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海のお仕事体験 海のお仕事を大紹介!

海のお仕事体験

みんなに海の世界を伝えてくれるお仕事

水中カメラマン
水中カメラマンのお仕事
水中の景色や魚を撮影さつえいし、魅力的みりょくてきな海の世界をみなさんに教えてくれるのが「水中カメラマン」の仕事です。サンゴの海を泳ぐ色とりどりの魚たちや、見たこともないほど大きなクジラなど、海の生き物たちをうつした写真はとてもきれいですよね。撮影さつえいした写真は新聞や雑誌ざっし、インターネットサイトへ販売はんばいします。

最近では、環境かんきょう問題や水中の生き物の変化について、撮影さつえいした写真を通して多くの人に伝えていくという役割やくわりも受け持っています。

水中カメラマンは、大きな自然に向かい合う仕事です。体力的にも環境かんきょう的にもつらいこともあり、気をぬけば大ケガにもつながるキケンな仕事です。

お仕事のやりがい

水中カメラマン
フリーダイビング競技きょうぎを18年間行ってきたので、そのスキルを生かして、もぐりで世界中のイルカやクジラを水中撮影さつえいしています。

これまでおとずれた国はロシア、ハワイ、スリランカ、トンガ、南アフリカ、ホンジュラス、フランス、ギリシャなどです。イルカやクジラが集まる地域ちいきや大きさを予測して、撮影さつえい場所に行き、そして水中で呼吸こきゅうするための機材を一切使わず、大型の野生動物にうまく出会え、撮影さつえいできた時は大きなよろこびを感じます。水中で一瞬いっしゅんのチャンスをのがさずにいい写真がとれた時はうれしいですね。そこに大きなやりがいを感じます。

たいへんなこと

水中カメラマン
スリランカで、地球上で最も大きい生物とされるシロナガスクジラの撮影さつえいをしていたことがあります。2016年まで過去かこ最大で34mの記録があるそうです。その時は2週間、毎日海に出てシロナガスクジラさがしましたが、一度もあらわれることはありませんでした。その前の週までは毎日のように出ていたそうなんですが、一度しおが変わるとピタッと出なくなることがあります。次の年にもう一度チャレンジし、ようやく撮影さつえいに成功しました。自然や野生動物の世界には人間社会のルールでは予想できないものがたくさんあります。だからこそうまく行った時はたまらないのです。

どんなところで働いているの?

自分が撮影さつえいしたい魚や海の生き物にあわせて、世界各地の海で撮影さつえいを行います。その土地の特徴とくちょうによってどんな魚がいるのかが違うため、どんな写真をとりたいかによって撮影さつえい場所がかわります。実際じっさいに足を運んだ日に魚に出会えるかは分からないので、長期間滞在たいざいするようになることもあります。

どんな仕事道具を使うの?

水中撮影さつえいを行うために、まずダイビングをするための道具を用意する必要ひつようがあります。ウエットスーツとグローブ、ゴーグルなどを身につけた上で、水中でも撮影さつえいができる特別とくべつなカメラを用意します。最近さいきんでは家庭用の手頃な値段ねだんのカメラもふえましたが、プロが使うカメラの多くはとても高価こうかです。

ある日の1日の仕事の流れ

朝・昼
06:00
ヨガ
朝・昼
07:00
出港
朝・昼
07:30
船上にて朝食
朝・昼
08:00
イルカやクジラと遭遇次第、撮影
朝・昼
12:00
昼食
朝・昼
13:00
イルカやクジラと遭遇次第、撮影
朝・昼
16:00
帰港
夕・夜
17:00
写真チェック 編集
夕・夜
19:00
夕食
夕・夜
20:00
機材チェック 翌日の準備

どうやってなるの?

ダイビング機器を使用しての水中カメラマンになるには、ダイビングの資格しかくが必要ですが、もぐりの水中カメラマンになるための特別な資格しかくはありません。

しかしどんなテーマで、何を撮影さつえいするのかをはっきり決める必要があります。自分はイルカやクジラと泳ぐことや撮影さつえいすることが大好きなので、世界の海を旅しながらイルカやクジラを追いかけています。また大型のカメラ機材を使用し、素もぐりで撮影さつえいするので日々のトレーニングや研究の積み重ねが必要だと思います。また、写真撮影さつえい技術ぎじゅつをみがく必要があり、最近では水中撮影さつえいを専門に学べる学校も出てきました。美しい風景を伝えることはもちろん、自分にしか撮影さつえいできないオリジナリティある作品が求められます。

お話を聞きました

アプネアワークス株式会社

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