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【2025年は6月11日】ストロベリームーンを子供と楽しむ|夜空を家族で観察&持ち物

掲載日: 2025年6月9日更新日: 2025年6月10日大下孝枝/いこーよファミリーラボ

6月の満月「ストロベリームーン」は、子どもと一緒に空を見上げるだけで楽しめる、取り組みやすい自然体験です。家族で夜空を眺めることで、天体への興味を育む機会になり、「はじめての天体観測」にもぴったり。子供と挑戦したい6月の季節行事・風習ランキングのアンケートでも注目を集めました。

発表!ママパパの声!子供喜ぶ6月の季節行事&風習ベスト10いこーよファミリーランキング

ストロベリームーンを子供と見たい! ママパパの声

6月11日(水)のわずか一夜のチャンスを楽しみたい! という声がいこーよファミリーのママパパからも届いています。

6月は家で子供達とストロベリームーンを見てみたい」(男の子のママパパのアンケート回答より)
子供が天体が好きなので6月11日に月を見ようと思う」(男の子のママパパのアンケート回答より)

\この記事はこんな人におすすめ/
子供と一緒に自然や宇宙への関心を育みたい
手軽に楽しめる初夏のイベントを探している
お金をかけずに“とっておきの思い出”を作りたい

※いこーよファミリーラボではいこーよモニタークラブ(https://iko-yo.net/lp/ikomoni)を通じて毎週子育て世帯にアンケート調査を行い分析結果を発表しています。

※いこーよファミリーラボアンケート調査一覧

【注目】そもそも、ストロベリームーンって?

6月の満月は「ストロベリームーン」と呼ばれます。

【由来】なぜ6月の満月をストロベリームーンと言うの?

ウェザーニュースのページでは、アメリカの先住民が各月の満月に動物や植物の名前をつけていたことが紹介されています。

6月の満月は「ストロベリームーン」、7月は「男鹿月」、8月は「チョウザメ月」と呼ばれ、特に6月は、アメリカ先住民がイチゴの収穫期の目印としていたり、見た目がほんのり赤みがかって見えることもあり、「ストロベリームーン」という響きがロマンチックな名前として注目を集めるようになりました。

参照:ウェザーニュース

2025年6月のストロベリームーンは何時に見られるの?

国立天文台の発表によると、6月11日の月の出は19時17分。南中するのは23時55分、月の入りは翌日の3時42分です。

月は東から出て西に沈みます。夕方少し暗くなってからぜひ東の夜空を見上げてみましょう。

参照:国立天文台

ストロベリームーンって本当に赤いの?

月が赤く見えるって本当? という疑問には、千葉市科学館のページ」に答えがありました。

(ストロベリームーンは)必ずしも赤く見えるというわけではありません。

でも、月が空の低い所にあるときに、本当に赤っぽく見えることがあります。これは、月の光が地球の大気の中を長く通る間に、青い光が散乱されて、赤い光だけが私たちの目に届くため。夕日が赤く見えるのと同じです。空気中の水蒸気やチリが多い時にも赤く見えやすくなります。

かならずしも赤く見えるわけではなものの、時間やタイミングによって赤っぽく見えるようです。上の写真は夕日を受ける富士山とストロベリームーンのときの満月の様子です。

この写真はストックフォトサービス「PIXTA」のものなので、どの方向から富士山を撮ったものかは正確にはわからないので何とも言えませんが、この写真を見ると「夕日が赤く見えるのと同じです」という説明に納得がいく気持ちになってきます。

いこーよファミリーラボのアンケートには、ストロベリームーンを子供と眺める経験について、「自然に触れる経験をさせたいから。(ストロベリームーンを子供と見たい)」(男の子のママパパのアンケート回答より)という声が寄せられています。

ストロベリームーンの由来について話しながら、家族で空を見上げるのも楽しい時間になりますね。

続いては、どこでストロベリームーンを楽しむのがおすすめ? 3つのスポットを紹介します。


ストロベリームーンを楽しむ3つのスポット! 自宅や近くの公園、イベント・キャンプ場などで体験!

