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【家族で海外旅行】旅行の達人に聞いた年齢別おすすめの行き先

子連れで海外旅行を計画する時、特に心配なのは、「うちの子は飛行機でどのくらいの時間なら乗っていられるの?」、「子どもが行っても安心の渡航先ってどこ?」という点。また、パパ・ママ自身の海外旅行経験が少ない場合は「そもそも子連れで海外旅行が可能なのか」と疑問に思っている人も多そうです 。そんな疑問の数々を、渡航経験豊富で子育て真っ最中のトリップライター・古屋江美子さんに伺いました。

ゴールデンウィークや夏休みに「今年こそ家族で初海外!」と計画している人に向けて、フライト時間別・年齢別のおすすめ渡航先をご紹介します!

赤ちゃんの海外旅行デビューは腰が据わる6カ月以上から

まず、家族で海外旅行を楽しむなら子どもは何歳くらいからが良いのでしょうか。

赤ちゃんと飛行機に乗る際は、最低でも腰が据わって姿勢を自分で保てるようになる6カ月程度以上が良いですね。そして海外では、日本では感染しない病気がある国も多いので、子どもは免疫力が低いということも考慮してあげて衛生的な場所を選んであげてください。」

渡航先で家族全員が楽しく過ごせるように、くれぐれも子どもの体のことを最優先に考えるのが基本なのですね。

「そうですね。ちなみにわが家では、家族での初海外旅行は子どもが1歳になってから行きました。」


フライト時間別・年齢別 おすすめの海外観光スポット

続いて、子ども連れの海外旅行にオススメのスポットを、【フライト時間×年齢】で教えていただきました!

フライト4時間以内

■グアム/アメリカ(4時間程度)
【オススメの年齢】
0歳〜1歳(だっこから歩き始めるくらい)
2歳〜3歳(幼稚園、保育園に入ったくらい)

【Point!】
日本との時差が1時間と少ないため時差ボケしにくい。ビーチリゾートだが、波が穏やかで遠浅なので、小さな子どもでも安全に怖がらずに遊べる。また日本人が多く、ハワイより過ごしやすい。

■サイパン/アメリカ(3.5時間程度)
【オススメの年齢】
4歳〜5歳(活発に動き回るが小学校に入る前)

【Point!】
便が少ないが直行便があり、日本との時差も1時間と少ない。ビーチリゾートだがグアムより田舎で、親子でのんびり過ごせる。ただし買い物スポットは少ないので、ウォーターアクティビティを満喫する家族向き。

■台北/台湾(4時間程度)
【オススメの年齢】
4歳〜5歳(活発に動き回るが小学校に入る前)
小学生

【Point!】
日本との時差がマイナス1時間と少なく時差ボケの心配がない。親日家が多く、衛生状態が良いので子連れでも安心して旅できる。また、子どもが食べやすい食事が多く、有名な台北の夜市のそぞろ歩きも楽しい。故宮博物館では歴代中国王朝の貴重な美術品の数々が展示されており、歴史・文化も学ぶことが出来る。座ったままの状態で、泡をたっぷり使って洗う名物の「台湾シャンプー」は子どもも喜ぶ。観光で市内を動き回るので小さすぎると大変。

■ソウル/韓国(2〜3時間程度)
【オススメの年齢】
小学生

【Point!】
日本との時差がない。GWあたりならちょうど気候がよく、子どもも過ごしやすい。ロッテワールド、水族館など子どもが好きなスポットが多い。ただし食事は、辛いもの・熱々の鍋や鉄板が多いので、注意したいところ。


フライト5〜7時間程度

■ハワイ/アメリカ(7時間程度)
【オススメの年齢】
0歳〜小学生

【Point!】
日本との時差はマイナス19時間と大きいものの、乳児は1日に何度も眠るので時差ボケの影響が少ないので心配が少ない。0歳から小学生まで、安心して幅広く楽しめる。病院やレストランなどが充実し、どこでも日本語が通じて楽。ワイキキならベビーカーも利用しやすい。買い物スポットや託児所も多い。

■香港/中国(4.5時間程度)
【オススメの年齢】
2歳〜3歳(幼稚園、保育園に入ったくらい)

【Point!】
日本との時差はマイナス1時間。香港のディズニーランドは、こじんまりしていてあまり混まないので、2〜3歳の子連れで半日遊ぶのに良い。食事が子どもの好きな中華料理。フェリー、2階建てトラム、ロープウェイなど乗り物が多く、男の子には特に嬉しいかも。

■シンガポール(7.5時間程度)
【オススメの年齢】
4歳〜

【Point!】
日本との時差はマイナス1時間。衛生的で安心。リゾート的な過ごし方もできるし、ユニバーサル・スタジオなどテーマパークや水族館、ナイトサファリ、街遊びもできる。屋台文化で気軽に子供も食事ができる。街がコンパクトなのでタクシー料金も安く済み、移動時間のロスが少ない。物価は東南アジアでは高め。

■バリ島/インドネシア(7.5時間程度)
【オススメの年齢】
小学生

【Point!】
日本との時差がマイナス1時間。ビーチリゾートだが、場所によっては海は少し波が高くあまり小さな子どもには向かないところも。名物の民族舞踊を見たり、世界遺産登録された寺院もあり、歴史も学べる。


