比べて磯にはたくさんの生き物がいることなど、遊ぶために大事な情報を事前に教えてくれます。

磯遊びに必要な道具は、マリンシューズ(上履きなどでも可)をはじめ、生き物を捕まえる網、採った生き物を入れるためのバケツ・虫かごのほか、ライフジャケットがあるとより安心です。波が荒い場所などは、指導者の指示に従って、ライフジャケットを着用しましょう。

また、日焼け止めやラッシュガード、帽子、飲み物などの熱中症対策も忘れずに! 簡単なアイテムで手軽にできるのも磯遊びうれしいポイントです。

磯遊びに行く前に注意点をチェック!

ガイドの齊藤さんは、捕った海の生き物を虫かごに入れて「マイ水族館」を作ることを提案! 子供たちは大賛成で、ワクワクしながら早速海の生き物探しを始めます。

「わー! これなに?」「カニがいたー!」「小さいウニがいるー!」と、あっという間に磯遊びに夢中! 

生き物を捕まえるコツは、岩場にある潮だまりで、弧を描くように網で底をすくうようにすること。

また、石の下などに潜んでいることも多いので、ママパパと協力しながら、石を動かす人と、網ですくう人など、分担してやるといいそうです。


子供たちは「あ! これはあぶない生き物じゃない?」と、事前に聞いた“危険な生き物”を早速察知。楽しく遊ぶためには、危険な生き物をしっかり理解するのも大事ですね。

しばらくすると、齊藤さんが「ここに何がいるかわかるかな?」と、ある潮だまりを指差しました。子供たちは「ナマコ? ウニ?」と、そこに潜む生き物に目を凝らします。

残念ながらどれも不正解で、じつは岩の一部にしか見えなかったアメフラシの仲間「タツナミガイ」が生息していました! 大人の手にもあまるほど巨大な生き物に、子供は興味津々。水から出すと動きを見せなかったタツナミガイが、水の中に戻すと触覚を出して顔をのぞかせてくれました。

磯で暮らす生き物を間近で観察できるのはもちろん、実際に触れられるのも磯遊びの醍醐味です。「ヌメヌメしてる。ここを押すと水を出すよ!」と初めてさわったタツナミガイを前に、子供の知的探究心がかきたてられます。

また、危険を察知すると、紫色の液体を出して相手を威嚇することも実際に学んでいました。

さらに齊藤さんは、「これは何かわかる? 焼きそばみたいでしょう?」と、子供たちにクイズも。「これは、タツナミガイの卵なんだよ」と、意外な回答に一同びっくり! 

海に生息する生き物は、岩に擬態していたり、危険を察知して鮮やかな液体を出したり、奇想天外な姿をした卵を生んだりと、不思議がいっぱい! 図鑑ではわからないことも多く体験できますね。

いろいろな生き物を捕まえながら「マイ水族館」に入れていきます。

齊藤さんから「海藻や石などを入れるとより雰囲気がでるよ! 伊豆石を入れてみては?」などのアドバイスをもらいながら、小学生2人はオリジナルのマイ水族館を完成させました。

ちなみに、「伊豆石」は、畳を並べたように恵比須島周辺に広がっています。四角い穴は、建物などに使うために、切り取った跡だそう。

恵比寿島からは、石が切り取られた様子を俯瞰できます。

約1時間の磯遊びを追えて、完成したマイ水族館には、非常に珍しい海の生き物も! 無数にあるウニの針の先が白い「ツマジロウニ」や、ヒゲが赤いヤドカリ「ケアシホンヤドカリ」など、貴重な海の生き物に子供は大喜び!

さらに、齊藤さんの巨大バケツにも、面白い海の生き物がたくさん! 一見すると化石にも見える岩場に張り付いた「ヒザラガイ」や、寄生虫「フクロムシ」が付着したカニなど、ガイドの本領発揮です!

8本の足をもつ「ヤツデヒトデ」は、たとえ1本足になってしまっても再生できる能力をもつのだとか! 海には、姿形や生態など、びっくりする発見がたくさんありますね!

それぞれのマイ水族館をじっくり観察したあとは、生き物を海に返して、あっという間の磯遊びは終了。

磯遊びは、その土地ならではの海の生き物に出会える楽しみや、知らなかった生態にふれあえたり、感触を確かめたり、五感を使ってワクワクできる体験がたくさん! 

より海を身近に感じることができれば、「もっと知りたい」と思う子供の探究心を育んだり、海のレジャーの幅が広がることにもつながりますね。

お話を聞いたのは…

  • 齊藤 武

    伊豆半島でジオガイドをしています。子供たちからは「たけちゃんマン」と呼ばれています。ジオガイドとは自然の中で楽しんでもらいながら、自然を大切にする心を育む大地の案内人です。伊豆の海の素晴らしさを子供たちに知ってもらうため、磯観察や海遊びの体験活動中。伊豆の海で楽しく、安全に遊びたい方は伊豆半島ジオガイド協会に「たけちゃんマンと遊びたい!!」とご連絡下さい。待ってま~す!!

  • 伊豆半島ジオガイド協会
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ライター紹介

高橋 珠子

かつて…欲しいものは車のパーツ、週末は青空ガレージ…そんなメンズ要素大・満載だった私。が、今や小学生の姉妹ママ。現在…週末は親子でもっぱらキャンプにどっぷり♪ 子供たちからたくさん学んで親としてもっと成長した~い!と思う日々。深海生物、水族館が大好物★

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