今年5月に制定され、間もなく初めての実施日11月19日を迎える「いい育児の日」。皆さんはどんな記念日か知っていますか? そもそも「いい育児」ってなんでしょう? そこで、全国の「いこーよ」ユーザー762人にアンケートで聞いてみました!
「いい育児の日」を知っていますか?

「いい育児の日」は、「家庭や家族を大切にするライフスタイル」を浸透させ「子どもの成長と子育てを社会全体で応援する機運を高める」ために長野県が提案し制定された記念日。この日を「家族で楽しむ・家族で学ぶ・家族でふれあう」機会にしてほしいという願いがこめられています。
今回アンケートで聞いたところ、今年が初実施ということから、現時点での「いい育児の日」の認知度は低く、「知っている」と答えた人は16%にとどまりました。

今後の広がりが期待される「いい育児の日」ですが、11月19日の前後各1週間に趣旨に賛同する行政・企業・NPO法人がさまざまな親子向けイベントを実施していくそう。そこで、子育て中のパパママが考える「いい育児の日にあったらうれしいイベントやサービス」も聞いてみました!

その結果、家族そろっての食事やお出かけの際の「家族割引」という声が8割以上と圧倒的に多く、続いて「家族一緒に参加できる特別なイベント」(59%)、「家族写真撮影」(33%)と、親子で一緒に楽しめるサービスやイベントが人気となりました。
「孤育て」のストレスを軽減し「いい育児」を広げよう
「いい育児の日」制定の狙いは、親が自分の子育てを振り返ってもらうと同時に、子育て中のパパママを地域や行政がサポートすることの大切さを社会全体に知ってもらうこと。その背景には周囲に頼れず育児に行き詰まりを感じてしまう、いわゆる「孤育て(孤独な子育て)」の現状があります。
今回のアンケートでも、周りに子どもを子育てを手伝ってくれる存在がいるかどうか質問したところ「いない」と答えた親が14%と、頼れる人がいない子育てで孤独を感じている親も少なからずいるようです。

そもそも「いい育児」ってなんだろう?
そうした状況の中で、「いい育児」のイメージを聞いてみると、半数以上の人が「子どもが伸び伸びと成長できる育児」、「笑顔があふれる育児」、「子供の個性やいいところを伸ばす育児」、「会話が多い育児」と答えました。

実際に「いい育児」がどのくらい実践できているかどうかを聞いたところ、「笑顔があふれる育児」と「会話が多い育児」は8割以上の親が実践できているという結果に。特に「会話が多い育児」はほとんど実践できていると回答した割合が35%と、子どもとのコミュニケーションを大切にしている親が多いことがわかりました。

親の「心の余裕のなさ」が育児を困難に感じさせる
このように多くの親が「いい育児」のイメージをしっかりと持ち、子どものために実践している様子がうかがえますが、子育てに難しさを感じる部分もあるようです。
育児で一番難しいことは何かと質問したところ、「おおらかな気持ちで子育てをすること」、「叱りすぎてしまうこと」、「思い通りにはいかないこと(思い通りにしたいと思ってしまうこと)」がお悩みトップ3として挙げられ、これらの回答が全体の半数以上を占める結果となりました。

昔と比べて共働き家庭が増えたことや核家族化が進んだことなどが親たちの心の余裕をなくし、育児に難しさを感じる原因となっているのかもしれません。
「いい育児の日」はお出かけで親子の絆を深めよう!
間もなく迎える11月19日の「いい育児の日」には、提案者である長野県のほか、賛同する12県でもさまざまな親子向けイベントが開催される予定です。この日ばかりは「孤育て」のストレスから解放されて「家族で楽しむ・家族で学ぶ・家族でふれあう」素敵な1日にしてくださいね♪
11月19日(いい育児の日)に開催のイベント一覧