子どもの前髪を切っているうちに、左右で長さが違って左右で長さが違って「あれ?じゃあこっちも」と、どんどん切り進んでしまい…。そうこうしているうちに我が子を残念な顔まわりにしてしまった経験はありませんか?「こんなはずじゃなかったのに…」と失敗を繰り返さないために、誰でも簡単にかわいくできる前髪カットの方法を青山にある人気ヘアサロン『Dot+LIM』の密山京河さんに伝授していただきました。
「『目に入っちゃうから切らないと!』と言うよりも、 『チョキチョキしてかわいくなろうね』とか、『かっこよくなろうね』と、子どもの気持ちを盛り上げてあげるといいと思います。お子さんにとって、何をされているのか分からないのにジッとしているのは苦痛でしょうから、鏡を見せながら進めましょう。鏡がない場所だったら、手鏡を用意しておくといいですね。」
例えば散髪ケープを巻いた後に鏡を見せて、女の子だったら『お姫様みたいでかわいいね!』、男の子だったら『アンパンマンのマントみたいでかっこいいね!』と声掛けするだけでも、子どもは髪の毛を切ることに対して前向きになります。
「ハサミ、クシ、ヘアクリップは100円ショップでも売っているので、簡単に手に入れられると思います。散髪ケープがない場合は、タオルを衿元に巻いておくと切った髪の毛が首から入り込むのを防げます。」
「横の髪と前髪が混在していると切りにくいので、 クリップで横の髪を留めて『ここが前髪』と決めておくと、切り進んでしまうことを防げます。ちょっと面倒に思うかもしれませんが、このひと手間をすることで『どこを切ればいいか』ということが明確になって切りやすくなるし、結果として時間短縮になります。」
ヘアクリップがない場合は、ヘアゴムなどで結んでもOK。さらに、前髪を内側と外側の2段階に分けてへクリップで留めると切りやすいそう。
「美容師はブロッキングしたらハサミでそのままジョキジョキと切っていきますが。一般の方がそれをやるのは難しく、斜めに切ってしまいがちです。 最初に3カ所を少しずつ切って『目印』を作ることで真っ直ぐに切ることができますよ。」
「ハサミはなるべく横に水平に動かしてください。それから、髪の毛を挟んで押さえる手を上に上げないこと。上げすぎると短くなってしまいます。」
3カ所の目印を繋げて、まっすぐにカットができたら、2段階に分けていた外側の毛束を降ろして、既に切った前髪に合わせて切っていきます。
「このときは、前髪を挟んで押さえる手を上げぎみにして切ってください。そうすることによってスキバサミのような効果があって、軽さが出ます。」
これでプロが切ったような前髪のできあがり! 余裕があれば細かいところを微調整で切り整えるといいそうです。
「2~3ヶ月切らないで済むようにと、思いっきり短く切る親御さんも多いと思います。でもそれだと時間が経ちすぎて、次のカットのときに子どものモチベーションを上げるところからまた始めなくてはいけないから大変なんです。 お子さんが小さいうちは2週間に1度くらいのペースでこまめにカットして、『あ、いつものチョッキンだ』と慣れさせることをおすすめします。」
たかが前髪、されど前髪。前髪次第で顔の印象がガラッと変わります。「かわいくなったね」と褒められると親も子ども自身も嬉しいですよね。初めて我が子の前髪をカットするお父さんお母さん、いつも前髪カットを失敗してしまうお父さんお母さん、ぜひ試してみてください!
