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農業体験で出会える!生き物図鑑!キッズ大興奮!

掲載日: 2015年3月3日更新日: 2017年5月16日大下孝枝
棚田オーナーや農業体験の魅力は、豊かな自然と、一年を通じてじっくり付き合うことができること。その体験は旅行とは比べようもないぐらい深く豊かなものです。トンボやクワガタムシ、カブトムシといった子どもたちに大人気の昆虫はもちろん、天然記念物・オオサンショウウオや準絶滅危惧種コオイムシ、背泳ぎするエビ・ホウネンエビなど、他の場所では出会えることが奇跡! と言われる珍しい生き物に出会う可能性があります。

【棚田農業体験で、出会える生き物】
◼︎天然記念物・オオサンショウウオ
◼︎カブトムシ・クワガタムシ
◼︎ホウネンエビ
◼︎ホタル
◼︎コオイムシ
◼︎オニヤンマ など



体長約1メートル! 天然記念物・オオサンショウウオ!【もしかしたら出会えるかも!】

棚田農業体験を行っている高知県・本山町では、2010年オオサンショウウオが発見されています。本山町上関の行川川(なめかわがわ)を訪れていた子どもが橋の上から黒いものをみつけたところ、これが、体長1メートル1センチ、体重11キロという非常に大きなオオサンショウウオ(大山椒魚)でした。
高知県では過去数度オオサンショウウオが見つかっており、見つけたものには追跡用のマイクロチップを埋め込んで放流しています。 マイクロチップにより、本山町で見つかったこのオオサンショウウオは、平成18年、平成19年に土佐町田井の地蔵寺川で発見されたことがあるオオサンショウウオだとわかりました。
このオオサンショウウオも調査後、川に戻されていますので、運がよければ、棚田体験時に、出会える可能性があるのです。
和名 :オオサンショウウオ 学名 :Andrias japonicus 英名 :Japanese giant salamander 固有性 :日本固有種

自分で捕まえて夏まで育てる!カブトムシ【春の田植えで出会える!】

夏、棚田の農業体験に行ったときには、かなりの確率でカブトムシやクワガタムシに出会うことができますが、100%出会えるとは言いきれません。一方で、地元スタッフの案内で、100%にかなり近い確率で出会えるのが、幼虫の時期のカブトムシやクワガタムシです。田植え体験に出かけて捕まえたカブトムシの幼虫を夏まで育てみる。そんな体験ができるのも、年間を通じた農業体験ならではの楽しみです。

本山町×いこーよ 棚田オーナー制度申し込みはこちら

きれいな水と土を持つ田だけに生息! 背泳ぎするエビ・ホウネンエビ【春の田植えで出会える!】 

田植え時期に出会える! 田植え体験時に出会える可能性の高い珍しいエビが、背泳ぎするエビ・ホウネンエビです。
自然が豊かで、環境のいい時にしか卵が孵化しないため、環境がよくなるまで、数十年土の中で卵のまま待っているとも言われ、「ホウネンエビが生息できる田作り!」を掲げる自治体もあるほどです。 田の水の中で、ホウネンエビが活発に動きまわることで、田の水がにごり、光合成ができにくくなるため、田に雑草が生えるのを抑制するとも言われています。
また、ホウネンエビや他のプランクトンは、有機物を分解して、田に栄養もたらす大切な生き物でもあります。田植え時期によく見られますので、是非探してみてください。

初夏に出会える自然の神秘・ホタル!【初夏に出会える!】

きれいな川にしか生息しないと言われる蛍にも、出会うことができます。初夏、川を埋め尽くす無数の蛍との出会い。子どもたちの心に残る体験になりそうです。

背中で卵を育てる!コオイムシ!【夏休みに出会える!】

4〜8月ごろ、数匹のメスが、1匹のオスの背中に卵をうみつけ、オスが「子(卵)」を「(背)おって」卵が孵化するまで生活する珍しい虫です。準絶滅危惧種の一種でもある、珍しい虫です。

和名 :コオイムシ 学名 :Appasus japonicus Vuillefroy, 1864 原記載 : 英名 : 固有性 :

5年じっくり育って大人になるオニヤンマ!【夏休みに出会える!】

日本産のトンボの中でも最大のトンボ。大きいもので約11センチにもなる。ヤゴから成虫になるまでに、3〜4年かかると言われ、その間、成長できるだけの、自然が豊かな場所でないと、なかなか見ることができないと言われています。
また、ガ・ハチ・アブなどを食べる肉食性の昆虫であるため、数年前には、オニヤンマがスズメバチを捕食して食べる動画が話題にもなりました。

【コラム】発見!白いオタマジャクシ

自然と向き合っていると、様々な異種にも出会います。白いオタマジャクシもそんなひとつ。

まとめ パパ・ママ・子どもたち・おじいちゃん・おばあちゃん、みんなで棚田オーナーになろう!

棚田農業体験は、一年を通じて、米の成長に関わると同時に、米を取り巻く自然や、関わる人々とも年間を通じて関わる体験となります。
パパやママ、子どもたちだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に体験してみるのもおすすめです。

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ライター紹介

大下孝枝

「いこーよ」編集部。いこーよサイト編集とタイアップを中心に担当。 モンテッソーリ教育教師 小学生の女の子二人のママです。 子どもと一緒にお出かけすることが好き!お料理するのが好き! 子どもと一緒に成長していきたい、一緒に幸せな体験沢山していきたいと願っています。

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