アメリカでは広く行われている「ベビーシャワー」という習慣。最近は日本でも徐々に広まってきています。そもそもベビーシャワーとは、出産前に妊婦さんを祝福したり励ましたりするための会なんだそう。実際に開催するにはどうしたらいいのか、ベビーシャワージャパン代表理事の冨田みどりさんに聞きました。

「赤ちゃんが産まれると忙しくなって、なかなかお祝いを渡す機会が無くなるので、事前に渡してしまおうというアメリカらしい合理的な発想ですよね。アメリカの場合、主催者は結婚式同様当事者(妊婦さんと夫)だったり、友人だったり。友人がオーガナイズを手伝うことが多いです。日本で言うと、結婚式二次会に近いかもしれませんね。」(冨田さん)
では、本場アメリカでは、どのように開催されているのでしょうか。
「私が住んでいたロサンゼルスでは、ホームパーティが多かったですが、レストランで行うこともありますし、規模や開催方法は様々です。また、1回の出産につき、ベビーシャワーは1回とは限りません。友人、親族、職場の同僚などで、何度も行うことがあります。」(同)

そして、ベビーシャワーに欠かせないのが、友人が手作りしてくれるダイパーケーキ。
「ダイパーケーキとはオムツをケーキのような形に並べて、花やリボンなどで装飾したもの。アメリカではこれがベビーシャワーの象徴的なアイテムとして飾られます。ダイパーケーキは、女友達が手作りすることが多いですね。」(同)
最近日本では、ダイパーケーキのワークショップが行われていたり、豪華にデコレーションされたダイパーケーキを購入することもできるそうです。
「女子会のように、お気に入りのレストランに集まって、これから出産する友達を囲んで食事をする、という気軽に開催できるベビーシャワーが、最近よく行われているようです。レストランでの食事会でも、そこにダイパーケーキを用意すれば、ベビーシャワーになりますよ。また、日頃なかなか親族が集まる機会は無いものですよね。だから、ベビーシャワーとして両家の家族や親族が集まる食事会を開催すれば喜ばれそうですね。」(同)
また、職場でこれから産休に入る同僚を、ベビーシャワーで送り出せば、前向きな気持ちで安心して産休に入れるのではないか、と冨田さん。
なお、ベビーシャワーを行う時期は、妊娠8カ月くらいが多いとか。妊娠中の体調は不安定なので、妊婦さんの体調を第一に考えることが大切です。安定期に入った後、臨月までにはまだ日にちがあるという時期が、ベストタイミングだそうです。

「トップスは必ず白を着用など、ドレスコードやテーマカラーを決めると、写真も華やかになり盛り上がります。アメリカでは仮装して参加するパーティもありますよ(笑)。また、ベビーシャワーで行われる定番のゲームとして、『妊婦さんのお腹周りの大きさ当てゲーム』や、『哺乳瓶でジュース早飲み競争』などがあります。これなら誰でも参加できて、盛り上がりそうですね。もし自宅で行うなら、ガーランドなどを使って部屋を装飾してみるのもいいでしょう。」
仮装はハードルが高そうですが、テーマカラーくらいなら誰でも楽しめそうですね。
女性が多く集まる会では、先輩ママから妊娠、出産、育児の体験を聞いたり、アドバイスをもらえたりするのも、ベビーシャワーのメリットと冨田さん。妊婦さんだけでなく、子育て中のママが参加することで、ママたちのストレス解消の場にもなればと考えているそうです。
「最近日本では、マタハラやベビーカー問題が話題になるなど、子供を産み育てにくい雰囲気がありますが、みんなでこれから産まれてくる子を祝福することで、出産、子育てが楽しいものという雰囲気が日本全体に広がっていけばいいなと考えています。」(同)
冨田さんは現在、ダイパーケーキマイスターやベビーシャワープランナーの資格講座も行っていて、小さな子供のいるママで、資格を取って活躍している方もいるそうです。
楽しいだけではなく、様々なメリットがあるベビーシャワー。もし身近に出産をひかえた友達がいたら、食事会ついでにベビーシャワーを開いてみてはいかがでしょうか。
出産前にお祝いを渡せるアメリカらしい合理的な習慣