まず前髪カットを始める前に…
子どもの機嫌がいいときがカットのチャンス
前髪カットが成功するかどうかのカギは、子どもの機嫌にかかっていると言っても過言ではありません。「うちの子の前髪、今日切りたいな」と思っても、子どもの機嫌が悪かったり、「イヤ!」と嫌がるときは無理強いしないこと。 子どもの機嫌を第一優先にして、子どもの様子を見て「よし、イケる!」と思ったときに行うのが、親子にとってのベストタイミングです。「『目に入っちゃうから切らないと!』と言うよりも、 『チョキチョキしてかわいくなろうね』とか、『かっこよくなろうね』と、子どもの気持ちを盛り上げてあげるといいと思います。お子さんにとって、何をされているのか分からないのにジッとしているのは苦痛でしょうから、鏡を見せながら進めましょう。鏡がない場所だったら、手鏡を用意しておくといいですね。」
例えば散髪ケープを巻いた後に鏡を見せて、女の子だったら『お姫様みたいでかわいいね!』、男の子だったら『アンパンマンのマントみたいでかっこいいね!』と声掛けするだけでも、子どもは髪の毛を切ることに対して前向きになります。
用意するもの、あると便利なもの
特別なものを用意する必要はなく、 ハサミは家庭用のもので十分。クシと髪の毛を挟んで固定するためのヘアクリップはあるといいそう。さらに用意できるのであれば、散髪ケープがあると便利。「ハサミ、クシ、ヘアクリップは100円ショップでも売っているので、簡単に手に入れられると思います。散髪ケープがない場合は、タオルを衿元に巻いておくと切った髪の毛が首から入り込むのを防げます。」
実践!前髪カットが成功するポイント3
準備ができたらいよいよ前髪カット。子どもがジッと座っていられる時間はごく限られているので、手早く済ませたいですよね。以下の3つのポイントだけ押さえればうまくいきます。1:ブロッキングして前髪の場所を決める
よくやってしまう失敗が、どこまで切っていいか分からないまま切り進んでしまうこと。100円ショップでも購入できるヘアクリップを使って、あらかじめ前髪を分けておくことで、その失敗を防ぐことができます。「横の髪と前髪が混在していると切りにくいので、 クリップで横の髪を留めて『ここが前髪』と決めておくと、切り進んでしまうことを防げます。ちょっと面倒に思うかもしれませんが、このひと手間をすることで『どこを切ればいいか』ということが明確になって切りやすくなるし、結果として時間短縮になります。」
ヘアクリップがない場合は、ヘアゴムなどで結んでもOK。さらに、前髪を内側と外側の2段階に分けてへクリップで留めると切りやすいそう。
2:真ん中と左右の髪を少量ずつ切って目印にする
ブロッキングが終わったら、いよいよカット。前髪の長さを決めたら、真ん中、右端、左端、この三か所の少量の毛束を「チョン、チョン、チョン」と切って、目印を作ります。「美容師はブロッキングしたらハサミでそのままジョキジョキと切っていきますが。一般の方がそれをやるのは難しく、斜めに切ってしまいがちです。 最初に3カ所を少しずつ切って『目印』を作ることで真っ直ぐに切ることができますよ。」
3:3つの目印を繋げて、整える
目印を作ったら、ハサミを持つ手と反対の手で前髪を挟んで押さえながら、目印から目印へと切っていきます。切るときは子どもの前に立つといいそう。「ハサミはなるべく横に水平に動かしてください。それから、髪の毛を挟んで押さえる手を上に上げないこと。上げすぎると短くなってしまいます。」
3カ所の目印を繋げて、まっすぐにカットができたら、2段階に分けていた外側の毛束を降ろして、既に切った前髪に合わせて切っていきます。
「このときは、前髪を挟んで押さえる手を上げぎみにして切ってください。そうすることによってスキバサミのような効果があって、軽さが出ます。」
これでプロが切ったような前髪のできあがり! 余裕があれば細かいところを微調整で切り整えるといいそうです。
■BEFORE
■AFTER
親も子も「慣れること」が大切
子どもの気持ちを盛り上げたり、動く子どもにハサミが当たらないように気をつけたり、いろいろと面倒な前髪カット。親としては一度切ったら当分切らないで済ませたいところですが。密山さんによると、それはかえって逆効果なのだそう。「2~3ヶ月切らないで済むようにと、思いっきり短く切る親御さんも多いと思います。でもそれだと時間が経ちすぎて、次のカットのときに子どものモチベーションを上げるところからまた始めなくてはいけないから大変なんです。 お子さんが小さいうちは2週間に1度くらいのペースでこまめにカットして、『あ、いつものチョッキンだ』と慣れさせることをおすすめします。」
たかが前髪、されど前髪。前髪次第で顔の印象がガラッと変わります。「かわいくなったね」と褒められると親も子ども自身も嬉しいですよね。初めて我が子の前髪をカットするお父さんお母さん、いつも前髪カットを失敗してしまうお父さんお母さん、ぜひ試してみてください!