ストロベリームーンはどこで楽しめるのでしょうか? 注目の場所を3つ紹介します。

(1)自宅のベランダや近所の公園/ストロベリームーンを楽しむ場所

空が開けた場所であれば、自宅のベランダはもちろん周辺の高層ビルの少ない近所の公園でも観察ができます。都心であっても、以下のようなスポットならばよりクリアに観察できます。

【安全&快適】夜のストロベリームーンの観察を楽しむための注意点

  • 明るすぎる場所は避けて、街灯の少ない公園などを選ぶ
  • 小さい子は寝る前の時間帯になるので、眠気対策も忘れずに
  • 虫除け対策も万全に(特に草むらに座る時など)
  • 安全第一!車道の近くなど危ない場所では観察はさける

(2)天体観測イベントやプラネタリウム・天文台/ストロベリームーンを楽しむ場所

展望台や天文台では観測イベントが開催されることもあります。子供の年齢に合わせて、選びたいですね。

ストロベリームーン注目イベント!サンシャイン60展望台 てんぼうパーク で体験!

「てんたいパーク2025」 Enjoy!ストロベリームーン
2025-6-7(土)〜6-11(水)

イベント詳細を見る

いこーよでは全国で開催されている、星空・天体観測イベントを紹介しています。星空に興味が出たら、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

【全国】開催中・開催予定の子供向け星空・天体観測イベント【全国】プラネタリウム・天文台(約150か所)

(3)キャンプ場・グランピング場/ストロベリームーンを楽しむ場所

この時期にキャンプに出掛けて見た! という声も聞かれました。ストロベリームーンと焚火を囲む家族時間! 素敵ですね。

【特集】子供喜ぶキャンプ場・グランピング場

続いて、子供とストロベリームーンを楽しんだママパパが子供のどんな反応に心うたれたのか? アンケート調査から紹介します。


子供とストロベリームーンを体験したママパパに聞いた! ストロベリームーンを子供と楽しんだポイント!

ストロベリームーンの夜空を家族で見上げる体験は、非日常感がありながらも身近に楽しめる“特別な時間”。実際に子供と観察したママパパから届いた声を紹介します。

自宅近くで体験できる!

保育園の帰りに家の近くで見た。大きな月に驚いていました
(男の子のママパパのアンケート回答より)

この時期だけにしかできない体験!

子供といつも見ている月の変化を楽しめるのが楽しい
(女の子のママパパのアンケート回答より)
この時期にしか体験できないし、夜なら外にいても熱中症の心配が少ないので楽しみやすい
(女の子のママパパのアンケート回答より)

プラネタリウムなどと合わせて体験したい!

プラネタリウムなどを利用して楽しんで学べる環境を整えてあげたいと思います」(男の子のママパパのアンケート回答より)

興味がある子ない子で反応が分かれる

ストロベリームーンは家から観察しました。兄弟で興味のある子ない子で行動が違いそれもほほえましく感じました
(男の子のママパパのアンケート回答より)

ストロベリームーン!子供と楽しむアイデア集

  • 子どもに「満月は月が一番明るい日」と説明してから見ると印象UP
  • 「ストロベリームーン」の名前の由来を一緒に話すと学びに
  • 前日に天気予報をチェックして、観察に最適な時間を確認
  • 絵に描いたり観察メモを残すことで、自由研究にも活用可能!
  • 月と一緒に星や惑星(例:6月21日前後は土星も)もチェック!

【準備はこれだけ】ストロベリームーン観賞のおすすめ持ち物&服装をチェック!

空を見上げ月を観察することをより楽しむためにはちょっとした準備もおすすめです。

いこーよ編集部注目!ストロベリームーングッズ6選!

  • 天体望遠鏡→月のクレーターまで見えると子どもは大興奮!
  • スマホ用三脚→ぶれずに写真が撮れるので記念に残しやすい!
  • 天体観測アプリ→星座や満ち欠けが見える無料アプリがおすすめ
  • 上着・ブランケット→6月でも夜は冷えることがあるので防寒対策を
  • レジャーシート→寝転がって観察できると楽しいし楽ちん
  • 月にまつわる絵本→「おつきさまこんばんは」など、月の絵本を事前に読むと関心UP!年齢別のおすすめ書籍は記事後半で紹介。

【まとめ】“ストロベリームーンの観察”は子供にも親にもワクワク! 知育にもつながる体験に!

