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知ってる? 花火の不思議


花火、花火大会のルーツを知ろう!

夏の風物詩といえば「花火大会」。夜空に浮かぶ大輪に感動し、体の芯まで感じる迫力の音、心地よいBGMなどを感じられる古来より続く伝統の花火大会をぜひ親子で一緒楽しみましょう。……っとその前に、「花火」にまつわる不思議を知れば、もっときっと楽しめる! 花火の起源は? 花火はどこから観ても同じ?など知って得する花火情報をご紹介します♪

近代花火の始まりは江戸時代

花火は、中国は秦の時代、万里の長城で通信手段として火薬が「のろし」として使用されたことに端を発し、シルクロードにより各国へ渡ったとされています。そして近代的な花火はイタリアに始まり、16世紀ごろに日本へと伝わりました。しかし当時は現在のような「鑑賞する花火」ではなく、あくまで「のろし」として合戦の合図の役割でしかなかったのです。それがいわゆる鑑賞する「花火」として登場したのは江戸時代に突入してから。伊達政宗や徳川家康が花火を鑑賞したという記録も実際に記されています。こうして「花火」は諸大名たちの間で流行、やがて庶民へと広がり、「花火師」が登場しました。

「花火大会」のルーツは「隅田川花火大会」

享保18年(1733年)「両国川開き花火」(現在の隅田川花火大会)が始まり、年中行事として江戸の夏を彩る風物詩となり、これが現在全国で開催されている「花火大会」のルーツといえます。

た〜ま〜や〜の掛け声

このころ活躍していた花火師が「玉屋一郎兵衛」や「鍵屋弥兵衛」。この腕利きの花火師の屋号が現在でも花火があがると「た〜まや〜」「か〜ぎや〜」といわれている理由です。でも「た〜ま〜や〜」とはよく聞くけど、「か〜ぎや〜」とはなぜかあまり聞かない…。これはゴロがよかったからだとか(笑)。たまたま!?
ちなみに、高い技術を認められていた「玉屋一郎兵衛」は残念ながら火事を起こし、あえなく廃業への道を辿ってしまったという悲しき事実も。

花火にまつわる不思議

花火はどっから観ても同じ形?

真円である花火は360度どこから見ても同じ形です。球体はどこから見ても同じ形なのは当然のこと。ヘリコプターから眼下に花火を見ても、通常通り下から見ても同じです。ただ、例外は型といわれる花火。ハートや星、なかにはキャラクターをかたどったものまでありますが、これらは平面的な形なので、ある方向からしかその形は見えません。ちなみに現在は立体的な3D花火まで登場しているというから驚きです。

花火の色と形はよりに種類豊富に

花火は使用する火薬の配合や組み合わせによって色、音、煙、形状を変化させます。燃える湿度が高いほど光が明るくなり、配合剤の組み合わせは色彩に大きく関わっています。今では、中間色といわれるレモンイエローやピンク、オレンジ、水色なども加わり10色ほどの表現が可能に。また花火の形状も円球状だけではなく、万華鏡のような四方八方に飛ばす創作花火が観られるようになりました。これも花火師の技術あってこそ。

音楽とシンクロした花火

最近の傾向としてBGMにシンクロして花火が打ちあがるという演出も多くみられます。これは細かくリズムを刻む音と花火を連動させる手法としてコンピュータ制御が取り入れられています。

号数と尺玉

花火の大きさは一般的に2.5号から40号まであります。号数は玉の直径ではなく、打ち上げる筒の内径を表しています。10号玉ともなると尺で表すことができます。つまり10号玉=1尺玉。2.5号玉が「約80mまであがり、玉が開いた直径約50m」なのに対し、10号玉(1尺玉)は「約300mまであがり、玉が開いた直径約280m」なので、尺玉がどれほど迫力がある大きな花を夜空に咲かせる花火かはおわかりいただけると思います。新潟で開催される「片貝まつり 浅原神社 秋季例大祭奉納大煙火」は驚くことなかれ、なんと4尺玉が打ち上げられます! これぞ世界一の4尺玉!

よし、花火大会へ親子で行こう!
持ち物はこれだ!

場所によっては有料のものもありますが、大会プログラムはぜひ事前に手に入れておきたいアイテムのひとつ。どんなテーマでどんな思いがこめられたものなのかを把握しながら見る花火もまたいいものです。また、日よけにもなる扇子やうちわはなにかと便利! さらに、ここ最近は大会途中で突然のゲリラ豪雨に見舞われたパターンもあるので、レインコートを用意しておくといいでしょう。また、夜になるにつれて場所によっては気温が下がることもあるので、薄手の長袖を持参しておきましょう。備えあれば憂い無し、準備を整えていざ家族で花火大会へ!

花火大会に持っていきたいアイテム
  • 大会プログラム
  • 帽子
  • 日傘
  • 雨具(レインコート)
  • 懐中電灯
  • うちわ&扇子
  • 長袖の上着
  • レジャーシート
  • 虫除けスプレー
  • 双眼鏡

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お話を聞いたのは…

  • 河野 晴行さん(公益社団法人日本煙火協会専務理事)

    公益社団法人 日本煙火協会 専務理事
    1950年東京日本橋浜町生まれ。日本大学農獣医学部卒。
    大手食品会社に勤務後、1974念に花火業界へ。隅田川花火大会の復活を始め、東京湾、板橋など首都圏の有名花火大会などを多数手がける。その後アメリカ、ドイツ、トルコなど世界10カ国で延べ20回以上「日本の花火」を打ち上げる。
    日本煙火芸術協会事務局長、社団法人日本煙火協会副会長などを長年つとめ、2009年2月より現職。花火に関する執筆・講演など多数行っている。

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ライター紹介

高橋 珠子

かつて…欲しいものは車のパーツ、週末は青空ガレージ…そんなメンズ要素大・満載だった私。が、いまや4歳と6歳の姉妹ママ。現在…欲しいものは子供部屋×2、週末は親子でお出かけ。子供たちからたくさん学んで親としてもっと成長した~い!と思う日々。

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