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家庭教師に聞く! 「成績が良い子」の家庭&親子の共通点とは?

学校や塾に子どもを通わせている親であれば、家庭環境が成績に大きく関係しているか気になりますよね。勉強ができる子どもの家庭には「何か特別な共通点があるのでは?」と思う人も多いはず。

そこで今回は、「成績が良い子」の家庭にある共通点について、現役の家庭教師に聞いてみました。もし、「我が家にはこれが足りない」というものがあれば、ぜひ今日から取り入れてみてください!

成績がいい子どもの家庭での共通点はあるのか?

「リビング学習」を取り入れている家庭も多い

お話を聞いたのは、「家庭教師のトライ」東京校の教育プランナー・黛伸之介さん。実際に、学習環境を見ることができる「家庭教師」から見て、成績がいい子どもの家庭環境や生活習慣には、何か共通点があるのでしょうか?

「はい。もちろん、細かい部分で違いはあると思いますが、共通しているなと感じることはいろいろあります。私だけでなく、ほかの家庭教師も同じ意見なことが多いですね」

では、実際にどんな共通点があるのでしょうか。具体的に教えてもらいました。

共通点1:リビングで勉強をしている

「家族のいる環境で安心して勉強することができ、集中力も増すといわれる『リビング学習』。特に、親が本や新聞を読んでいたりすると、同じ空間の中で『おたがいに集中して頑張ろう』という雰囲気が生まれ、子ども自身もより勉強に取り組むことができます

「何かわからないことがあればすぐに質問できるなど、親子のコミュニケーションが取りやすいのもリビング学習のメリットです」

「リビング学習」は、メディアでも取り上げられる注目の学習法だけに、取り入れている家庭も多いようです。ただし、周りで誰かがテレビを観ていたり、遊んだりしていないことが前提です。

リビング学習成功のカギは「環境作り」と「親のサポート」

共通点2:早起き学習でウォーミングアップ

「個人差はありますが、朝起きてから脳が活性化するまでに一定の時間がかかるといわれています。そのため、早起きをして脳が活性化した状態で授業を受けると、1限目から効率よく学習内容を吸収できるようになります」

「また、起きてすぐの時間は、脳のウォーミングアップとして、数学の簡単な計算問題や、英語の音読などをするのがよいといわれています。例えば、『百マス計算』や英単語の暗記などを取り入れているお子さんもいますね」

「いきなり難解な問題や長文問題に取り組んでも、脳がパワーを発揮できません。運動前にストレッチや軽いランニングを行うのと同じように、脳をほぐすことで、有意義に勉強するための準備ができます」

早起きは早寝とセット。1日の健全なリズムをつくることができれば、勉強面だけでなく、心身ともに健やかになる効果も期待できます。

共通点3:本やプリントなどがきちんと整理されている

テストでは、たくさん覚えた公式の中から、問題を見た瞬間にどの公式を使えばよいかを判断する力が求められます。つまり、学んだ知識を頭の中に正しく整理する力(インプット)と、解答に必要な知識を頭の中から即座に取り出す力(アウトプット)です。この2つの力は、本やプリントなどをきちんと整理できることでも養うことができます

パパママも、子ども時代を思い出してみましょう。勉強ができる子の机は、常に整理整頓されていたはず。机や身の回りを整えることは、頭の中身を整える力と深い関係があったのです。

共通点4:テレビやゲームの時間が決まっている

「テレビやゲームを禁止するのではなく、『この30分は遊ぶ』『そのあとの1時間は勉強に集中する』などルールを決めれば、時間にメリハリをつけて勉強に取り組むことができるようになります」

テレビもゲームも適切に遊べば、気晴らしやストレス解消につながる効果も期待できます。勉強ができる子は、時間を決めて賢く付き合っているようです。

共通点5:たくさんの問題集に手を付けない

「あれもこれもと多くの問題集に少しずつ手をつけると、理解が薄くなってしまいます。これと決めた問題集を何度も繰り返し解くことで、理解力を高めることができます。次の問題集に移るのは、一冊を徹底的に解き終えた後で」

「どれを選んでいいかわからず、とりあえずすべて買ってみるようなことは、経済的にも学習的にも非効率です」

買っただけで、一度も使われていない問題集が並んでいないのがベストといえそうですね。


親子のコミュニケーションにも共通点はある?