ストロベリームーンは、親子で「空を見上げる」シンプルな体験。でもその中に、家族で一緒に同じ月を見上げたり、知的好奇心を刺激したりという要素がぎゅっと詰まっています。ぜひ家族で挑戦してくださいね!

よくある質問(FAQ)

Q1. ストロベリームーンの観察は何時ごろがおすすめですか?

A. 日の入り直後〜20時ごろまでが見やすいタイミングです。

Q2. ストロベリームーンは都心でも観察できますか?

A. はい。安全に配慮して場所を選び、高層ビルの少ない公園や川沿いなど、開けた場所がおすすめです。

Q3. ストロベリームーンに子供が興味を持つ工夫はありますか?

A. 絵本や事前に月の話をしておくと関心が高まり、観察中も会話が続きやすくなります。7月には七夕もあり、夜空に関心を持ちやすい時期です。

ストロベリームーンを楽しむ絵本【0〜3歳向け】はじめての“おつきさま”との出会いにぴったりな絵本

『おつきさまこんばんは』(作・絵:林明子/福音館書店)

対象:0歳〜2歳頃
内容:夕暮れから夜にかけて、おつきさまが空に登ってくる様子をやさしいタッチで描いた名作。
ポイント:小さな子供が夢中になる「シンプルなストーリー」と「やわらかい色合い」。

『つきよのおんがくかい』(作:たしろちさと/偕成社)

対象:1歳半〜3歳
内容:夜の森で、動物たちが月明かりの下で開く音楽会。
ポイント:月のやさしい光と動物たちの表情が、感性をやさしく育ててくれます。

ストロベリームーンを楽しむ絵本【4〜6歳向け】「どうして?」が増えてきたら読みたい月の入門絵本

『つきのぼうや』(作:イブ・スパング・オルセン/福音館書店)

対象:4歳〜6歳
内容:月が地上に落とした涙を、つきのぼうやが探しにいく幻想的な物語。
ポイント:ファンタジー要素と哲学的な余韻で、想像力がふくらむ絵本。

『おつきさまは どこへいくの?』(作:ナンシー・ラファティ/評論社)

対象:4歳〜6歳
内容:「どうして月はついてくるの?」「どこへ行くの?」という子どもの疑問にやさしく答える絵本。
ポイント:好奇心の芽をのばす「知育」と「安心感」のバランスが◎。

ストロベリームーンを楽しむ絵本【7〜9歳向け】月や宇宙にどんどんハマる年齢にぴったりな図鑑&読み物

『月の図鑑』(監修:縣秀彦/ポプラ社)

対象:小学校低学年〜
内容:月の満ち欠け、構造、探査の歴史まで。写真とイラストで分かりやすく解説。
ポイント:天体観測の前に読むと、月への理解がぐっと深まる1冊。

『ぼく、月をさわったよ!』(文:アラン・ビーン/評論社)

対象:7歳〜9歳
内容:実際に月に降り立った宇宙飛行士アラン・ビーンが子ども向けに語る「月の体験」。
ポイント:本物の宇宙体験をわかりやすい言葉で伝える「リアル×夢」が詰まった作品。

『MOON(月のふしぎ)』(写真:マーク・クラーク/文溪堂)

対象:全年齢(親子向け)
内容:美しい月の写真とともに、月の不思議や世界の神話まで紹介。
ポイント:親子で一緒に月を眺めながら読むのにぴったり。

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ライター紹介

大下孝枝/いこーよファミリーラボ

子供楽しく親にとっても幸せな情報発信を軸にファミリー層向けのマーケティングのプランニング&支援を行っています。親子の時間に寄り添いながら、“家族でわくわくな時間を過ごす”企画が得意です。教育メディア&学習教材編集者歴27年、旅メディア歴25年。モンテッソーリ教師。

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