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驚くほどジュージー! 「鶏むね肉」を柔らかくするコツ&レシピ

掲載日: 2018年8月15日更新日: 2018年8月15日いこーよ編集部

安価で経済的なうえ、低脂肪・高たんぱくな「鶏むね肉」は、家計を支えるママの強い味方! ただ、脂肪が少ないので、パサパサになりがちなのがネックですよね。

そこで、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する阿部料子さんに、鶏むね肉を柔らかくジューシーに仕上げるコツとレシピを教えてもらいました。

「ブライン液」で柔らかくするハーブチキン

まずは、プロの料理人が肉料理を作る際に使う「ブライン液」を応用したハーブチキンの作り方を紹介します。水に塩と砂糖を入れて作る「ブライン液」は、お肉の表面をコーティングして水分を中に閉じ込めるため、お肉が固くなるのを防ぐ効果があります

【材料(4人分)】

・鶏むね肉 2枚
・こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ1/2

<ブライン液>
★水 100cc
★塩 5g(※5%の塩水にすることが重要)
★砂糖 5g
・お好みのハーブ 大さじ1〜適量 
(※ローズマリーやローリエ、ドライバジル、ドライパセリなど)

【作り方】所要時間:40分(漬け込む時間1時間)

1. 最初にブライン液を作る。★を混ぜてお好みのハーブを加えて、鶏むね肉を1時間漬け込む。


2. 天板にクッキングシートを敷いて、水気を拭き取った鶏むね肉を並べる。

3. こしょうを振ってオリーブオイルをまぶす。

4. 220℃に加熱したオーブンで15分焼く。

5. オーブンの温度を200℃に下げて、15〜20分焼いたら出来上がり。

そのままでもおいしいですが、サラダにトッピングして「ハーブチキンサラダ」にするのもオススメ。ブライン液に漬け込んで1日保存してから焼くと、よりジューシーになりますよ


鶏むね肉とほうれん草のチーズパスタ

低脂肪・高たんぱくの鶏むね肉は、筋肉づくりに最適な食品です。鉄分が豊富なほうれん草とカルシウムが豊富なチーズと組み合わせて、成長期の子どもに必要な栄養素をワンプレートでとれる1品を紹介します。

【材料(4人分)】

・鶏むね肉 300g
・ほうれん草 1束
・スパゲティ 300g
・オリーブオイル 小さじ1
★豆乳 2カップ
★昆布茶 小2
★塩・胡椒 少々
★パルメザンチーズ 大2

【作り方】所要時間:10分

1. ほうれん草は3cm程度に、鶏むね肉は一口大に切る。

※鶏むね肉には、写真の矢印の方向に繊維があるので繊維を断ち切るようにカットする

2. スパゲティを茹でる(パッケージに記載されている茹で時間で)。

3. フライパンで鶏むね肉を炒める。★をすべて加えてひと煮立ちさせたら、スパゲティを加えて混ぜ合わせる。

4. お皿に盛ってパルメザンチーズをかけたら出来上がり。

鶏むね肉の筋が残っていると、肉が硬く、バサバサした食感になるので、鶏むね肉をカットする際は繊維を断ち切るようにするのがジューシーに仕上げるポイントです。


スパイシーパインソースのチキングリル

最後に、定番のチキングリルを玉ねぎと塩こうじを使って柔らかくジューシーに仕上げるレシピを紹介します。フルーツを使って甘く仕上げた夏らしいテイストのソースは、子どもにも人気です。大人用には、カレー粉やガラムマサラを加えて調整してみてください。

【材料(4人分)】

・鶏むね肉 2枚
★玉ねぎ(すりおろし) 1/4個
★塩こうじ 小さじ1
★パイン缶液 50cc
・オリーブオイル 大さじ1
・パイン缶 2切れ
・白ワイン 50cc
・カレールウ 大さじ1
・水 50cc
・塩 少々
・こしょう 少々
・パプリカ(赤)飾り用

【作り方】所要時間:40分

1. 鶏むね肉の皮に切れ目を入れる。

2. 荒みじん切りにしたパインに★を加えて、鶏むね肉とよく揉んで20分おく。つけ汁は取っておく。

3. フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏むね肉の皮目を下にして中火で焼く。皮目に焼き色がついたら裏返して、白ワインとパプリカを加える。蓋をして7〜8分蒸し焼きにする。

取り出して食べやすい大きさに切ったら、お皿に盛り付ける。

4. 同じフライパンにとっておいたつけ汁と水、カレールウを加えて、塩・こしょうで調え、とろみがでてきたら火を止める。

5. 3のチキンに4をかけ、お好みでパプリカを飾る。

今回のように缶詰を使用した場合は別ですが、パイナップルにはお肉を柔らかくする酵素(ブロメリン)が入っているので、塩こうじとあわせて使用することでより効果が期待できます

脂身の多い牛肉や豚肉と比べて、鶏むね肉は内臓への負担が少なく消化が良いので、風邪気味で胃腸の調子が良くないときにもおすすめです。ぜひ記事を参考に作ってみてください。

お話を聞いたのは…

  • 阿部 料子さん(食育離乳食料理家・エスキッチン食育サポーター)

    両親の営む料理屋の娘に生まれる。認可保育園栄養士を5年勤め結婚。 現在は、主婦業双子育児をしながら家業の農業と料理屋を経営。 食育離乳食料理家とし、保育園幼稚園給食指導。キッズアスリート食事指導。離乳食指導。レシピ作成。料理を通して子どもの「自信」を共に育むエスキッチンの食育サポーターとしても活動中。

  • エスキッチン

ライター紹介

いこーよ編集部

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