親子で会話を持ち、上手に褒めることで子どもの学習意欲が高まる

家庭環境という意味では、親子のコミュニケーションも重要ですよね。親とのやりとりでも成績につながる共通点はあるのでしょうか。

「はい。親子のコミュニケーションは、子どもの学習意欲に大きく影響します。勉強を教えるなどの具体的な行動だけでなく、普段の何気ない会話がとても大切です」

成績がいい子の親は、普段どのように子どもと接しているのか、こちらも具体的に教えてもらいました。

共通点1:親子間に明るい会話がある

「普段から親子での会話があることにより、家族は何でも話ができる、頼れる存在だという安心感が生まれます。短い言葉でもかまいません。日常の何気ないことを素直に言い合える関係性を築くことが、子どもの学習意欲に影響します」

また、ときには親が子どもに悩みを話すことも大切。「今日はこんなことがあってね」と打明けることで、信頼されているという安心感、1人の大人として認められているという自信を持つことができ、自分の不安や悩みも進んで話してくれるようになるそうです。

共通点2:親が褒め上手

「日頃から子どもの学習状況を把握し、『集中力が増したね』『ノートがきれいに書けるようになったね』と褒めてあげましょう。小さなことでもいいので、まずは『承認』です」

「そのうえで、『次はこれを取り組もう』などの『指摘』をすれば、より意欲を高く持って勉強と向き合えるようになります。大切なのは、『承認』→『指摘』の順番で声をかけることです

ついつい「勉強しなさい!」と指摘ばかりしてしまうパパママは、ぜひ「承認」をその前に入れてみてください。

共通点3:子どもの考えを聞く

「子どもに質問されたとき、大人はすぐに答えを言ってしまいがち。ですが、『なぜ?』という疑問を意識して会話をし、子どもが自分で考えるようにすることで思考力が養われます

「ニュースを見ている時に、『どう思う?』と自分の言葉で説明してもらうことも効果的です」

2020年から始まる教育改革では、思考力・表現力・判断力を問う方向に教育が変わっていきます。「自分で考える」ことを今から習慣づけることが大切といえますね。

共通点4:子どもに感謝の気持ちを伝える

「勉強やスポーツにおいて、先生やコーチ、親に感謝の気持ちを伝えられる子どもには、学力が伸びやすい傾向があります。手伝いをしてくれたときなど、日頃から親が子どもに感謝を伝えることで、素直に『ありがとう』と言える人間性が育まれます

「素直さ」は、学力を伸ばす条件としてよくあげられるキーワード。教えやアドバイスを感謝し、受け入れられる素直さが勉強にも大切なのです。

共通点5:親の成功体験を強要しない

「親子とはいえ、必ずしも同じ勉強法が合うわけではありません。自分の成功体験や経験則を強要するのではなく、子どもの性格に合った勉強法を見つけてあげることが大切です」

「勉強方法は人それぞれ。トライのウェブサービスでは、性格診断に基づく勉強法を簡単に調べられますので、ぜひ参考にしてください」

学習環境、生活習慣、親子のコミュニケーションなど、成績がいい子どもには、家庭におけるさまざまな共通点があるようです。今は勉強方法やテキストがいろいろありますが、その効果も「学習意欲」があってこそ。ぜひ、「成績がいい子」の家庭を参考にしてみてください!

お話を聞いたのは…

  • 家庭教師のトライ

    「人は、人が教える。人は、人が育てる。」という教育理念のもと、1987年に創業された家庭教師派遣会社。さまざまな指導方法、学習サービス、サポート体制を確立し、オリジナルの個別教育で中学受験・高校受験・大学受験までをフォロー。「個性に合わせた指導」「学力テストや適性テストで厳選された教師陣」「専門の教育プランナーによる学習プランや進路指導」など最大手ならではの強みを背景に、全国に100万人を超える会員を持つ。不登校児専門のプランや、TOEIC、公務員試験など資格試験の取得を目指す社会人コースも設置。

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ライター紹介

菊地貴広

編集プロダクション・しろくま事務所(http://whitebear74.jimdo.com)代表。2014年に出版社から独立し、ファッション、グルメ、ビール、猫、タレント本など幅広く活動。2015年11月に男子が誕生し、息子に夢中。その成長を見るたびにフルフルと感涙する日々。

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