画像提供:ベビーシャワージャパン
アメリカではウェディングの次はベビーシャワーと言われるくらい、一般的な習慣として広まっているというベビーシャワー。ベビーシャワーでは、妊婦さんから招待客に、お祝いとして欲しい物のリストが事前に渡され、それを見て、お祝いを購入して持参するのだそうです。
「赤ちゃんが産まれると忙しくなって、なかなかお祝いを渡す機会が無くなるので、事前に渡してしまおうというアメリカらしい合理的な発想ですよね。アメリカの場合、主催者は結婚式同様当事者(妊婦さんと夫)だったり、友人だったり。友人がオーガナイズを手伝うことが多いです。日本で言うと、結婚式二次会に近いかもしれませんね。」(冨田さん)
では、本場アメリカでは、どのように開催されているのでしょうか。
ホームパーティからレストランまで開催方法は様々
ベビーシャワーは、もともとは妊婦さんが女友達だけを呼んで開くパーティとして行われていたとか。しかし今は、夫婦や子連れで出席するのはもちろん、両親や祖父母など親族も呼んで、大規模に行うこともあるそうです。「私が住んでいたロサンゼルスでは、ホームパーティが多かったですが、レストランで行うこともありますし、規模や開催方法は様々です。また、1回の出産につき、ベビーシャワーは1回とは限りません。友人、親族、職場の同僚などで、何度も行うことがあります。」(同)
ベビーシャワーに欠かせないのは『ダイパーケーキ』
画像提供:ベビーシャワージャパン
ベビーシャワーでは、食事を楽しむほか、ケーキカットやゲームなどが行われることもあるとか。また、食事ではなくスイーツをたくさん用意してティーパーティとして行うこともあるそうです。
そして、ベビーシャワーに欠かせないのが、友人が手作りしてくれるダイパーケーキ。
「ダイパーケーキとはオムツをケーキのような形に並べて、花やリボンなどで装飾したもの。アメリカではこれがベビーシャワーの象徴的なアイテムとして飾られます。ダイパーケーキは、女友達が手作りすることが多いですね。」(同)
最近日本では、ダイパーケーキのワークショップが行われていたり、豪華にデコレーションされたダイパーケーキを購入することもできるそうです。
なかなか集まれない、親族の交流の場にすると喜ばれる
出産前のリフレッシュにもなり、いい思い出になりそうなベビーシャワー。でも、パーティ文化が根付いていない日本では、どのように行えばいいのでしょうか?「女子会のように、お気に入りのレストランに集まって、これから出産する友達を囲んで食事をする、という気軽に開催できるベビーシャワーが、最近よく行われているようです。レストランでの食事会でも、そこにダイパーケーキを用意すれば、ベビーシャワーになりますよ。また、日頃なかなか親族が集まる機会は無いものですよね。だから、ベビーシャワーとして両家の家族や親族が集まる食事会を開催すれば喜ばれそうですね。」(同)
また、職場でこれから産休に入る同僚を、ベビーシャワーで送り出せば、前向きな気持ちで安心して産休に入れるのではないか、と冨田さん。
なお、ベビーシャワーを行う時期は、妊娠8カ月くらいが多いとか。妊娠中の体調は不安定なので、妊婦さんの体調を第一に考えることが大切です。安定期に入った後、臨月までにはまだ日にちがあるという時期が、ベストタイミングだそうです。
ドレスコードやテーマカラーを決めても楽しい

画像提供:ベビーシャワージャパン
パーティを盛り上げるためのちょっとした工夫や、誰でもできるおすすめゲームも教えてもらいました。
「トップスは必ず白を着用など、ドレスコードやテーマカラーを決めると、写真も華やかになり盛り上がります。アメリカでは仮装して参加するパーティもありますよ(笑)。また、ベビーシャワーで行われる定番のゲームとして、『妊婦さんのお腹周りの大きさ当てゲーム』や、『哺乳瓶でジュース早飲み競争』などがあります。これなら誰でも参加できて、盛り上がりそうですね。もし自宅で行うなら、ガーランドなどを使って部屋を装飾してみるのもいいでしょう。」
仮装はハードルが高そうですが、テーマカラーくらいなら誰でも楽しめそうですね。
女性が多く集まる会では、先輩ママから妊娠、出産、育児の体験を聞いたり、アドバイスをもらえたりするのも、ベビーシャワーのメリットと冨田さん。妊婦さんだけでなく、子育て中のママが参加することで、ママたちのストレス解消の場にもなればと考えているそうです。
「最近日本では、マタハラやベビーカー問題が話題になるなど、子供を産み育てにくい雰囲気がありますが、みんなでこれから産まれてくる子を祝福することで、出産、子育てが楽しいものという雰囲気が日本全体に広がっていけばいいなと考えています。」(同)
冨田さんは現在、ダイパーケーキマイスターやベビーシャワープランナーの資格講座も行っていて、小さな子供のいるママで、資格を取って活躍している方もいるそうです。
楽しいだけではなく、様々なメリットがあるベビーシャワー。もし身近に出産をひかえた友達がいたら、食事会ついでにベビーシャワーを開いてみてはいかがでしょうか。