原材料が気になる子どものおやつは、手作りがうれしいもの。とくに食物アレルギーがある場合は卵や乳製品が使われている市販のおやつは食べられないので、子どもが集まるパーティーなどではアレルゲンフリーのおやつが安心です。
そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する田中優紀(たなかゆき)さんに、卵・乳製品、小麦を使用しない簡単おやつレシピを3つ教えてもらいました。
子どもが喜ぶ「冷たいおやつ」簡単レシピ卵を使わないプリン
卵を使用せずに、まるで卵プリンのような見た目のプリンを作ります。カラメルソースをかけることで、より卵プリンに近いものになりますよ。
【材料(4人分)】
<プリン液>
・豆乳 600g
・かぼちゃ 100g
・砂糖 大さじ2
・米粉 大さじ5
<カラメルソース>
・砂糖 30g
・水 小さじ1
・熱湯 大さじ2
【作り方】所要時間:20分(冷やす時間:2時間)
(下準備)
・かぼちゃを柔らかく煮て、潰したものを濾しておく(かぼちゃを乾燥させたフレーク状のものを使用してもOK)。
1. かぼちゃに砂糖、米粉を入れてよく混ぜる。
2. 1に豆乳を少しずつ入れ、ダマにならないように混ぜる。
3. 2を濾しながら、鍋に移す。
4. 中火にかけて焦げつかないようによく混ぜ、とろみがついてもったりしてきたら火から下ろす。
5. 器に入れて粗熱をとる。
6. フライパンに砂糖と水を入れて、強火で加熱する。
7. フツフツしてきたら、熱湯を加えてよく混ぜる。
8. 5に7をかけて、冷蔵庫で冷やしたら出来上がり!
甘さ控えめなので、カラメルソースをつけなければ離乳完了期から食べられますよ。砂糖を使用せずにかぼちゃの甘みだけで作れば、離乳食中期、後期の赤ちゃんでもOKです。
豆乳アイスクリーム
乳製品のアレルギーがあると、クリーム系のデザートはなかなか食べられません。そんなときは、豆乳の出番! お好みの具材を入れて、冷たいデザートを楽しんでくださいね。
【材料(4人分)】
・豆乳 200g
・砂糖 40g
・レモン汁 小さじ 1
・バニラエッセンス 少々
・お好みの具材(ドライフルーツ、果物など) 40g程度
【作り方】所要時間:15分(冷やす時間4時間)
1. 豆乳に砂糖を半分入れて、ハンドミキサーで 1分泡立てる。
2. 1に残りの砂糖を加えて、さらに泡立てる。
3. 表面がきめ細かくなってきたら、レモン汁とバニラエッセンスを加える。
4. ハンドミキサーを持ち上げたときに柔らかいつのが立つまで泡立てたら、容器に入れて冷凍庫で2時間冷やす。
5. 4に入れたい具材を入れて、さらに1〜2時間冷やす。
豆乳でメレンゲを作るのが、サクサクのアイスを作るポイント! ココアパウダーを使用すればチョコアイス風も楽しめますよ。
炊飯器で作る米粉のりんごケーキ
小麦アレルギーがある子どもでも食べられる米粉を使ったりんごケーキ。オーブンを使わずに焼けるので、忙しいママも簡単に作れます。華やかな見た目なので、ホームパーティーなどにもオススメです。
【材料(1ホール分)】
・りんご 1/2個
・砂糖 小さじ1
・レモン汁 小さじ1/2
<A>
・米粉 120g
・アーモンドプードル 65g
・砂糖 大さじ5
・ベーキングパウダー 小さじ2
<B>
・豆乳 75g
・油 大さじ4
・水 大さじ3
【作り方】所要時間:10分(炊飯時間抜き)
(下準備)
・薄くスライスしたりんごに砂糖とレモン汁をかけてラップをし、レンジで2分温めておく。
・<A>を全てふるいにかけておく。
1. よく混ぜ合わせた<B>を<A>に入れてよく混ぜる。
2. 炊飯器の底にりんごをきれいに並べる。
3. その上に1を平らに入れる。
4. 炊飯器の炊飯スイッチを入れて、炊きあがったら出来上がり!
ケーキの生地が少しパサつくときは、りんごを1/2個から1個に増やして、生地にりんごを混ぜ込むとしっとりした生地になりますよ。お好みでぜひ試してみてください。
スイーツ作りは手のかかるイメージがありますが、どれも手軽にできそうなレシピでしたね。アレルギーを心配することなく食べられるおやつに、子どもも大喜び間違いなし! ぜひ作ってみてください。