フライト8時間以上

※飛行機は2歳以上で座席が確保されるが、それ以下だと抱っこで過ごすため大変(それ以下でも料金を払えば確保はできる)。また子どもへの負担が大きいため、ここでは2〜3歳以上のスポットを紹介します。

■ドバイ/ドバイ首長国(11時間程度)
【オススメの年齢】
2歳・3歳〜

【Point!】
大人向けのセレブなイメージが強いが、動物園・水族館・ウォーターパークなどもあり、子連れ施設も充実していて意外とファミリー向けの場所。治安もよく衛生的なので、小さな子どもでも安心。冬場は20度前後で涼しく、GWは暑い季節になっているもののホテルやショッピングセンターの中は涼しいのでベビーカー使用も楽。

■ケアンズ/オーストラリア (8時間程度)
【オススメの年齢】
4歳〜

【Point!】
距離的には遠いが、治安が良く、時差が1時間と少なく時差ボケの心配がない。グレートバリアリーフや熱帯雨林の観光がメインだが、オプショナルツアーを追加して海以外のツアーも楽しめ、体験の幅が広がる。コアラがいるので子どもが喜ぶ。

■アメリカ西海岸(10時間程度)
【オススメの年齢】
小学生

【Point!】
日本との時差がロサンゼルスはマイナス17時間、サンフランシスコはマイナス16時間と多いものの、子どもにとって魅力的な観光スポットが集まった場所。ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ、スヌーピーのナッツベリーパークなど有名なテーマパークが多い。ヨセミテ国立公園に足を延ばしたり、街からすぐ行けるビーチもあり、家族ごとの楽しみの選択肢が多い。

■シェムリアップ(アンコールワット)/カンボジア(7時間〜)
【オススメの年齢】
小学生

【Point!】
日本との時差がマイナス2時間と少なく時差ボケの心配が少ない。食事は日本で馴染みの薄い料理ばかりだが、辛い料理はほとんどない。世界遺産観光で良い体験ができる。実はだっこひもで移動するのであれば1歳未満の子どもでも回れる。2歳〜3歳になると遺跡に行くまでの間に砂遊びをはじめてしまったり、「寄り道」が好きな時期なので、目的地まで時間がかかってしまう場合も。現地は暑いので、子どもの体調を見て気になるようなら朝方など涼しい時間帯の外出がおすすめ。


フライト時間以外で子連れ海外旅行で注意するポイント

旅行のスケジュールは、大人だけの時よりも余裕をもって組んでください。フライト中や現地に着いてから子どもが体調を崩したりすることもあるので、あらかじめホテルにアーリーチェックインを申し込んでおくと良いです。」

何より大切なのは、子どもが楽なようにしておくことだと語る、古屋さん。

現地の気候も要チェックですね。暑過ぎたり寒すぎたりすると、まだ体温調節ができない小さな子どもはすぐ体調をくずしてしまいますよ。」

また、旅の醍醐味のひとつである食事についても、注意することがあるそうです。
「市販されている離乳食を日本から持っていくなら問題ありませんが、現地のものを大人と一緒に食べられるようになったら、辛かったりクセのある料理の多い国は避けたほうが無難です。食事の面でおすすめは何でもあるハワイや、子どもの好きな料理が多い中華圏ですね。」

ちなみに欧米では、レストランのランクや時間帯によっては子どもを連れて行くと良く思われないこともあるのだとか。

「夕食の始まる時間が夜8時からなど遅い国の場合、『子どもが遅い時間に外にいる』ということを良く思わない人もいるようです。一方、アジアなどはけっこうワイワイとにぎやかで、子連れでも歓迎してくれることが多い印象ですね。」

もしグルメを旅行のメインにするなら、マナーが守れる小学生くらいになってからの方が本人も家族を含めた周りの人たちもストレスがないようです。

子ども連れの海外旅行の注意点のまとめ

・子どもは免疫力が弱いので、衛生環境が良い国を選ぶ
・宿泊ホテルの近くに病院があるか、また持病がある場合はその病院で対応してもらえるかを調べておく
・子どもが安全に過ごせるか(ビーチなら波は高くないか、ベビーカーを使用する場合は安全に押せるかなど)を調べておく
・子どもが食べられる料理が豊富にあるかを調べておく
・渡航予定時期の気候(気温、雨季・乾期など)を調べておく

子どもとの初めての海外旅行は、海外旅行の経験豊富な子育ての先輩に聞くのが一番! 記事を参考に、良い思い出を作ってくださいね。

※写真提供:古屋江美子さん

お話を聞いたのは…

  • 古屋江美子さん

    ライター。旅行やグルメを中心に、ウェブサイトや雑誌、会員誌など様々な媒体で執筆。世界40カ国以上を旅し、総合情報サイトAll Aboutでは「グルメ・各国料理(海外)」「子供とおでかけ」などのガイドも務める。2010年の出産後は子連れ旅行などのジャンルにも活動の場を広げ、2012年には地元山梨県の「やまなし大使」に就任。

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ライター紹介

増田 美栄子

1975年生まれ、群馬出身。京都の大学を卒業後、マンガ家を目指すもかなわず帰郷、出版社に拾われて編集の道へ。某新聞社の旅冊子や月刊生活情報誌の編集責任者などを経て、30代後半で突如上京し編集プロダクションのディレクターに転身。結婚を機に千葉に転居、2012年フリーランスの編集者・ライター・ディレクターに。休日は夫とバイクツーリングやキャンプを楽しんでいる。人生楽しんだモノ勝ち!が信条。

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