蒸気機関車(以下SL)は、今も昔も子どもにも、パパやママにも大人気! 東京近郊にも実際に乗車できるSLは多く、その気になれば日帰りで気軽に楽しむことができます。今回は、SLに乗る前にパパやママに知っておいて欲しい、旅を楽しくする雑学をまとめました。
簡単に言うと、鍋ややかんのお湯が沸騰すると、吹きこぼれたりふたが持ち上げられたりしますが、あの力を使って機関車を走らせるのです。
蒸気は圧力を上げていくと大きな力になります。さしずめ圧力鍋の化け物のという例えもありかもしれません。
こんな話をしながら、親子でSL旅。吹き出す蒸気や、熱くなった車体を自分の目で見るのもワクワクしますね。
ですから、SLを運転するためには、鉄道の運転免許である「動力車操縦者運転免許」と、ボイラーを扱う「ボイラー技士」の両方の免許が必要です。
写真は蒸気機関車のものではありませんが、記者の動力車操縦者運転免許証と二級ボイラー技士の免許証です。
今でも 電気機関車やディーゼル機関車のことを「釜」と俗称するのはSLの名残なのです。
よくD51とかC62とか呼ばれるSLですが、国鉄では動輪(大きな車輪)の数が 3つのものがCで、4つのものがDです。ABC順ですね。
ちなみに国鉄の流れをくむJ Rのディーゼル機関車や電気機関車も同じで、動輪(駆動する車輪)の数が4軸のディーゼル機関車はディーゼルのDを頭につけてDD(DD51など)、5つのものはDE(DE10など)で、6つのものはDF(DF200など)です。
電気機関車の場合は電気のEを頭につけて4つのものはED(ED76など)、6つのものはEF(EF210など)、2両を組み合わせて1両にした8軸のEH(EH500など)というのもあります。駅で貨物列車を見かけたら数えてみてください。
電車・鉄道特集
記者 古川智規
写真 古川智規・小野寺稔昭
子どもに教えたい!SL雑学!
SLってどうやって動くの? 子どもも納得の説明法!
SLは 蒸気の力で動く機関車で、電気もエンジンも使いません。水と石炭だけで動きます。簡単に言うと、鍋ややかんのお湯が沸騰すると、吹きこぼれたりふたが持ち上げられたりしますが、あの力を使って機関車を走らせるのです。
蒸気は圧力を上げていくと大きな力になります。さしずめ圧力鍋の化け物のという例えもありかもしれません。
こんな話をしながら、親子でSL旅。吹き出す蒸気や、熱くなった車体を自分の目で見るのもワクワクしますね。
SLを運転するのに必要な免許は?
水を沸かして高圧の蒸気にする装置をボイラーと言います。つまり、SLのあの丸い胴体は全部ボイラーで、中身は石炭を燃やす釜と水です。ですから、SLを運転するためには、鉄道の運転免許である「動力車操縦者運転免許」と、ボイラーを扱う「ボイラー技士」の両方の免許が必要です。
写真は蒸気機関車のものではありませんが、記者の動力車操縦者運転免許証と二級ボイラー技士の免許証です。
D51、C62の「D」や「C」って何?
今でも 電気機関車やディーゼル機関車のことを「釜」と俗称するのはSLの名残なのです。
よくD51とかC62とか呼ばれるSLですが、国鉄では動輪(大きな車輪)の数が 3つのものがCで、4つのものがDです。ABC順ですね。
ちなみに国鉄の流れをくむJ Rのディーゼル機関車や電気機関車も同じで、動輪(駆動する車輪)の数が4軸のディーゼル機関車はディーゼルのDを頭につけてDD(DD51など)、5つのものはDE(DE10など)で、6つのものはDF(DF200など)です。
電気機関車の場合は電気のEを頭につけて4つのものはED(ED76など)、6つのものはEF(EF210など)、2両を組み合わせて1両にした8軸のEH(EH500など)というのもあります。駅で貨物列車を見かけたら数えてみてください。
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記者 古川智規
写真 古川智規・小野寺稔昭